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アイルランドで危険なエリアは?経験者が治安・住みよさを徹底解説!
最近ラグビーの人気で注目を集めている国「アイルランド」。イギリスの隣に位置しているこの国は、英語圏で語学留学に行くにも良し!ワーホリでも良い国なのです! という事で今回は、アイルランドの『治安』について、基本情報から対策方法までまとめて紹介していきます。
この記事に登場する専門家
旅人/バイヤー
Hiro
アイルランドの治安基本情報
こんにちは、Hiro0721です。
今回は、海外旅行に行かれる方はもちろん、これからワーキングホリデーで行かれる方は特に気になる、アイルランドの『治安』について、独自の経験に基づいた情報を共有していこうと思います。
アイルランドの世界平和指数は世界12位
世界の163ヶ国内で各国ごとに、どれくらい平和であるか調査を行う世界平和指数(GPI Global Peace Index)というランキングでは、日本が9位に対してアイルランドは12位という結果に。
このランキングは、国内紛争や治安の悪化、軍事力強化など平和への不安要素が大きければ大きいほど、順位が下がるというもので、結果の通り平和と言われている日本とさほど変わらないとも言えます。
ですが、いくら世界的にみても平和という結果になったとしても、油断するのは禁物です。近年では2018年に、無差別に日本人男性がエジプト人に殺害されたというニュースも飛び込み、正直心配の方も多いかと思います。
無差別とはいえ、同じ日本人が日本から離れた所で被害にあってしまうのは、とても心苦しい経験だったと思います。
今回は、アイルランドで実際に被害が多い犯罪の種類と、実際に起こった経験をご紹介していきます。
アイルランドの犯罪の種類と実際にあったトラブルについて
こちらでは、よく起こりうる犯罪の種類と、実際に起こったトラブルを交えて、解説していきます。
最も多く被害が多い犯罪はスリや置き引き
アイルランドに住んでいる時には、一番多く被害話を聞いたのは、やはりスリや置き引きでした。最近の手口はとても巧妙で、海外に行った経験がある方なら分かるかと思いますが、道を歩いていると物乞い(ものごい)や"スペルチェンジ"といって、小銭をくれないか?など尋ねられます。その行為に気を取られて、スマートフォンやお財布を取られてしまうなど、そういったケースを耳にします。
また私の友人が実際に起こった経験として、仕事終わり何気もなく人通りが少ない夜道をスマートフォンをいじりながら、歩いており信号が赤だったため横断歩道で止まっていると、若い男性に急にスマートフォンを貸せと脅され、取られてしまった。そんな被害もあったそうで、やはり夜道は一人で歩かない方が良さそうです。
ドラッグ
また近年では、警察もかなり取り締まりが激しく規制してても、未だになくならないのがドラッグです。種類として一番多く見られるのがマリファナで、人通りから少し離れたところに、何もしなくて立っている人が実際に売っている人なので(普通に待ち合わせの方もいますが)、そういった人を見かけたら近寄らず避けて道を通りましょう。
売っている人の特徴として、キョロキョロ周りを気にしながら見ている、服装が少し汚い、タバコを常時吸っている、などこのような方々を見かけたら、距離をあけて避けて通るなど、なるべく近寄らないようにしましょう。
性犯罪
特に若い女性が、犯罪の被害に受けてしまうケース多く発生しています。
夜道を一人で歩いていて、不審者に突然後ろから抱きつかれたり、近年ではマッチングアプリなどが頻繁に利用されている事から、見知らぬ人と会う機会が多くなり、被害率も上がっているというのが現状です。
給料の未払い
最近は、ワーキングホリデーでアイルランドを訪れる外国人が多くなっている事から、それを利用しタダ働きで雇用するというケース多く耳にします。流れとしては、まず雇用主が働きたい方のどれくらい能力があるかを見たい、という風に言われ無給で働かされます。
ここまでは、そこまで珍しいことではないのですが(特に、飲食店等で働きたい方は、最初の3日間程度は研修という形で、無給で働くケースもあります。)、その無給期間が2週間と言われたという。その2週間後も、あなたの能力をもう少し見たいからという理由で、無給の研修期間が延長され、結果約1ヶ月もの間タダ働きをさせられたという事も起こっております。
アイルランドで、トラブルに巻き込まれる前に知っておきたい対策法
上記のことを踏まえて、それらのトラブルが起こる前に、知っておきたい対策をご紹介していこうと思います。
貴重品は必ず身から離さない(もしくは、持ち歩かない)
日本人にやってしまいがちな一例として、お店や図書館などへ行った際に席を確保する為に、荷物を置いてその場から離れてしまう事。これは絶対に海外ではやってはいけません。
特に、留学生に多いのがお友達図書館へ行き、トイレなどへ行く際カバンをそのまま席に置いたまま離れ、カバンごと盗まれてしまった。そんな話は稀ではありません。
図書館や公共の場は、誰でも出入りする為必ず席を離れる際は、貴重品やカバンごと携帯し体から話さずお持ちください。
特にパスポートなどは、留学生は常に所持していることが多いので、そういった場合はパスポート原本は安全な家などに置いておき、パスポートのコピーだけ財布などに入れておくと、カバンの中がかさばらずに済むのでオススメです!
夜道を歩かない(もしくは、避けて通る)
友達と遊んでいて時間を忘れ、気付けば夜遅くになってしまった!そんなことは多々あるかと思います。特に女性は、夜一人で歩くのは危険なので、必ずどなたか一緒に帰ってもらえる人を探したり(男性だとよりGOOD)、知り合いの人に車で送ってもらうなど、なるべく一人で夜道を歩くのは避けましょう。
もし、誰も連絡が付かなかったり、付いてきてもらえる人が見つからなかったら、タクシーで帰るようにしましょう。少し高くかもという風に考えてしまう方もいるかと思いますが、身を守る為にも安全を第一優先と考えて行動をとる方が良いと思います。
それでも、持ち合わせがなかったりした場合は、夜道を歩く前に事前に行く道をマップで調べて、車など人通りが頻繁な道を選んで、帰りましょう。
見知らぬ人と会う時は、必ず公共の場で
近年、マッチングアプリなどでオンライン上で出会った人と実際に交流をするということが、あるかと思います。また、"ランゲージエクスチェンジ"といって、日本人が相手に日本語を教える代わりに、相手に英語を教わり相手からはその逆をしてもらうという、お互いの語学を伸ばし合う交流が盛んに行われています。
もちろん、そういった交流は勉強の為にもなるので、いいことだと思うのですが、中には悪いことを考えている方もいるかもしれません。
なので、そういったオンライン上から個人的に直接会う場合には、必ずカフェや図書館など公共の場で会い、交流を深めましょう。
不安なことがあったら、予め聞く
特に、日本人の方がやってしまいがちなのが、不安なことや困っていることがあっても、恥ずかしがったり変に思い込んでしまい、尋ねることができない事。英語の語学学校のクラスでも、共通して言える事だと思いますが、黙っていたら自分が分からない事が伝わらないので、いつまで経っても問題解決にはなりません。
特に、仕事の面では例えば面接が通り、勤務先が決まったのはいいものの、研修として何週間も無給で働いているようじゃ(インターンとして面接を受けていたら別です。)、せっかくの限られたワーホリの期間を無駄にしてしまいます。
必ず、不安に思った事が一つでもあれば、その場で聞くもしくは面と向かって言いにくければ、メールなどで聞いて不安を解消しましょう。
もしもトラブルにあってしまったら?
対策をしてても、トラブルというのは付き物です。もしもトラブルにあってしまったら、次の行動をとりましょう。
友達や語学学校・勤務先に助けを求める
トラブルが起きた時は、一人でパニックになってしまいがちです。そんな時は、深呼吸して一息ついてから、頼りに出来る通っている語学学校の先生や、勤務先の同僚や先輩に相談をしましょう。
海外保険会社に連絡する
ケガや盗難にあった場合、渡航前に加入してきた海外保険会社に連絡をしましょう。加入してるプランによっては、スマートフォンの盗難も保証もしてくれるものもあるかと思います。
また、怪我をしてしまった際は、指定された病院に行かないと保険対象にならない可能性もある為、心配な方は予め保険会社に問い合わせてみるのも良いかと思います。
在アイルランド日本大使館に連絡する
事の大きさにもよりますが、大きなトラブルに巻き込まれてしまった場合は、日本語でも対応してくれる在アイルランド日本大使館に連絡をしましょう。特に、パスポートを落としてしまったりした場合は、大使館に行って再発行の手続きが必要になります。その為、在アイルランドの日本大使館の連絡先は控える事を、おすすめします。
在アイルランド日本国大使館 電話番号:1 202 8300
在アイルランド日本国大使館
上記URLをクリックすると、ホームページに飛べます。
www.ie.emb-japan.go.jp
近くの消費者センターや警察に相談も
英語に自信がある人は、消費者センターや警察に直接連絡を入れても良いかと思います。
特に、給料の未払いや不当な勤務条件など雇用先のトラブルに関しては、消費者センターに行って相談してみましょう。
アイルランド警察番号:112もしくは999
北アイルランド警察番号:999
アイルランド警察ホームページ
リンクをクリックするとサイトに飛べます(英語のみ)
www.garda.ie
北アイルランド警察ホームページ
リンクをクリックするとサイトに飛べます(英語のみ)
www.psni.police.uk
消費者センター電話番号:76 107 7230(ダブリン)
アイルランド消費者センターホームページ
リンクをクリックするとサイトに飛べます(英語のみ)
centres.citizensinformation.ie
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アイルランドの治安が良い地域と避けた方が良い地域
アイルランドの治安について、注意喚起が出されている地域というのは現時点(2019年11月現在)では0で、アイルランド全土に渡って、安全と言えます。
ですので、今回は留学もしくは旅行で多くの方々が一番に訪れる『ダブリン』の治安について特化して、お伝えします。
ダブリンの地域について
アイルランドの地域は、町の真ん中に流れる川「リフィー川(Liffey River)」を境に北と南に分かれており、それぞれの地域ごとに番号が振られています。その番号は、川から近い順に小さく大きくなるにつれて離れて行きます。また、番号は偶数と奇数で分かれており、南側が偶数で北側が奇数に振られて分けられております。
北(North Dublin)奇数地域 1,3,5,7,9,11,13,15,17
南(South Dublin)偶数地域 2,4,6,6W(west),8,10,12,14,16,18
ダブリンの治安が良い地域
ダブリンの治安の良いと言われている地域は、主に南側の偶数地域です。
治安が良い傾向として、町の中心の繁華街から離れれば離れるほど安心と言われており、南側の中でもっとも安心と言われているのは『Dublin4』の地域です。
こちらは、海からも近く比較的富裕層の方々住んでいる地域となっており、したがって地域自体が安全に保たれています。また、この辺りには世界的有名なホテルも多く建っていることから、その信ぴょう性も伺えます。
避けた方が良い地域
Dublin8 ギネスビール工場付近
南側は全て安全という訳でもなく、南側にある『ギネスビール工場』がある辺りの「Dublin8」に関しては、特に気を付けた方が良いと言われております。
日中は、ギネスビール工場に多くの観光客が押し寄せ賑わいを見せておりますが、夜になると辺りはガラッと雰囲気が変わり、人の数も急激に少なくなります。
以前、聞いた話では深夜、ギネスビール工場付近を女性一人で歩いていたら、後ろから襲われたという話も一度ではなく何度も聞いたため、このあたりは特に気をつけた方が良いと思います。
Dublin1 Gardiner st 付近
この付近で、上記のトラブル事例で挙げた「スマートフォンを盗られた」事件場所です。
昼間でも、公園でお酒を飲んでいたり、道端でタバコを吸いながら溜まっている人が多く見受けられるので、道を通るだけで少し薄気味悪い気配がします。
Dublin3とDublin1 の間付近 (North WallとEast Wallの間)
この辺りで、よく薬の売買が多く行われていると噂が流れています。実際に、付近にいってみると昼間でも夜でも警察官が、パトロールしており、筆者もここで職務質問もあったほど、警察官も警戒を強くしている地域です。
滞在先の選び方のポイント
短期滞在編
旅行で行く場合は、短期滞在なのでなるべく行動しやすく便利な中心地周辺がベストかと思います。
また、その方がパブやクラブが遅くまでやっている為、万が一帰りが遅くなったとしても、酔っ払いに絡まれない限り、人も多い為安心して滞在先に戻る事ができます。
長期滞在編
ワーホリや語学留学で、長期での滞在の場合は、以下のポイントを押さえると良いと思います。
☆小学校や幼稚園などの近く住む
→小学校や幼稚園などの近くの住まいは、比較的その施設に通う方が多く住んでいる事が多い為、安心です。
☆警察署の近く
→警察署の近くは、何かあった時すぐ助けを求められるので、他のところに比べ安心です。また、その辺りの方が夜中も警備がしっかりしている事が多いので安心とも言えます。
☆町の中心から少し離れたところに住む
→ダブリンの交通の便は、そこまで良いとは言えませんがバスは遅くまで走っているので、友達などと夜ご飯を食べに行ったとしても、そこまで時間を気にせず入られます。また、町から離れた方が家賃は安くなるので、それもオススメの一つです。
警戒心を持って行動しよう!
以上が、アイルランドの『治安』に関してですが、いかがだったでしょうか。
在住経験者だから言えますが、もちろん警戒心を常に持っておくのは大切ではありますが、そこまで”危険”と感じたことは、在住中一度もありませんでした。
(強いて言うなら、一だけ夜中に自転車を走っていて、警察に職務質問されたぐらいです。笑)
そうとは言え、一度日本から離れると楽しくてつい羽目を外しすぎてしまう方もいるかと思うので、いい思い出を残す為にも安心に過ごして、素敵な留学・旅行を送ってください。
最後まで、お読み頂き有難うございました。
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