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奈良名物柿の葉すし特集!日持ちの目安や柿の葉すしづくりの体験ができるお店をご紹介!
柿の葉すしは奈良の名物で、今や全国の百貨店でも販売しています。奈良にはたなかやヤマトなど柿の葉すしの専門店も多く、多くの観光客がお店に訪れています。柿の葉すしは日持ちもするので、お土産にもぴったりです。今回、柿の葉すしの人気店や柿の葉すしづくりの体験ができるお店を紹介します。
この記事に登場する専門家
旅行好きのセラピスト
meshimeshi
奈良名物柿の葉すしを食べよう!
こんにちは、meshimeshiです!奈良の名物の一つの柿の葉すしは、日持ちしない魚を美味しく食べられるために考えられた調理法です。奈良には柿の葉すしの専門店が多く、お土産だけでなく、ランチで提供しているお店もあります。奈良の美味しい柿の葉すしのお店と、柿の葉すしづくりの体験ができるお店を紹介します!
柿の葉すしってどんな食べ物?
柿の葉すしは、奈良県や和歌山県、石川県、鳥取県などで作られる有名な郷土料理です。酢飯と魚の切り身を合わせ、柿の葉で包んだ押し寿司で、日持ちしない魚を美味しく食べるために考え出された料理です。柿の葉で包むことで数日間であれば日持ちがするので、冷蔵技術の低かった時代には重宝されてきました。
柿の葉の作用・効用
柿の葉には殺菌作用があり、雑菌をふせぐ働きを持っているので、柿の葉すしの日持ちさせるのに一役買っています。また、柿の葉には食べ物をやわらかくする効能もあり、柿の葉で巻いた食物はやわらかくなり、柿の葉の香りが食材に移るため、清々しい風味となります。最近では、柿の葉には豊富な栄養素があることが知られ、健康茶としても利用されます。
柿の葉すしの日持ちの目安
柿の葉すしは日持ちがするといっても限度があります。秋や冬のように寒い時期には数日間は日持ちすることができますが、夏の暑い時期などは1~2日までしか日持ちはしないので、早く食べる方がよいでしょう。日持ちするにせよ、日持ちしないにせよ柿の葉すしは生ものであることには変わりがないので、出来るだけ早く食べるようにしましょう。
柿の葉すしの保存方法
柿の葉すしを保存するときは冷蔵庫には入れず、部屋の涼しいところで保存するようにしてください。冷蔵庫に入れると、柿の葉すし固くなってしまいます。冷蔵庫で保存する場合には新聞紙などくるむなどして直接冷気に当らないように保存するようにしてください。
奈良の柿の葉すしの人気店
それでは、奈良の柿の葉寿司の人気店を紹介します!奈良では「柿の葉すし本舗 たなか」と「柿の葉ずしヤマト」に人気が集まっています。奈良ではたなか派かヤマト派か時々きかれることがあり、柿の葉すしが奈良に住む人にとってのソウルフードの一つであると言えます。
①全国にその名を連ねる有名店【柿の葉すし本舗 たなか】
柿の葉すし本舗 たなかは明治後期創業の老舗の柿の葉すしの専門店であり、昭和天皇陛下にも献上したことのある由緒あるお店です。たなかは、伝統を守り続けるだけでなく、積極的に新しいことにも挑戦し続けています。柿の葉にも様々な工夫がされており、美味しく食べてもらえる努力を続けています。
奈良で柿の葉すしと言えば1・2を争う有名店で、全国の百貨店や、売店にも出荷しています。私もたなかでは、知人が集まった時や、ちょっとしたお土産の際によく柿の葉すし(7個入り1178円)を購入しています。たなかの柿の葉すしは、シャリとネタのバランス、柿の葉の香りが絶妙で、いつ購入しても変わらぬ美味しさを提供してくれています。
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その他販売店:
直営32店舗:奈良、大阪、京都、兵庫、和歌山、東京
取扱店舗38:奈良、大阪、京都、兵庫、和歌山、滋賀、東京、埼玉、福岡、羽田空港、関西空港、伊丹空港、サービスエリアなど
②シャリとネタとの絶妙のバランス【柿の葉ずしヤマト】
柿の葉ずしヤマトも、全国に展開している柿の葉すしの老舗で、40年以上の歴史があります。柿の葉ずしヤマトの柿の葉すしは一つずつ手作業で制作し、丁寧に作られた温かみのある柿の葉すしです。機械による作業と手作業による作業では、味わいが全く変わってきます。柿の葉ずしヤマトは伝統的な手作業での制作を今も続けています。
ヤマトは新鮮な鯖と鮭を使った柿の葉すしが定番商品となっており、910円~の販売となっています。ヤマトの鯖寿司はねっとりとした食感で旨味の強い鮭と鯖を使用しており、シャリと見事に一体となっています。柿の葉すし以外にもちらし寿司や巻きずしも販売されており、こちらもおすすめです!
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③笹で巻いた ゐざさ寿司も人気【柿の葉寿司 ゐざさ】
柿の葉寿司 ゐざさは、大正10年創業のお店で、当初は米屋として始めました。昭和36年に地域の名産品を作ろうとして、柿の葉すしと人気を2分する笹で巻いたゐざさ寿司を開発しました。ゐざさは、もともとが米屋ということもあり、米の扱いや活かし方は群を抜いています。ゐざさの柿の葉すしは良質の米を用いることで、全体の調和を良くしています。
ゐざさの柿の葉寿司は、季節によって食べ方が少し変わってきます。ゐざさの本店がある奥吉野では、寒い冬の時期は柿の葉すしを軽く炙って食べる風習があります。最初は半信半疑の私でしたが、実際に試してみると、火の入ったネタや柿の葉は香ばしくなり、旨味が増しました。初めての体験でしたが、今までとは違った味わいで驚きました!
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その他販売店:
直営5店舗:奈良
百貨店:日本橋髙島屋、新宿高島屋、横浜髙島屋、新横浜フードメゾン、JR名古屋髙島屋
駅:近鉄奈良駅、近鉄八木駅、近鉄橿原神宮駅、JR大宮駅
取扱店2店舗:R京都駅新幹線構内、JR新大阪駅新幹線構内
④最も歴史のある柿の葉すしのお店【平宗】
平宗は文久元年(1861年)創業の柿の葉すしの老舗のお店です!もともと吉野地方に住む家庭料理だった柿の葉すしを当時料理旅館であった平宗がお客さんに振舞ったのが始まりです。柿の葉すしの名前はまたたく間に広がり、昭和26年に、昭和天皇に献上するまでになりました。
平宗の柿の葉すし(1183円~)は、ネタの種類が豊富で定番の鯖、鮭の他、金目鯛やアナゴ、エビ、大根など様々なネタが使われます。私の好きなネタは金目鯛で、小ぶりながらも身が厚く、食べ応え十分です。簡単にかみ切れるほど身が柔らかく、金目鯛の甘みと旨味を十分に感じられるネタです。
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その他販売店:
路面店7店舗:奈良
百貨店:近鉄生駒店、上本町、阪神梅田、KITTE丸の内
駅:近鉄郡山駅、大阪上本町駅、近鉄京都駅、近鉄大和西大寺駅、近鉄難波駅
取扱店6店舗
⑤ランチもおすすめ【柿の葉寿司 やっこ】
柿の葉すしのやっこは、吉野の3名店の1つで大正元年創業の老舗です。やっこの柿の葉すしは、創業当時のレシピを頑なにも守り続け、一つ一つ丁寧に手作業で作っています。やっこの柿の葉すしは、作り立ての状態では販売せず、味がなじんだ状態まで待って販売するので、購入した時が1番の食べごろとなっています。
吉野の3名店の中で私が一番おすすめの店で、ネタはシンプルに鮭と鯖の2種類のみ1000円~の販売です。柿の葉すしと、吉野の葛を使った季節限定の葛そーめんセットや葛あんかけうどんセットには葛餅までついて、吉野の2台名物を満喫することができます。
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⑥買って2日目が美味しい【柿の葉寿司 ひょうたろう】
柿の葉寿司 ひょうたろうは、2日目が美味しいと自ら公言する柿の葉すしの名店で、吉野の3名店の一つに数えられています。昔ながらの風情があるお店で、1階は店舗で2階は自宅になっているようです。時期によっては午前中にすべて売り切れてしまう人気のお店です。
ひょうたろうの柿の葉すし(1300円~)の特徴は、しっかりと降り塩を行い、味わいが濃厚です。味がなれてくるのに1日かかるらしく、1日目よりも2日目が美味しいとされています。私も1日目と2日目の両方試したのですが、個人的には大きな変わりはなく、どちらもすごく美味しかったという印象でした。
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⑦色とりどりの柿の葉すし【柿の葉すし 山の辺】
柿の葉すし 山の辺は奈良県の桜井にある人気のお店です!山の辺は伝統を継承しつつ様々なアイディア豊富なお店で、紅葉した葉を使用したカラフルな柿の葉すしは、インスタ映え間違いなしです。また、柚子のしぼり汁をつかい、よりさっぱりとした柿の葉すしも特徴の一つです。
ネタの種類は定番の鯖と鮭で、鯖は静岡の焼津僥倖で獲れるもの、鮭は北海道で獲れる天然の鮭を使用しています。米は地元なら明日香村のヒノヒカリをつかい、それぞれの素材をうまくまとめています。
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柿の葉すしの手作り体験ができるお店
奈良の柿の葉すしのお店の中には、伝統の柿の葉すしの手作り体験や体験教室を行っているお店があります。手作り体験を通して、郷土の伝統に触れることができ、伝統を次の世代へと伝えることができます。
①柿の葉すしのセットが用意されている【平宗】
柿の葉すしの老舗平宗では、柿の葉すしづくりの体験を行うことができます(大人1512円~)。柿の葉すしづくりの体験を行うことで奈良の食文化に触れ、体験を通して学ぶ貴重な体験です。もちろん自分で作った柿の葉すしは持ち帰ることができます。
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その他販売店:
路面店7店舗:奈良
百貨店:近鉄生駒店、上本町、阪神梅田、KITTE丸の内
駅:近鉄郡山駅、大阪上本町駅、近鉄京都駅、近鉄大和西大寺駅、近鉄難波駅
取扱店6店舗
②三輪そうめんのランチ付き【柿の葉すし山の辺】
柿の葉すしの老舗山の辺では、天空の郷と呼ばれる柿の葉すし体験道場(1名5000円)があります。道場では柿の葉すしを25個分手作りで作ります。鯖を切るところから一連の流れをすべて体験することができます。体験後柿の葉寿司5個と三輪そうめんのランチが食べられます。残りの20個はお土産として持ち帰ることができます。
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奈良で美味しい柿の葉すしを堪能しよう!
奈良名物柿の葉すしは奈良を大行する郷土料理です!奈良には多くの柿の葉すしのお店があり、全国展開をするお店もあれば、小さいお店で地元の人に寄り添って柿の葉すしを作っているお店もあります。ぜひ奈良に来た際には、美味しい柿の葉すしを食べていってくださいね!
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