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フィンランドのお土産18選!ムーミンや北欧感のある雑貨をジャンル別に紹介!
フィンランドはお洒落な北欧デザインとムーミンが有名で日本にもファンが大勢います。マリメッコ、イッタラ、アラビア等の人気ブランドや独特な味のサルミアッキなどお土産にも事欠きません。今回は特別感のあるお土産からバラマキ用のお菓子までジャンル別に18選を紹介します。
この記事に登場する専門家
元アメリカ駐在妻ライター
ハル
フィンランドのお土産はデザイン性が高いものがたくさん
こんにちは!元アメリカ駐妻のハルです。
旅行会社勤務時代に訪れたヨーロッパの国々の中でも北欧の国・フィンランドは大好きな場所で、何度でも訪れたくなるところです。
フィンランドは緯度が高く北極圏に近いことから、冬は長くて厳しい寒さが続きます。必然的に室内で過ごすことが多くなるフィンランド人は、少しでも快適に過ごせるようにインテリアにこだわり、日用品にも使いやすさと遊び心のエッセンスを加えています。それゆえ温かみのあるデザインや面白いパッケージの商品が数多くあります。
今回はジャンル別にブランド、雑貨、食べ物にわけてフィンランドのおすすめのお土産を紹介していきます。
(2019年12月のレートを参考に1ユーロ120円で計算しています。)
フィンランドのブランド土産①北欧ファブリックの代表格【マリメッコ】
絶大な人気を誇るアパレルで服や服飾雑貨以外にもインテリア用品、食器、文房具など生活用品も幅広く展開しています。カラフルな色彩が特徴的で、花をモチーフにした定番柄のウニッコはフィンランド人も所有率が高いです。
バラマキ土産なら紙ナプキン、メッセージカード、メモ帳、小さなポーチがおすすめです。ナプキンは25cmサイズ=€2.9(360円)、33cmサイズ=€3.9(480円)と日本の正規店の約半額!ノートやメモ帳は€5(600円)、ポーチは€15-20(1,800-2,400円)程度です。総じて日本よりも2~3割安く、商品によっては半額や1/3以下で購入できるのでお得ですよ!
フィンランドのブランド土産②シンプルで品があるガラス製品【イッタラ】
ヘルシンキ郊外のイッタラという小さな村が発祥のガラスメーカーです。現在ではガラス製品以外の食器も手掛けており、テーブルウェアの総合ブランドになっています。
人気のシリーズは表面に水滴がいくつも付いたようなカステヘルミ。朝露のしずくが美しく輝く様子を表しています。シンプルで機能性を追求したティーマやマリメッコとコラボしたマリボウルも可愛いです。
スーパーマーケットでは映画「かもめ食堂」にも登場した食器が安く購入できます。オリゴのコップは€10.95(1,320円)、ティーマのマグカップやお皿は€11.95(1,440円)でした。色々迷って購入したのはひと目ぼれしたカステヘルミのコップ€12.95(1,560円)でした。セールやアウトレット商品もあって日本で購入するよりもお得なのですが、問題となるのが日本までの持ち運びです。割れやすい商品のため、店での梱包もしっかりしてくれますが、より安全に持ち帰るために自分でも用意しておくのが無難です。
フィンランドのブランド土産③世界中で愛される食器【アラビア】
ヨーロッパを代表する陶器メーカー・アラビアは幅広い年齢層に好まれ、世界中にファンがいます。デザインはモダンなものからポップなもの、花や果物をモチーフにしたもの、新作が出る度に注目を集めます。また、廃盤になったビンテージ商品も根強い人気があります。日本でも北欧ブームで知られるようになり、シンプルな青い模様のトゥオキオやフルーツをモチーフにしたパラティッシなどクラシックなデザインが好まれています。
お土産として特に需要が高いのがムーミン柄のマグカップです。デザインはホリデーシーズンやアニバーサリー限定も含めると3ケタになるほど種類が豊富。サイズも300mlなのでマグカップにしては小ぶりなので持ち帰りにもかさ張りません。値段は€19.9(2,400円)とマグカップにしては高く感じるかもしれませんがアラビア製品なら納得できます。
自分用には長時間悩んでパラティッシの大皿€33(3,960円)、小皿€20(2,400円)、マグカップ€22(2,640円)を2個ずつ購入しました。しかし、帰国してからもっと購入しておけばよかったと後悔したので迷ったら買っておくのがいいですね。
フィンランドのブランド土産④手作りの木製品【アーリッカ】
アーリッカはフィンランドで育った白樺、松の木などを素材に用いて、ハンドメイドで作るアクセサリーメーカーです。創業者が木製のボタンを制作したのが始まりで、評判になるにつれてネックレスやブローチ、置物なども手掛けるようになりました。
自然の中の動物をモチーフにしたインテリアグッズも人気です。アーリッカのトレードマークになっているヒツジとトナカイは€145(17,400円)。
デザインの特徴はころんと丸みを帯びたフォルムが多く、木のぬくもりと優しさを感じます。木で作ったとは思えないほど表面が滑らかでつるつるしています。この手触りに職人の技術の高さを垣間見ることができます。
置物は棚やデスクに飾ってインテリアのアクセントになるし、アクセサリーは個性的なものとして素敵なお土産になります。おすすめは定番の妖精の人形とムーミン柄ネックレスです。人形は€12.5(1,500円)、ネックレスは私が行った時はセールでなんとひとつ€8(960円)になっていました。
フィンランドの雑貨土産①癒し系の愛されキャラクター【ムーミングッズ】
フィンランドの代名詞でもある童話のキャラクター、ムーミン。スーパーのお菓子や郵便切手などにも引用され、フィンランド人の生活に溶け込んできました。日本にもムーミンワールドができて話題となっています。
人気のマグカップを始め、チョコレートやキシリトール、紅茶など食品のパッケージにも使われているので入手しやすく、選択肢の幅も広いです。気になる値段はマグカップは€19.9(240円)、お菓子や紅茶なら1パック€3~5(360-600円)です。ポストカードなら€1(120円)でコンパクトに持ち帰りできるので柄を迷ったときにまとめて買っても大丈夫です。何をお土産にするか迷ったときはムーミングッズにすれば間違いなし!
フィンランドの雑貨土産②サンタの相棒【トナカイグッズ】
サンタクロースの相棒として有名なトナカイはフィンランドを代表する動物のひとつです。トナカイのぬいぐるみは€5(600円)、マグネットは€3(360円)です。それに加え、モチーフが施された紙ナプキンやマフラーも可愛いですよ。
また、レストランや雑貨店で時々見かけるのがトナカイの角を加工した商品です。恋の季節が終わると角を落とす習性があるので、それを利用した商品が多く作られています。面白いのは角の形をそのまま生かしたシャンデリアやキャンドルホルダーですが、さすがに大きすぎるので、コルクボトルキャップや栓抜きなど手のひらサイズの商品がいいでしょう。それぞれ€17.5(4,200円)と€11.9(1,440円)です。年配男性にウケると聞いたので上司のお土産にしたら喜ばれました!
フィンランドの雑貨土産③サウナ大好きな国民性【バスグッズ】
豊かな自然に囲まれたフィンランドは「森と湖の国」と称されています。その美しい自然を体感できるのがフィンランド式サウナです。夏には湖畔のコテージに滞在し、サウナで体を温め、白樺の枝葉で体を叩いてマッサージしながらサウナ浴を楽しみます。熱くなってきたらそのまま湖へドボン!
一戸建ての家や集合住宅にも必ずといっていい程、備えつけられているサウナはフィンランド人にとって日本のお風呂のようなものです。サウナの中で使う手桶や敷き布以外にも、オーガニックの石鹸やシャンプー、保湿剤も数多くあります。私はパッケージの可愛さに惹かれてフィンランドの森の匂いのシャンプーと入浴剤を購入しました。使ってみた感想は爽快感があって夏に使うと気持ちいいと思いました。
お値段は手桶€19.9(2,400円)、敷き布€15(1,800円)、シャンプー€2.5(300円)、保湿剤€3.9(480円)でした。
フィンランドの雑貨土産④サーメ族の伝統品【ククサ】
ククサとはスカンジナビア半島に住むサーメ族が昔から使ってきた木製のカップです。サーメ語ではグクシ、隣のスウェーデンではフオサと呼ばれます。白樺の木のコブの部分を使って手作りで製作される伝統的な日用品です。「贈られた人に幸せをもたらす」という言い伝えがあるので幸運のアイテムとして大切な人に特別なお土産として購入するのもいいでしょう。
値段はカップの大きさや材質によって差があります。本物の白樺製なら小さくても€50(6,000円)から、それ以外の木材から作ったククサであれば€20(2,400円)程度で売られています。購入前に材質を確認しておいた方がいいですね。
フィンランドの雑貨土産⑤飾っても使ってもお洒落【文房具】
ノート、手帳、ステッカー、メッセージカードといった北欧デザインの文房具を帰国後に使うのも旅の思い出が深まります。デザインはシンプルでも独特な配色で個性が光ります。また、刃物メーカー・フィスカルスのはさみも伝統があり、使う道具にこだわりのある人なら切れ味と持ちやすさが気に入ることでしょう。定番はオレンジ色ですが、多くの種類、サイズ、形のはさみをだしているので、使いやすいものが見つかるはずです。
お値段はステッカー€2(240円)、メッセージカード10枚入€5(600円)、フィスカルスのはさみ€9.99(1,200円)です。
フィンランドの雑貨土産⑥サンタの住む国で買うならこれ!【クリスマスグッズ】
ラップランド地方にあるテーマパーク・サンタクロース村では一年中サンタに会える場所です。サンタクロースが住む国のクリスマスグッズを購入するのもいいでしょう。長い冬を過ごすフィンランド人にとってクリスマスは時間をかけて準備する大きなイベントです。それ故、キャンドルやオーナメントが種類も豊富に揃っています。ガラスや陶器製の丸いオーナメントが欲しかったのですが、薄くて割れてしまいそうだったので木製のものにしました。11月末から12月に訪れる場合、クリスマスマーケットを散策してみるのもおすすめです。その時期、場所でしか入手できない限定商品もあります。
キャンドルは€3(360円)、オーナメントは€2-10(240-1,200円)程度です。紙製でお菓子が入っているアドベントカレンダーは€9.99(1,200円)でした。
フィンランドの食べ物土産①味も形も豊富【Fazerのチョコレート】
フィンランドの老舗お菓子メーカーKarl Fazerのチョコレートはフィンランド国民に広く愛されているブランドです。青い包装カラーが目印になっていて、コンビニ代わりのキオスクやスーパー、空港などどこでも見かけます。板チョコやバータイプ、袋詰めと数やサイズ展開も幅広く、小さいサイズを選べばかさ張らないのでたくさん買えるのも嬉しいです。
味はビター、ミルク、ホワイト、ナッツ、ベリーと様々ですが、コーヒー好きのフィンランド人のおすすめは濃厚なミルクチョコレート。またムーミンデザインのパッケージも可愛いです。お値段は手の平サイズのバータイプ€0.6(72円)、板チョコサイズ€1.55(185円)です。味付やナッツ類が入っていると€3.5(420円)と少し高めになります。
フィンランドの食べ物土産②話題になる衝撃の味【サルミアッキ】
真っ黒な見た目から驚いてしまうお菓子、それがフィンランド人が愛してやまないというサルミアッキです。味もなかなか強烈で、好みは大きく分かれます。私は一口食べたら「もういらない!」と思ったクチですが、フィンランドで生まれ育った人にとっては子供の頃から慣れ親しんだ味だそう。原料はリコリスという独特の甘みのあるハーブに塩化アンモニウムを混ぜて塩気を出しています。
サルミアッキの飴だけでなく、サルミアッキ味のアイスやチョコ、ドリンクなども販売されていて、いかにフィンランド人がこの味を好んでいるかわかります。
商品は€1(120円)程度の値段で小箱や小分けの袋詰めでも売られているので、ひとつは買ってみましょう。話題性のあるお土産としてはトップクラスです。
フィンランドの食べ物土産③豊かな森の恵み【ベリー系のジャム】
フィンランドには森の恵みを生かした料理が多く、豊富なベリー類もその1つです。ブルーベリー、ラズベリー、クランベリー、リンゴンベリー、ストロベリーなどが森に自生しており、まさにベリー大国と呼べます。マーケットでも新鮮なベリーが量り売りで販売されており、ジャムにしてパンと一緒に食べたり、お菓子に用いたりもします。またトナカイ肉の料理には付け合せやソースとして定番です。
スーパーマーケットやデパートで€2.9~3.9(360-480円)で売っています。私は滞在中の朝食用にクランベリーとリンゴンベリーを購入してみました。ジャムなので甘みはありますが、酸味が強めさっぱり系がお好きな方におすすめです。
フィンランドの食べ物土産④辛いのが苦手でも大丈夫!【マスタード】
コテージや屋外で食事をする時に欠かせないのがマッカラと呼ばれる特大ソーセージ。そのお供になっているのがマスタードです。フィンランドのマスタードは旨み重視でほんのり甘くマイルドなので辛いのが苦手な人や子供でも食べられます。スーパーには商品棚にずらりと並んでいるので、好みの辛さと大きさを選ぶことができます。一番小さいもので手のひらサイズのチューブ125gが€0.8(95円)とお買い得!異なるメーカーと辛さを複数購入して味比べをするのも面白いです。
フィンランドの食べ物土産⑤インスタントでも豆でも美味しい!【コーヒー】
一人あたりのコーヒー年間消費量が世界一と言われるフィンランド。家やカフェだけでなく職場でもコーヒーをたくさん飲みます。職場でコーヒーを飲むときは同僚とおしゃべりをしながら飲むのが一般的で、労働時間に応じてコーヒーブレイクの回数が法律で決められています。
それだけコーヒー好きが多いのでスーパーや雑貨店で販売されている豆やフレーバーも豊富です。キャラメルやラクリッツ、スパイスを利かせたものもあり、気分によって楽しめます。日本のコーヒーよりも味が濃く出るので、飲むときは牛乳を入れて飲むのがおすすめです。
値段は400gパックで€5(600円)程度からあります。リーズナブルなので変わった味でも試しやすいですよ。
フィンランドの食べ物土産⑥お口の健康にも最適【キシリトール】
日本でもすっかり馴染みのある甘味料・キシリトールは原料となる白樺の多いフィンランドで研究が進み、デンタルケアの定番になりました。虫歯予防に効果があるとして、外出先では食後にキシリトールガムを噛む人が多いです。スーパーやキオスクなどどこでも売っていて、探すときはJENKKIという表示がついたパッケージが目印です。日本では珍しいフレーバーもあるので、多めに買っておくと渡すお土産が足りなくなった…ということも防げます。
手の平サイズの袋だと€1~2(120-240円)、筒状タブレット入りや大袋でも€5(600円)以下で購入できますよ。ありきたりの感想になりますが味は子供用の歯磨き粉のようでした。
フィンランドの食べ物土産⑦日本で郷土料理を再現【トナカイ、エルク、クマ肉の缶詰】
フィンランドを含む北欧の国ではトナカイやエルクなどのジビエ(野生肉)を食べる習慣があります。郷土料理にも用いられ、ステーキや煮込み料理、ミートボールなどに姿を変えます。クマは日本でも食べられる場所もありますが、トナカイやエルクはフィンランドならではの食べ物なので、珍しいお土産を探している人におすすめです。味が気になる場合は、クセもなく柔らかい肉質のトナカイ肉を選びましょう。スーパーなら付け合せのマッシュポテトやリンゴンベリーソースなども一緒に購入できるので、帰国後にフィンランド料理を再現することができます。値段はトナカイ肉缶詰が€8.95(1,080円)、エルク肉缶詰は€9.95(1,200円)です。
フィンランドの食べ物土産⑧食感と味はエビそのもの?【ザリガニの瓶詰・缶詰】
短い夏の終わりにはフィンランド人が心待ちにしているイベントがあります。8月のザリガニ漁の解禁に合わせて開かれるザリガニパーティーです。食べるだけではなく、パーティーに使用するザリガニグッズも販売され、エプロン、テーブルセット、調理器具が一式揃ってしまうほどの品揃えです。ここまで盛り上がる季節のイベントは日本人にとっての桜のようなものと言えます。
食べ方はシンプルに茹でて食べるのが一般的ですが、ザリガニの身をサラダやパスタ、グラタンに入れても美味しかったです。ザリガニと聞くと泥臭いイメージですが味も食感もエビに似ています。旬の時期は夏ですが、市場やスーパーでは剥き身の瓶詰や缶詰が1個あたり€2,95~3,95(360-480円)でいつでも購入できます。個人的にはその時期に取れたものよりも瓶詰の方がクセが少ないように感じました。
フィンランドならではのお土産を見つけよう!
私は定番のマリメッコやアラビアなど北欧ブランドに加え、キシリトールやチョコ、紅茶などの食品もたくさん買い込みました。北欧デザイン好きにはたまらない商品がたくさんあってどれを買うか迷ってしまいます。
もしもお土産が足りないという場合はスーパーに行けば種類が豊富でリーズナブルで可愛いお土産を見つけることができますよ。
旅の思い出になる素敵なお土産が見つかりますように!
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