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スリランカといえば紅茶!美味しいブランド3選とティーサロン3選などご紹介!
スリランカという国名になじみのない方でも、セイロンティーの名は聞いたことがあるのではないでしょうか?“セイロン”はスリランカのかつての名称で、国土の島の名でもあります。 19世紀に栽培開始され、今では輸出量で世界第一位のセイロンティーについて、ご紹介します!
この記事に登場する専門家
スリランカ在住WEBライター
たら・みどり
世界トップクラスのセイロンティー
こんにちは!スリランカ在住WEBライターたら・みどりです。
スリランカのお土産として必ず挙げられるセイロンティー。小さな島国で生産されるその量は、インドに次いで世界第2位!というすごさ。さらに輸出量は世界一で、セイロンティーの人気とその美味しさがうかがえます。
地元の人たちの憩いのお茶、旅行者たちを魅了する香りと味、語りつくせない魅力のセイロンティーについて、ぜひ押さえておきたいポイントをご紹介します。そしてあなただけのお気に入りの一品を、ぜひ見つけてください!
スリランカの紅茶=セイロンティーの特徴
セイロンティーの特徴は、色・味・香りの3つの要素のバランスが良いことです。癖がなく飲みやすいため、人気です。これには、スリランカの地理と気候が大きく関わっています。
スリランカ高地の熱帯モンスーン気候により、湿度や気温が絶妙に働いて、美味しい紅茶が作られるのです。
セイロンティーの生産量
スリランカ全体での紅茶の生産量は年間24万トン以上。そのうち96%は海外へ輸出されています。
またスリランカは、ティーバッグを初めて商品に取り入れた国でもあります。
セイロンティーの歴史
スリランカといえば紅茶!というほどに、スリランカの物産として有名な紅茶。セイロンティーの名でも親しまれているスリランカの紅茶の歴史は、イギリス植民地時代から始まります。
日本で有名なリプトンティーも、イギリス植民地時代に開発されたスリランカの茶葉のブランドです。
多くのブランドを持つスリランカの紅茶について、その歴史をご紹介します。
イギリス植民地時代に開拓された紅茶産業
スリランカに紅茶の樹木の種アッサムが持ち込まれたのは、イギリス植民地時代の1839年です。商業的な栽培のためには、当時の東インド会社(インド)を通じアッサムとカルカッタから持ち込まれました。
その後には、中国からも紅茶の樹が持ち込まれています。この2種のチャノキから、スリランカの紅茶セイロンティーが栽培されていきます。
1796年にスリランカを植民地としたイギリスは、それ以後スリランカをコーヒーの産地としていましたが、1860年代にコーヒーは「さび病菌」により栽培が衰退していきました。
こうした時代に、当時コーヒー栽培のためにスリランカにやってきていたスコットランド人のジェームス・テイラーは、1867年よりスリランカで紅茶の栽培を試み始めます。
“セイロンティーの父”:ジェームス・テイラー
ジェームス・テイラー(James Taylor, 1835~1892年)は生涯をかけ紅茶葉の栽培と研究に尽力しました。
製茶のための機械や工場も作り、セイロンティーを世界で有名にしたのがテイラーなのです。その功績からテイラーは、「セイロンティーの父」「紅茶の神様」と呼ばれています。
現在でも、キャンディの郊外にある紅茶博物館“セイロン・ティー・ミュージアム”では、彼の偉業が展示されています。
“リプトン紅茶”の産みの親:サー・トーマス・リプトン
日本でも有名なブランド“リプトン”の生みの親であるサー・トーマス・リプトン(Sir Thomas Lipton, 1848~1931年)。
彼は1890年にスリランカに上陸すると、ハプタレーに広大な土地を購入し、インドのアッサム種の栽培を始めました。リプトンは紅茶葉をブレンドし、さわやかな風味の紅茶を作り人気になります。
イギリス本国でもヴィクトリア女王より王室御用達の紅茶とされ、世界中で有名になりました。
セイロンティーの産地と特徴
その後、各地で茶葉が栽培され始め、産地による味の違いも楽しまれるようになりました。
標高の高い山間部で栽培される「ハイグロウン」、低地で栽培される「ローグロウン」、その中間の「ミディアムグロウン」。
各地域の紅茶の違いは、標高が高いほど茶葉の味も色も軽くなり、低いほど茶葉の色も味も濃くなります。
それぞれの代表的な産地と特徴は、以下の通りです。
高地栽培の紅茶(ハイグロウン・ティー)
標高4000フィート(約1219m)以上の土地で栽培される紅茶で、代表的な産地は、/ ウバ(Uva)、ヌワラエリア(Nuwara Eliya)、ディンブラ(Dimbula)です。
ライトなテイストで日本人好み。香り高く、高級茶が多いのが特徴です。
中高地栽培の紅茶(ミディアムグロウン・ティー)
低地と高地の中間程度の標高2000~4000フィート(約609~1219m)の土地で栽培される紅茶です。代表的な栽培地は、古都としても有名なキャンディ(Kandy)です。
味も香りもほどよくバランスが良い紅茶。芳香な香りと程よいコクがあるのが特徴です。
低地栽培の紅茶(ローグロウン・ティー)
標高2000フィート(約609m)以下の土地で栽培される紅茶で、代表的な産地はルフナ(Ruhuna)です。
(写真上)パルシックによるルフナ紅茶の栽培。大規模プランテーションではなく、小規模生産者による栽培が、ルフナ紅茶の特徴です。
ルフナなどローグロウンの紅茶は濃い味のため、ミルクティーで飲んだり、お砂糖を入れて甘くして飲むのにも適しています。
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セイロンティーのおすすめブランド
①“ディルマ(Dilmah)”
1988年に創業したディルマは、それまで大規模プランテーションによって製造されていたセイロンティーを、同一の茶畑と工場でパックまで行う製法に変換した画期的なブランドです。
また、植民地時代からイギリス資本で行われていた紅茶製造の流れの歴史の中で、生産者であるスリランカ人による所有と運営に乗り出した点でも画期的です。
環境保護にも配慮した紅茶作りは「倫理的な紅茶」として評価され、創始者のメリル・J・フェルナンド氏は、2015年、ノーベル賞の「平和のためのビジネス賞(the Business for Peace Award)」を受賞しました。
こうした社会と消費者への貢献は、ディルマの紅茶の評判と、真に美味しいその品質で証明されています。
ディルマの紅茶はスーパーでも手ごろな価格で購入できますが、その薫り高さと美味しさは、保証できます!個人的な印象ですが、日常的に飲用できる価格での紅茶としては、とにかく香りが良いという印象です。味も濃すぎず薄すぎず、程よいバランスがあります。香りづけされていない茶葉としては、筆者が最も好きなブランドです!
上の写真は、筆者が日常的に飲用しているディルマの「プレミアム・セイロン・ティー」。100gで165LKR(約98円:2019年9月現在)というお安さ。細かい茶葉が袋にそのまま入っていて贈答用としてはあまり見栄えはよくありませんが、味はこれでも逸品!
ストレートティーはもちろん、お砂糖を入れたりミルクティーを入れても十分楽しめる味です。また、各種フレーバーつきのティーも上品なほどよい香りづけでオススメです。(写真上)レモン、ストロベリー、ジンジャー、ミントなど、各種の気の効いたフレーバーが取り揃えられています。
ディルマの紅茶が買える場所
・ディルマのティーサロン“The t-Lounge by Dilmah”(コロンボ/ニゴンボ) - 以下記事中に詳細記述
・スリランカ各地のスーパーマーケット(Keells super, Food Cityなど)
・バンダラナイケ国際空港内 Dilmah のお店
Pure Ceylon Tea | Best Ceylon Tea Brand | Dilmah Tea Official Website
The pure Ceylon Tea brought to you by Dilmah is rich in taste and goodness. This world renowned company was established by the esteemed teamaker Merrill J. Fernando.
www.dilmahtea.com
②“マブロック(Mabroc)”
マブロックの紅茶は、スリランカ国内のスーパーなどではほとんど見かけません。高級茶で、主に輸出用になっています。
特にオススメは、天然の香料で香りをつけたフレーバー・ティー。紅茶本来の味もすばらしいことに加え、他にはない自然で薫り高い香りが味わえます。
上の写真は、マブロックの一押し「1001 Nights」の茶葉。大きな葉にバラを乾燥したものがブレンドされています。筆者が10年来愛飲する一押しの紅茶です。
かぐわしいバラの香りがすばらしく印象的で、一度飲んだら忘れられない、他にはない体験になります!
筆者がマブロックのフレーバーティーと出会ったのは、2008年東京でのスリランカ・フェスティバルでのこと。友人オススメの紅茶として購入して飲んでビックリ!こんなに美味しい紅茶を飲んだのは初めてでした。それ以来、日本国内の代理店から購入し、いつも自宅に常備しています。上の写真は当時入手した缶入りのものですが、現在は箱のパッケージで販売されているようです。
かぐわしいバラの香りの「1001 Nights」以外にも、いくつかの印象的な茶葉が素敵な名前で販売されています。
実はこのマブロックブランドの茶葉を栽培している茶畑のひとつが、高地ヌワラエリヤの最も古い紅茶工場“ペドロ・ティー・エステート”です。この工場を訪れて敷地内のショップでマブロックを見つけたため、店員さんに質問してみると、「マブロックはうちの工場のブランド」とのこと。
実際、マブロック・ブランドの紅茶は、スリランカ国内の“Hayley”グループ傘下の47の茶畑、44の工場で作られています。
マブロックの紅茶は、ハイグロウン・ティーの薄い色味とかぐわしい香りが特徴です。この明るい色味は、まさにハイグロウン・ティーの特徴!
マブロックの紅茶が買える場所
・Pedro Tea Estate(Nuwara Eliya)内のショップ - 以下記事中に詳細記述
マブロックのオーソドックスなブラックティー(紅茶)やオススメの「1001Nights」などは、現在、Amazonや楽天などのネットショップでも購入できます。
【楽天市場】マブロック 1001ナイト エキゾチック・フレーバーティーバッグ 15P:FRESH ROASTER珈琲問屋 楽天市場店
。マブロック 1001ナイト エキゾチック・フレーバーティーバッグ 15P
item.rakuten.co.jp
Mabroc Tea
マブロック・ティー(公式サイト)
www.mabrocteas.com
ピュアセイロンティーのマブロック紅茶
本場スリランカ産の良質な茶葉のみで作られた「ピュアセイロンティー」。セイロン紅茶専門のMABROCだから引き出せたピュアな甘みと香りを、ぜひあなたにも。
www.mcfoods.co.jp
③“ムレスナ(Mlesna)”
お土産として購入するのに重宝するのがムレスナです。
各産地の茶葉を小さな箱のパッケージでセットにしたお品は、産地による飲み比べが出来て楽しいのです。セットにもなっていますが、1箱からでも購入できます。
お好みの産地があるなら、各産地ごとに少し大きめサイズのパッケージもあります。下は100g入りのパッケージ(ヌワラエリヤ)。
ムレスナの紅茶が買える場所
・ムレスナ・ティー・ファクトリー(コロンボ)
Sunethradevi Rd, Nugegoda, TEL:+94 112 696 348
・ムレスナ・ティー・センター(キャンディ)
36 Sri Dalada Veediya, Kandy, TEL:+94 812 228 626
・ムレスナ・ティー・フォートレス(キャンディ)
A1, Kiribathkumbura, TEL:+94 812 387 440
・ムレスナ・ティー・キャッスル(ヌワラエリヤ)
Devon Falls, A7, Nuwara Eliya, TEL:+94 512 244 028
・その他大手スーパーマーケット(Keells super, Food City など)
スリランカの移動手段と交通事情を在住者がお届け!ローカルの移動にチャレンジ! | Trip-Partner[トリップパートナー]
海外を旅行するとき、パッケージ旅行やツアーでない場合は、必ず悩んでしまうのが、移動手段とその利用方法です。初めての国で、日本とは違うシステムに戸惑うことも多々あるでしょう。事前にしっかり予習しておけば、ローカルの交通機関で旅をするのはとても楽しいものです!
trip-partner.jp
ティーサロンで紅茶を飲もう!
スリランカで紅茶を楽しむなら、ティーサロンに足を運ぶのも楽しいでしょう。紅茶ブランドが経営するティーサロンでは、ブランドの歴史や茶葉についての知識も得られ、また飲み比べもできるでしょう。
紅茶専門のお店で、のんびりと味わい高い紅茶を味わう贅沢は、素敵です!
おすすめのティーサロン(1)“The t-Lounge by Dilmah”(コロンボ)
紅茶ブランドのディルマが運営するティーサロン。ティーサロンとしてはとても有名で、コロンボに2店舗、ニゴンボに1店舗あります。
お料理やスィーツもオーダーでき、お土産の紅茶も購入できるのが重宝します。スィーツもドリンクも、他のお店にはないようなオリジナルでオシャレなものが多いです。
メニューが豊富ですが、タッチパネルでオーダーするのに戸惑う方もいるよう。分からない場合や、メニューについて相談したい場合は、店員さんに頼みましょう。
ミルクティーなどの紅茶はとても甘いという印象が多く、また値段もかなり張ります。ゆっくりくつろぐためというよりも、ガイドブックに出ているおしゃれな観光名所として訪れるのがよいでしょう。
もちろん、お土産の紅茶を買うためだけに訪れるのもオススメです。
t-Lounge by Dilmah | Experience Tea
Enjoy your favorite Dilmah Ceylon Tea with a variety of snacks, delicacies, and finger food at t-Lounge by Dilmah, one of the best places for tea in the world
www.dilmaht-lounge.com
t-Lounge by Dilmah at Chatham Street
Dutch Square Block B,62/2, Chatham Street, Colombo 1, Sri Lanka.
TEL:+81 (0)11 2 447168
営業時間:8:00~21:00
t-Lounge by Dilmah at Arcade Independence Square
Shop No. 4, Arcade Independence Square, Colombo 7, Sri Lanka.
TEL:+81 (0)11 2 662522
営業時間:8:00~21:00
t-Lounge By Dilmah by the Beach – Negombo
No. 112,Poruthota Road, Negombo, Sri Lanka.
TEL:+81 (0)31 2 272874
営業時間:8:00~21:00
おすすめのティーサロン(2)“ムレスナ・ティー・センター”(キャンディ)
ムレスナ・ティー・センター(Mlesna Tea Center)は、キャンディの目抜き通り「ダラダ・ヴィーディヤ」沿いにある紅茶店です。キャンディ・シティ・センター(KCC)の並びでKCCからごく近くにあります。キャンディの有名なレストラン「ベイクハウス」のちょうど向かい側です。
アーチ型の入り口が目立ちます。
1Fでは、高品質でお土産にも最適なきれいなパッケージの紅茶が購入できます。定員さんも数名いらして、ムレスナの紅茶のみでなく、紅茶についての一般的な質問にも答えてもらえます。
2Fはティーハウスで、落ち着いて美味しい紅茶が飲めます。いつ行ってもあまりお客さんは多くなく、目抜き通りにあるのに隠れ家のように落ち着けます。
筆者がこちらで何度か注文したのは、ポットでのBOPミルクティー。ポットにはストレートティー、ミルクやお砂糖は別に出していただけるので、ミルクティーとストレートティーを飲みたい2人でも注文できます。
ただし、ミルクティー用にかなり濃く淹れていれるため、軽めのハイグロウン・ティーの好きな筆者には、ストレートで飲むのはかなり厳しかったですが・・・。本来なら、ミルクティーとプレーンティーは別に注文したほうが、美味しくいただけるようです。
プレーンティーならポットでも160LKR(約95円:2019年9月現在)というお安さです。
ムレスナの紅茶は信頼できる高品質ですから、お茶をしたついでにお土産を購入できるのは、とても便利です!
Mlesna Tea Center (Kandy)
36 Sri Dalada Veediya, Kandy
Tel : +94 (0)812 228 626
営業時間:8:00~18:00(無休)
ティーファクトリーで製造工程を見学!茶畑見学と紅茶の勉強も!
紅茶についてもっと深めたいなら、茶畑とティーファクトリーを見学するのがおすすめ!
有名なヌワラエリヤには複数、見学できる工場があります。中央高地の都市キャンディの郊外にも、充実した展示を誇るティーミュージアムがあります。
“ペドロ・ティー・エステート(Pedro Tea Estate)”(ヌワラエリヤ)
ヌワラエリヤで最も古い伝統ある紅茶工場(茶畑)です。敷地の目の前までバスで行くことができます。
看板の端には「The World of Heyleys since 1878」とロゴが記載されており、上で紹介したブランド「マブロック」の茶葉の製造地でもあることがうかがえます。
残念なことに筆者が2019年に訪れたのはなんと4月の仏教暦新年。工場見学はお休みの日でしたが、通常は紅茶の製造過程が見学できます。
製造工程の見学ができなかったため、この建物を抜けて行くと、その先には茶畑を見下ろす場所にティーサロン兼ショップの建物が。目の前の茶畑は、こんな感じです。
建物の中には、紅茶についての説明のたて看板があったり、目の前の茶畑を見下ろせる眺めの良いテラスも。
ここで少し休み、こちらで作られた紅茶をいただきました(1杯50LKR:2019年9月現在約30円)。
この“黄金色”とも呼びたい美しい色合いは、まさにヌワラエリアのハイグロウン・ティーの特徴です!さわやかな味も、とても美味しかったです。
“セイロン・ティー・ミュージアム(Ceylon Tea Museum)”(キャンディ)
セイロン・ティー・ミュージアムは、キャンディ市の南の郊外ハンタナにあります。少し高台にある茶畑を兼ねたミュージアムで、キャンディの中心から、近郊バスですぐ目の前まで行けます。
ミュージアムはなんと5階建ての建物。高台へ小道を登ると、まずこの建物が見えてきます。入り口は、裏側へ回ったところにあります。
まず1Fの広いスペースには、紅茶製造のためのさまざまな機械が展示されています。なんと工場の稼動を電動で動かせるミニチュアがあり、スタッフの方がこれを動かしながら製造工程を説明してくれました。
上の階には、ジェームス・テイラーの時代からの貴重な品や多くの写真も展示されています。すべてじっくり見るのは半日~1日はかかりそうなくらいの量です!興味のある方なら、ここでじっくりと紅茶栽培の歴史が学べそうです。
さらに上の階にはティーサロンもあり、無料で紅茶を出してもらえます。紅茶代は入場料に含まれているようです。
出していただいた紅茶はこんな感じ。キャンディらしく、ほどよい味わいとコクのある紅茶でした(ティーポットのセットで出していただきました)。
ショップも併設されていて、この地域のオリジナル茶葉ブランドも購入できます。スーパーなどにはないブランドが購入できる貴重な場所です。
上は、キャンディアン・ダンサーをパッケージに配したキャンディで栽培された紅茶。お土産にも良さそうです。
Ceylon Tea Museum
P.O. Box 179, Hantane, Kandy, Sri Lanka.
TEL:+94 814 946 737 / 747 / 827
開館時間:(火~土)8:30~15:45、(日)8:30~15:00
休館日:月曜日、ポヤデー(満月の祝日)
紅茶をお土産に買うなら!ブランドを吟味できる紅茶局で
スリランカの紅茶は、産地やブランドによって本当にたくさんの種類があります。味の好みや、自宅使い・贈答用などのパッケージ違いも楽しい選択です。
さまざまな用途のお土産をまとめて購入したいなら、多くの品を扱うスリランカ紅茶局(Sri Lanka Tea Board)がオススメ。スリランカ紅茶局はスリランカ政府による国営ショップのため、品質についても安心です。扱っている紅茶は、すべて輸出用のクオリティです。
ストレート茶葉の他に、フレーバーティーも扱っています。また誰もが知っている有名メーカーだけでなく、新しいブランドなども随時扱っています。
また、超高級茶のゴールデンチップとシルバーチップも展示しています。
Sri Lanka Tea Board
No 574 Colombo - Galle Main Rd, Colombo
TEL:+94 112 587 814
開館時間:(月~土)9:00~19:00
休館日:日曜日
Sri Lanka Tea Board Official Web Site
Sri Lanka Tea Board Official Web Site
www.srilankateaboard.lk
スリランカの古都キャンディの観光名所まとめ!自然や花でリラックスできること間違いなし! | Trip-Partner[トリップパートナー]
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まとめ:セイロンティーを楽しむための心得!
スリランカの紅茶は、現地の庶民的な食堂で出されるごく安いものから、輸出用にしかほぼ扱われていない高級品まで、さまざまなブランドがあります。
ここでは、お土産品として購入しても十分喜ばれる高品質な紅茶をご紹介しました。
もしスリランカを旅行されるなら、こうした高級茶だけでなく、安い食堂で出されるミルクティー(キリテーと呼ばれる)や、ジャガリー(ココナッツの蜜の固形)をかじりながらのお茶を楽しむのも楽しい経験です。
ぜひ、いろんな場所で、様々なセイロンティーを味わってみてくださいね!
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ライター“たら・みどり”のスリランカ情報
たら・みどりさんのブログです。最近の記事は「バナナの花を見たことはありますか?~ドアを開けたら、そこにバナナの花が、こんにちは♪(画像あり)」です。
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