Categoryオランダ
あの作品はどこに?オランダで行くべき美術館&博物館はこれだっ!
世界有数のアート大国、オランダ。ゴッホにフェルメールにレンブラントなど、日本人もよく知っている画家たちも実は皆、オランダ出身なのです。九州ほどの面積しかないオランダですが、有名な美術館や面白い博物館がたくさん!アートが大好きな人は必見です!
この記事に登場する専門家
オランダ在住トラベルライター
あゆみん
知られざるアート大国・オランダ
日本との時差がマイナス8時間、オランダからこんにちは!トラベルライターのあゆみんです。みなさんは、オランダと聞いて何をイメージしますか?
風車をバックにチューリップがそよ風に吹かれて揺れる・・・そんな牧歌的な国・オランダは、ゴッホやレンブラント、フェルメールなど、世界に名だたる画家を多く排出してきた国でもあります。
また、近代ではシンプルかつ合理的なデザインが特徴の「ダッチデザイン」の概念を創出し、デザインの世界に新たな潮流をもたらすなど、あのフランスに勝るとも劣らないアート大国なのです。
ここでは、そんなオランダの数ある美術館・博物館の中から、特に優れた施設をエリア別に厳選してご紹介します!!
※営業日や開館時間は変更の可能性がありますので必ず公式HPでお確かめください。
♩有名な美術館・博物館が目白押し!アムステルダムエリア
オランダの首都でもあり、毎年多くの観光客で賑わうアムステルダム。このエリアは美術館・博物館が群雄割拠する最も押さえておきたいエリアです。今回ご紹介するのは以下の4施設。
①アムステルダム国立美術館
②ゴッホ美術館
③アンネフランクの家
④モコミュージアム
オランダ美術館・博物館①アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)
オランダ最大級かつ最も有名なのがこのアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)。200以上の展示室と100万点を越えるコレクションが収められており、全て見て回るのに丸1日はかかるほど。
そんな数ある収蔵品の中でも最も有名なのが、縦3.63 m、横4.37 mの超大作、レンブラントの『夜警』。実はこの作品、2019年7月のまさに今から修復作業に入りますが、ご安心ください。修復期間中は、なんと来場者の前で公開作業を行うらしく、プロによる名画の修復という貴重な仕事が見れる機会でもあります。
しかも今年2019年は、レンブラントの没後350年を記念して、彼の全コレクション約400点を一挙に展示する「All the Rembrandts of the Rijksmuseum」展が開催されており、ますますこの美術館から目が離せません。
そして、日本人もよく知るフェルメール作『牛乳を注ぐ女』の本物がご覧いただけるのもここ、アムステルダム 国立美術館です。
詳細情報
住 所:Museumplein/Museumstraat 1 1071 CJ Amsterdam
電 話:+31 (0) 20 6621 440
入館料:大人 € 20 (ネット予約なら € 19 )、18歳以下は無料
開館時間:毎日9:00~17:00
オランダ美術館・博物館②ゴッホ美術館(Van Gogh Museum)
彼の名を知らない人はいないほど、日本でもよく知られている世界的画家、フィンセント・ヴァン・ゴッホ。その彼の作品を一堂に集めたのがゴッホ美術館(Van Gogh Museum)です。色覚異常だったと言われているゴッホ。青と黄の色遣いが特徴的で、躍動感溢れる作品の数々は必見です。
彼の作品で特に有名なのが『ひまわり』。南フランス滞在中に描いたとされ、寒冷で曇天の多いオランダで育った彼から見れば、太陽が燦々とふりそそぐ南仏に咲く向日葵は、さぞかしエネルギッシュに映ったことでしょう。
住 所:Museumplein 6 1071 DJ Amsterdam
電 話:+31 (0)20 570 52 00
入館料:大人 € 19(入館料のみ)、17歳以下は無料
開館時間:毎日9:00~17:00
※注意点※
ネットで事前予約をしないと当日入館できないシステムになっています。行かれる際は必ずこちらから事前にご予約ください(日本語で予約可)。
<ゴッホ好きなあなたにオススメ>
アムステルダムから南へずっと下ったところにあるオランダ第5の都市、アイントホーフェン(Eindhoven)近郊にある小さな町、ヌエネン(Nuenen)。ゴッホゆかりの地であるこの町は、『じゃがいもを食べる人々』など、今も彼の描いた建物や風景が当時のまま残されており、町全体が屋外博物館になっています。
オランダ美術館・博物館③アンネフランクの家(Anne Frank Huis)
20世紀最悪の独裁者、ヒトラーによるユダヤ人大虐殺。少女、アンネ・フランクもその犠牲者の一人でした。苦しい生活の中でも一縷の希望を抱きながら毎日綴った『アンネの日記』の原本が、彼女が実際に生活していた屋根裏の隠し部屋とともに展示されています。
詳細情報
住 所:Westermarkt 20 1016 DK Amsterdam
電 話: +31 (0)20 556 7105
入館料:大人 € 10.50、10〜17歳は€ 5.50、0〜9歳は€ 0.50
開館時間:4/1〜11/1は平日9:00〜22:00(ただし、5/30〜9/1は平日8:30〜22:00)、11/1〜4/1は平日9:00〜19:00、土曜は9:00〜22:00
※注意点※
あらかじめ、こちらから事前予約するのをおすすめします。人気施設のため、予約しないと長蛇の列に何時間も並ぶことになります。
オランダ美術館・博物館④モコミュージアム(Moco Museum)
一風変わった名前をしていますが、その実態は現代アート専門の美術館。ここの目玉はなんといっても、イギリスを拠点に活動する匿名のストリート・アーティストBankcy(バンクシー)の作品たち。今、世界中で脚光を浴びる彼の貴重な作品が展示されており、Bankcy好きにはたまりません。
詳細情報
住 所:Honthorststraat 20, 1071 DE Amsterdam
電 話: +31 (0) 20 370 1997
入館料:大人 € 15、16〜17歳または学生は€ 12.50、10〜15歳は€ 9.50、10歳以下は無料
開館時間:日〜木は9:00〜20:00、金土は9:00〜21:00
♩個性派ぞろいのデン・ハーグエリア
政治の中枢機能を担うオランダ第3の都市、デン・ハーグ(Den Haag)。平和宮や国際司法裁判所など、歴史的な観光スポットが多く集まるこの街は、美術館・博物館も個性的なものが目立ちます。ここでは4施設をご紹介。
①マウリッツハイス王立美術館
②マドローダム
③エッシャー・イン・ヘット・パレイス
④パノラマ・メスダフ美術館
オランダ美術館・博物館①マウリッツハイス王立美術館(The Royal Picture Gallery Mauritshuis)
日本人が最も好きな絵画の一つ、フェルメール作『真珠の耳飾りの少女』の実物が展示されているのがここ、マウリッツハイス王立美術館(The Royal Picture Gallery Mauritshuis)。
残念ながら今後、この作品の貸し出しは一切行われないらしく、もう日本では二度とお目にかかれないので、行かれた方はぜひ、この憂いをたたえた少女の見返り姿をしっかりと目に焼き付けてきてください。
こちらはレンブラントの『テュルプ博士の解剖学講義』。タイトルは知らずとも見たことがある人も多いのではないでしょうか。
詳細情報
■マウリッツハイス王立美術館(The Royal Picture Gallery Mauritshuis)
住 所:Plein 29, 2511 CS Den Haag
電 話: +31 (0) 70 302 3456
入館料:大人 € 15.50、19歳以下は無料
開館時間:月は13:00〜18:00、木は10:00〜20:00、火・水・金・日・土は10:00〜18:00
オランダ美術館・博物館②マドローダム(Madurodam)
マドローダム(Madurodam)は、オランダにある歴史的な建物や有名な観光スポットを、25分の1サイズに縮小して再現しているミニチュアワールドです。ここはおそらく、世界で最も効率よくオランダの観光名所を見て回れる所ではないでしょうか。
詳細情報
住 所:George Maduroplein 1, 2584 RZ Den Haag
電 話: +31 (0) 70 416 2400
入館料:€ 19.50、2歳以下は無料
開館時間:毎日9:00〜20:00
オランダ美術館・博物館③エッシャー・イン・ヘット・パレイス(Escher in het Paleis)
真面目に見れば見るほど狐につままれたような感覚になるエッシャーの作品。実は彼もオランダゆかりのアーティストの一人です。「視覚の魔術師」と呼ばれた摩訶不思議な作品の数々を間近でご覧あれ。
詳細情報
■エッシャー・イン・ヘット・パレイス(Escher in het Paleis)
住 所:Lange Voorhout 74, 2514 EH Den Haag
電 話: +31 (0) 70 427 7730
入館料:大人 € 10、7〜15歳は € 6.50、6歳以下は無料
開館時間:火〜日は11:00〜17:00(月曜定休、最終入場は閉館時間の30分前)
オランダ美術館・博物館④パノラマ・メスダフ美術館(Panorama Mesdag)
パノラマ・メスダフ美術館(Panorama Mesdag)も一風変わった美術館として知られています。中に入ると、大パノラマ画が来場者を360°囲むように覆い、まるで自分自身がその場にいるような感覚になります。ハーグから西へすぐのところにあるオランダ一のリゾート地、スケベニンゲンビーチがまだのどかな漁村だった19世紀後半頃の様子が見て取れます。
詳細情報
■パノラマ・メスダフ美術館(Panorama Mesdag)
住 所:Zeestraat 65, 2518 AA Den Haag
電 話: +31 (0) 70 310 6665
入館料:大人 € 10、7〜15歳は € 6.50、6歳以下は無料
開館時間:月〜土は10:00〜17:00、日曜・祝日は11:00〜17:00(12/25、1/1は休館)
♩未来的かつ都会的な港町、ロッテルダムエリア
オランダ第2の都市、ロッテルダム。港湾都市でもあるロッテルダムには、街の雰囲気にぴったりのダッチデザインの建物や未来的なアートがたくさん。ここでは特に見ておきたいものを2つご紹介。
①ボイマンス・ヴァン・べーニンゲン美術館
②キュービックハウス
オランダ美術館・博物館①ボイマンス・ヴァン・べーニンゲン美術館(Museum Boijmans Van Beuningen)
ボイマンス・ヴァン・べーニンゲン美術館(Museum Boijmans Van Beuningen)は、ブリューゲル作『バベルの塔』をはじめ、マグリットやダリなどのシュルレアリスムを含む、中世ヨーロッパから近代美術までを幅広く展示するオランダで最も有名な美術館の一つです。
残念ながら今年2019年5月から改修工事が行われるため、2025年までの間は一時閉館するようですが、その作品一部はロッテルダム近郊の7つのミュージアム(※)で引き続き、展示されるそうです。
※税と税関の博物館、シャボット美術館、クンストハル美術館、ロッテルダム海洋博物館、ロッテルダム博物館、スキーダム市立美術館、ワールドミュージアム
詳細情報
■ボイマンス・ヴァン・べーニンゲン美術館(Museum Boijmans Van Beuningen)
住 所:Museumpark 18, 3015 CX Rotterdam
電 話: +31 (0)10 441 9400
※現在改修工事のため、2019年7月現在閉館中
オランダ美術館・博物館②キュービックハウス(Kubuswoningen)
Rotterdam Blaak(ロッテルダム ブラーク)駅前にある、黄色い立方体がいくつも組み合わ去ったキュービックハウス(Kubuswoningen)もまたここの名物。オランダの建築家、ピエト・ブロムによって設計されたユニークな家ですが、気になるその内側は見学ができるようになっています。
詳細情報
住 所:Overblaak 70, 3011 MH Rotterdam
電 話:+31 (0)10 4142285
入館料:大人 € 3、学生または65歳以上は € 2、12歳までは € 1.50
開館時間:毎日10:00〜18:00
♩ミッフィーゆかりの地、ユトレヒトエリア
毎年多くの日本人観光客が訪れるオランダ第4の都市、ユトレヒト。ここは日本人にも馴染深いキャラクター、ミッフィー(現地ではナインチェ)誕生の地としても有名です。ここでは、そんなユトレヒトにある美術館・博物館を3つご紹介します。
①ナインチェ博物館とユトレヒト中央美術館
②シュレーダー邸
オランダ美術館・博物館①ナインチェ博物館(Nijntje Museum)とユトレヒト中央美術館(Centraal Museum)
ナインチェ博物館(Nijntje Museum)は、小さな子供に大人気。館内には、いかにも子供が喜びそうな仕掛けがふんだんに施されており、連日子供連れのお客さんで賑わいます。ミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナについてもっと知りたい方はぜひ、彼のアトリエや制作風景を見ることができるユトレヒト中央美術館(Centraal Museum)もあわせてご覧ください。ナインチェ博物館とのセット券も販売されています。
詳細情報
住 所:Agnietenstraat 2, 3512 XB Utrecht
電 話:+31 (0)30 236 2399
入館料:大人も含む7歳以上は € 6、2〜6歳は € 9.50、1歳以下は無料
開館時間:火〜日の10:00〜17:00
休館日:毎週月曜、12/25、1/1、4/27(オランダ国王の日)
※ただし、イースターマンデー(2020年は4/13)、ホワイトマンデー(2020年は6/1)は開館
住 所:Agnietenstraat 1, 3512 XA Utrecht
電 話:+31 (0)30 236 2362
入館料:大人 € 14、13〜17歳は € 6、12歳以下は無料
開館時間:火〜日の11:00〜17:00(毎月第一木曜は、21:00まで開館)
休館日:毎週月曜、12/25、1/1、4/27(オランダ国王の日)
※ただし、イースターマンデー(2020年は4/13)、聖霊降臨祭(2020年は5/31)、ボクシングデー(毎年12/26)は開館
オランダ美術館・博物館②シュレーダー邸(Rietveld Schröderhuis)
建築デザインが好きな方は、世界遺産にも登録されているシュレーダー邸(Rietveld Schröderhuis)を訪れてみてください。一見、モダンでスタオリッシュなデザインではあるものの、ごく普通の家にうつります。でもこれが、100年も前の時代につくられた建物と言われれば誰もがきっと驚くでしょう。その斬新なデザインは、21世紀の現代でさえ十分先進的に見えます。ガイドツアーとともに驚きの内部をご覧あれ。
詳細情報
■シュレーダー邸(Rietveld Schröderhuis)
住 所:Prins Hendriklaan 50, 3583 EP Utrecht
電 話:+31 (0)30 236 2310
入館料:18歳以上の大人 € 17、13〜17歳は € 9、12歳以下は € 3
開館時間:火〜日の11:00〜17:00(4〜10月の金曜は21:00まで)
※ツアーは、火〜日の11:00、12:00、14:00、15:00、16:00に始まります
※4月〜9月のみ、金曜の17:00、18:00、19:00、20:00もツアーを開催
♩まだまだある!他エリアの行くべき美術館・博物館あれこれ
①クレラー・ミュラー美術館 ーネイメーヘン
②フローニンゲン美術館 ーフローニンゲン
③ロイヤルデルフト工房 ーデルフト
④シーボルト博物館 ーライデン
⑤ブックハンデル・ドミニカネン ーマーストリヒト
⑥アーネム野外博物館 ーアーネム
⑦キンデルダイクの風車群 ーキンデルダイク
オランダ美術館・博物館①クレラー・ミュラー美術館(Kröller-Müller Museum)ーネイメーヘン
広大な敷地面積を誇る、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園の中にひっそりと佇むクレラー・ミュラー美術館(Kröller-Müller Museum)。公共交通機関ではアクセスしにくいものの、行くだけの価値はアリ!なんといってもこの美術館は、アムステルダムに継ぐゴッホ作品の多い美術館として知られているだけでなく、ピカソやルノワール、モネといった歴史に名を残す画家たちのコレクションが勢揃い。ゴッホの『夜のカフェテラス』が見れるのもここ。
詳細情報
■クレラー・ミュラー美術館(Kröller-Müller Museum)
住 所:Houtkampweg 6, 6731 AW Otterlo
電 話:+31 (0)318 591 241
入館料:大人 € 19.90、6〜12歳は € 10、6歳以下は無料(公園の入場料金も含む、美術館だけの金額設定はなし)
開館時間:火〜日、祝日の10:00〜17:00(毎週月曜、1/1)
※オランダの祝日は、復活祭・キリスト昇天祭・聖霊降臨祭・クリスマス・4/27国王の日、5/5解放記念日
オランダ美術館・博物館②フローニンゲン美術館(Groninger Museum)ーフローニンゲン
フローニンゲン美術館(Groninger Museum)は、外観もさることながら内部のデザインも凝った美しい美術館です。古今東西、様々な時代の美術品が集められており、ユニークな企画展も定期的に開催されるなど見応え十分。
詳細情報
住 所: Museumeiland 1, 9711 ME Groningen
電 話:+31 (0)50 366 6555
入館料:大人 € 15、18歳以下は無料
開館時間:火〜日の10:00〜17:00(毎週月曜、12/25、1/1は休館)
オランダ美術館・博物館③デルフト陶器工房(Royal Delft)ーデルフト
オランダの伝統工芸品で最も有名なのがデルフト焼き。デルフト・ブルーと呼ばれる深く美しい青の色彩は、派手すぎず控えめすぎない、おもてなしの食卓を飾るのにぴったり。デルフト陶器工房(Royal Delft)では、職人が実際に絵付けを行う過程が見学できます。また、ミュージアムショップはここでしか手に入らないものがたくさん。その可愛らしいラインナップは、きっとお土産に喜ばれるでしょう。
詳細情報
住 所:Rotterdamseweg 196, 2628 AR Delft
電 話:+31 (0)15 760 0800
入館料:大人 € 14、12歳以下は無料
開館時間:月〜日の9:00〜17:00(毎週月曜、12/25と26、1/1は休館)
オランダ美術館・博物館④日本博物館・シーボルトハウス(Japanmuseum SieboldHuis)ーライデン
ライデンは、街を歩けば松尾芭蕉の俳句が壁に日本語で書かれていたり、日本語学科のあるライデン大学があったりと、オランダの中で最も日本にゆかりのある街ではないでしょうか。鎖国の時代にあっても、日本が唯一交易を続けていたオランダ。昔から特別な関係を築いてきた私たちの歴史がここ、日本博物館・シーボルトハウス(Japanmuseum SieboldHuis)では学ぶことができます。
詳細情報
■日本博物館シーボルト博物館(Japanmuseum SieboldHuis)
住 所:Rapenburg 19, 2311 GE Leiden
電 話:+31 (0)71 512 5539
入館料:大人 € 8.50、13〜17歳は € 5、12歳以下は無料
開館時間:火〜日の10:00〜17:00(毎週月曜、1/1、4/27国王の日、10/3、12/25は休館)
オランダ美術館・博物館⑤ブックハンデル・ドミニカネン(Boekhandel Dominicanen)ーマーストリヒト
ドイツとベルギーの国境にほど近いオランダ最南端の都市、マーストリヒト。ここには、イギリスのガーディアン紙「世界で最も美しい本屋」に選ばれた書店、ブックハンデル・ドミニカネン(Boekhandel Dominicanen)があります。昔の教会を本屋としてそのまま利用しており、ひとたび中に足を踏み入れば、その開放感と美しくアーチを描く天井部分のゴシック建築に圧倒されることでしょう。
詳細情報
■ブックハンデル・ドミニカネン(Boekhandel Dominicanen)
住 所:Dominicanerkerkstraat 1, 6211 CZ Maastricht
電 話:+31 (0)43 410 0010
開館時間:月の10:00〜18:00、火・水・金・土の9:00〜18:00、木の9:00〜21:00、日の12:00〜18:00
オランダ美術館・博物館⑥アーネム野外博物館(Arnhem Openluchtmuseum)
ヨーロッパミュージアム大賞の受賞歴のあるアーネム野外博物館(Arnhem Openluchtmuseum)。広い敷地内には、昔ながらのオランダの住まいや風車など、100年前のオランダ人の暮らしぶりがわかる村が再現され、大人から子供まで楽しめる体験型の屋外博物館となっています。
広大な敷地内にはレトロな路面電車が走っており、目的地まで楽チンに辿り着けます。
詳細情報
■アーネム野外博物館(Arnhem Openluchtmuseum)
住 所: Hoeferlaan 4, 6816 SG Arnhem
電 話:+31 (0)26 357 6111
入館料:13歳以上 € 19.50、4〜12歳は € 16,50、3歳以下は無料(ただし、3/29〜10/27の料金、それ以降は未定)
開館時間:毎日10:00〜17:00
オランダ美術館・博物館⑦キンデルダイクの風車群(Kinderdijk molens)
最後の締めくくりは、オランダが誇る世界遺産、キンデルダイクの風車群(Kinderdijk molens)。これほどの数の風車がまとまって現存するのは世界でもここだけで、大空の下、19基の風車の羽根が一斉に風を受けて回る様子は圧巻です。
風車の中はちょっとした展示館になっており、先祖代々、家宝である風車を大切に管理しながら、中を住まいとして暮らしていた当時の様子がそのまま残されています。
詳細情報
■キンデルダイクの風車群(Kinderdijk molens)
住 所:Nederwaard 1 2961 AS Kinderdijk The Netherlands
電 話:+31 (0)78 6912830
入館料:13歳以上 € 8、子供 € 5.5、3歳以下は無料
開館時間:毎日9:00〜17:30
お気に入りの美術館・博物館を探して
古きものを大事にしながら新しいアイデアを躊躇なく取り入れていくスタイルのオランダ。そんな柔軟な風土が根付いているからこそ、今も昔も人々をあっと驚かせるような作品を多数、この世に送り込んできたゆえんなのかもしれません。あなたもオランダに来ればきっと何かのインスピレーションが生まれるはず。お気に入りの美術館や博物館を見つけてみてはいかがでしょうか。