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【現地人直伝】クアラルンプールの最新観光スポットで歴史と文化を学ぶ!
マレーシアの首都、クアラルンプールは、マレー系、中華系、インド系などが住む多文化な街。そのため、様々な国や地域にルーツを持つ人々の歴史を感じれる街でもあります。この記事を読んで、旅行前にマレーシアの歴史と文化のポイントを押さえておきましょう!きっと学びが増えます!
この記事に登場する専門家
世界を飛び回るトラベラー
ちょこ
マレーシア クアラルンプールの観光について
世界を飛び回っている ちょこ です。今回はマレーシアはクアラルンプールの最新観光スポットをご紹介します。今東南アジアでも発展を遂げているマレーシアで、今流行りの、そしてインスタ映えしちゃうスポットをご紹介いたします。
イスラム教の国なので、普段とは違った雰囲気を味わえることができます。例えば、モスクが街中にあったり、1日に5回の祈りを捧げている光景であったり普段とは違う景色を見ることができます。これも1つの醍醐味ですね。
クアラルンプールの絶対に外せないモスク3選
モスクとは、イスラム教の寺院的存在です。ムスリム(イスラム教徒のこと)は、1日に5回お祈りをするのですが、その時間を告げる「アザーン」を流したり、礼拝堂になったりします。イスラム教では、女性が肌や髪を露出することを禁じていますので、ムスリムでなくても、モスクに入る際には、入り口で貸し出されるローブを着用する必要がありますし、お祈りの邪魔にならないよう、マナーを守って見学する必要があります。
市内最古のモスク マスジットジャメ
KLセントラル駅(日本でいうところの東京駅)から2駅。市内中心部に近いところにある、市内最古のモスク、マスジットジャメ。ここは、ムスリムたちの礼拝堂になっているだけでなく、ムスリムではない観光客に向けて「イスラムとはなにか」を教えてくれる場所でもあるのです。
入り口で貸し出されているローブを着て(レインコートみたいで、蒸しました)、さっそく敷地内へ!ついてきてくれた友人がマレー人(ムスリム)だったので、特に声をかけることはしませんでしたが、ちらほらガイドさんもいらっしゃいました。
イスラム教は偶像崇拝を禁止しているので、礼拝堂といっても本当に何もありません。お寺みたいに仏像があるわけでもないし、神社みたいに鏡がおいてるわけでもないし、教会みたいにイエス様がいるわけでもありません。本当に、ただの大広間、という感じです。ただ、空間をアラベスク模様と呼ばれる、イスラム圏のデザインがびっしりと内部を「覆っている」という感じでした。絨毯も壁も天井もアラベスク模様で埋め尽くされていて、偶像がなくても畏怖を感じられる雰囲気。圧倒されました。
昔の名残を感じる プトラモスク
プトラモスクは、KLセントラルから電車で1本で行ける、中心部から少しはなれたプトラジャヤというところにあります。別名をピンクモスクといい、その名の通り外観から内装までピンク一色! なモスクです。もちろん、モスクなので、宗教的な雰囲気もあるにはあるのですが、それ以上に「かわいらしい」 雰囲気のあるモスクです。
実は、わたしがはじめて訪れたモスクはここ。ここで、お祈りをしているムスリムを初めて見て、その真剣さに驚かされました。ムスリムにとって、祈りは神との対話ですが、神との対話を通して自分と向き合う時間だ、と、ムスリムの友人は言っていました。自分は日常でそんなに自分と向き合ってきたかな……と少し反省しました。
スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・ジャー・モスク
ブルーモスクという名前で親しまれる、こちらもクアラルンプール郊外にあるモスクです。その名の通り、青一色!世界でも4番目の規模を誇る、大きなモスクです。
ここでは、ガイドさんが同行してくれて、お祈りの仕方やイスラム教で禁じられていることなどを説明してもらえます。お祈りをする前に体を清める作法や、男女で違うお祈りの手順。食べてはいけないもの……。日本に住んでいる人にとっては、イスラムはあまりなじみのない宗教ですが、マレーシアでは、マレー系の人たちはみなイスラム教徒。ここに来ると、より、イスラム教が身近に感じられること間違いなしです。
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クアラルンプールの歴史を学べるスポット3選
マレーシアは、多民族国家。でも、いがみ合うことなく、互いに尊重しあって共存しています。その歴史を学べる場所を3つ紹介します。
ムルデカスクエア
ムルデカスクエアは、マレーシアの独立広場。1957年にイギリスから独立したあと、初めてマレーシア国旗が掲げられた場所です。広場の南端には世界一の高さを誇るフラッグポールがあり、マレーシア国旗が掲げられています。ただの広場、と言ってしまえばそこまでですが、マレーシアの歴代首相についての掲示があったり、政治的な集会が行われていたりと(過激なものではありません)、今でもマレーシアの人々にとって大きな意味のある広場です。
国立博物館
国立博物館の常設展示を見ると、マレーシアという国がどのような歴史をたどって来たのかを学ぶことができます。
昔は、地域によってそれぞれ王がいて、それぞれ文化があった話。今は王家はどうなっているのか。それぞれの民族の文化。そして、植民地時代の話。マレーシアの人たちがどういう思いで日本に統治されていたのか、どう抵抗したのか。そのあと、マハティール首相の「ルック・イースト(東アジアに倣って発展しよう)」のスローガンのもとどうクアラルンプールの街が出来上がってきたか。
多民族国家が「Satu Malaysia(マレーシアは一つ)」というスローガンのもと、団結して国を盛り上げている今は、この歴史の上にあるんだなあと感じました。
テキスタイル博物館
マレーシアの伝統衣装や宝飾品に関する博物館です。マレーシアは昔、複数の王家がいて、その王家が統治する地域ごとに違う伝統衣装があります。また、信仰している宗教によっても正装が異なります。それぞれの地域や宗教の違いを超えて、一つのところに集約して展示する、というのは、マレーシアの人々のたがいを尊敬しあう姿勢と、自分の文化に対する誇りが感じられて、とても素敵でした。
クアラルンプール郊外の観光スポット【バトゥ洞窟】
バトゥ洞窟は、ヒンズー教の寺院。現地人はよく、小学校の遠足で訪れる、クアラルンプール郊外の観光スポットです。
階段はしんどい、でも、景色がいい!
バトゥ洞窟は、とにかく階段がすごい!金毘羅さんかな、と思うくらい階段があります。これをただただ上を目指して上るのですが、けっこうしんどい。でも、上からの景色は最高にいいです。クアラルンプールは、首都とはいえ、発展途上の町。発展しているところとそうでないところが入り乱れていて、工事をしているところもたくさんあります。かと思えば、きれいなモスクやミナレットがあったり。街の様子が一望できるこの階段は、昇価値ありです。
サル、鳩、鶏……
現地人の友人曰く、奈良公園といえばしか、バトゥ洞窟といえばサル、なのだそうです。本当にサルだらけ。階段には、観光客からペットボトルをひったくってジュースを飲んでいるサル、観光客からお菓子をもらって仲間と取り合うサル、行く手を遮ってなかなか前に進ませてくれないサル、サル、サル!サルのほかにも、なぜか鶏が放し飼いにされていたり、観光客に餌付けされてびっくりするくらいに太った鳩がいたり。
日本だと、安全管理だなんだって言われるのかもしれませんが、マレーシアでは自由。これぞ共存…?
自然との融合!ヒンズー教の世界観を知ろう!
動物をうまくかわして階段を登り切ったら、大きな鍾乳洞が待っています。洞窟の中は、ヒンズー教の聖地で、パワースポットと呼ばれています。ヒンズー教とでなくても見学することは可能です。自然にできた鍾乳洞のパワーにあやかる宗教観は、なんとなく神道を彷彿させました。
お土産を買うならここ!
旅行といえばお土産。観光客向けのお土産がそろって、かつ、おいしいごはんが食べられる商業施設の紹介です。
KLCCツインタワー
ショッピングモールもあり、オフィスもあり、あべのハルカスのような建物です。おすすめは夜に行くこと!光り輝くツインタワーは見ものです!
全体としては少し高級志向ですが、マレーシアは日本に比べて物価が安いので、そんなに高いと感じることはないと思います。町のお土産物屋さんだと、すこし泥がついていたり、壊れていたりすることもありますが、ここは安心の品質と充実した品ぞろえ。特に食料品は、街で買うよりも安心です。
また、ここのうれしいところはレストランが充実していること。フードコートに行けば、庶民的なマレーシアの料理が味わえますし、ちょっと高級なレストランも入っています。お買い物の後は、マレーシアらしい料理にチャレンジするのも楽しいものです。多民族国家だけあって、いろんな国の料理がならんでいますが、きちんと宗教で禁じられている食べ物にも配慮がされていて、さすがだなあと思いました。
中央市場
ここは、観光客向けの商業施設です。現地人の友人は、ここに来るのは観光客だけだから、来たことないよ、っていっていました。ただ、観光客向けだけあって、観光客の需要はばっちりおさえています。
建物の外には屋台が並び、よくわからない食べ物やみたことのない果物がならんでいたり、パクリ商品らしきものが陳列されていたり、東南アジアにきたんだなあ、という気分になれます。建物の中は、お土産物屋さんがテナントとして入っています。配るのに便利なキーホルダーから、女性人気の高いナマコ石鹸まで、マレーシアの定番のお土産なら何でもそろいます。スーパーとは違って、ちょっと値切り行為を楽しめるくらいには、お店の人も気さくです。
上の階にはフードコートがあります。ツインタワーのフードコートよりは庶民的な、雑駁な感じのする場所ですが、味はおいしいです。ここでも、マレー料理、中華料理、インド料理と種類は豊富で、複数人で様々な料理を頼んでシェアすると楽しいです。
クアラルンプール観光 まとめ
クアラルンプールの魅力は、なんといっても多文化、多宗教なところ。様々な文化や宗教がモザイク模様のように共存しています。この、共存しているさまを感じることができるのが、クアラルンプール観光のだいご味ではないでしょうか。