Trip-Partner[トリップパートナー]
記事のサムネイル

Categoryギリシャ

サントリーニ島の絶景観光6選!宿泊先・移動も!SNS映え必至!

エーゲ海に浮かぶ島・サントリーニは、ヨーロッパ人にとっても憧れの地。統一感のある白塗りの建物と青々としたエーゲ海のコントラストが奏でる風景美や、世界一とうたわれる夕日は多くの人を惹きつけてやみません。そんなサントリーニの絶景観光スポットをたっぷりご紹介します。

この記事に登場する専門家

あゆみんのサムネイル画像

オランダ在住トラベルライター

あゆみん

リラックマ大好きオランダ在住28歳主婦。サイクリングが好きで、時間を見つけては色々なところをほっつき回るのが趣味。自分が実際に行って見聞きしたことを人に話したがりな性格が高じてライターになる。オランダ第5の都市・アイントホーフェンでの暮らしを綴ったブログ(https://ameblo.jp/k0531377/)も執筆中。

ライター紹介

オランダからこんにちは!一目見てわかりやすく、かつ見ていてワクワクするような記事をたくさんお届けしたいと思います。昔から「西洋」「東洋」と対比されるように、日本とは180°異なる文化を形成してきたヨーロッパ。多くの日本人を魅了してやまない魅惑の欧州を丁寧にご紹介していきます!

夫とふたり オランダ・アイントホーフェン暮らし〜from Eindhoven, the Netherlands〜

オランダ第5の都市で懸命に生きる日本人に向けたニッチすぎるブログやってます。

海外生活お役立ち情報が満載!よろしければご覧ください。

サントリーニ島への行き方

サントリーニ島周辺地図

日本からの直行便は無い

残念ながら日本からの直通便は出ていません。いったん、ヨーロッパのどこかの空港を目指し、そこからトランジット1回でサントリーニへ行くのが最もスムーズです。

日本からの本数が比較的多いのはルフトハンザ航空。東京からだと、羽田から飛び立ってフランクフルト空港などで乗り換えてからサントリーニ島唯一の空の玄関口、ティラ空港(JTR)を目指しましょう。

夏季限定・アテネからは船という手も

アテネ空港から飛行機でサントリーニへ行く方法以外にも、シーズン中は高速艇かフェリーを利用するという手もあります。飛行機が約1時間で着くのに対し、高速艇は約5時間、フェリーは約8時間かかりますが、タイミングによっては飛行機より安く行けるかもしれません。

以下のサイトから、各船会社の時間と料金を一括検索できるので便利です。検索するときは、アテネ港ではなく、正式名称である「ピレウス」で検索しましょう。

世界最大のフェリー予約サイト「Direct Ferries」

ちなみに、冬は海峡が荒れやすいため欠航しがちなのでおすすめできません。

サントリーニ島での宿泊先は?

サントリーニ島の地図

サントリーニ島にはふたつの主要な街があり、リゾート気分を味わいたいなら高級宿の並ぶイアを、リーズナブルに旅をしたいならティラの街になります。

イア(Oia)

サントリーニ島 イア

・空港から車で約25分のところ、島の北部に位置する街。

・サントリーニ島を観光すると言ったらほぼここのことを指し、「ブルードーム」や「夕日」が見れるのもここ。

・高級リゾート地としての側面もあり、おしゃれなレストランやセンスのいいショップなどが軒を連ね、360°どこをとってもムードたっぷり。

・観光に要する時間は半日ほど。

ティラ(Thira)※フィラともいう

サントリーニ ティア

・空港から車で西へ約10分。

・リーズナブルに宿泊したい方はティラが宿の数も多くておすすめ。

・お土産物屋さんや地元のレストランなど、サントリーニ最大の繁華街もここ。

・観光地としては後述する「オールドポート」や「Cathedral Church Of Candlemas Of The Lord」が。

・こちらも観光時間は半日あればOK。

サントリーニ島内、おすすめの交通手段は?

サントリーニ島の道路

島内の幹線道路の様子。見通しがよく運転しやすい

滞在中、島の色々な場所を見て回るなら断然レンタカーがおすすめです。島の道は一部狭いところもありますが、時間を気にせず自由に動き回れて雨にも濡れないので断然楽。

デメリットとしては、シーズン中は駐車スペースが見つからなくて困ること。特に夕日を見るためにイアの古城近くは大変混み合うので、早めに駐車場(場所によっては路駐も可能)を見つけてスペースを確保を。

一方、駐車スペースで比較的困らないのはバギーで、小型のボディは小さなスペースでもささっと停めれて◎。海風を切ってドライブするのも爽快です。ただ、雨が降った時濡れてしまうのと、慣れていないとやや操作がしにくいのが難点です。

島内には路線バスもありますが、特にオフシーズン中はめっきり数が減るので使い勝手は悪いです。また、ホテルの送迎やタクシーは区間にもよりますが、一回に30〜50ユーロぐらい取られてしまうため、何回も移動する工程がある人には痛い出費に。


★サントリーニ島内のバス時刻表こちら(英語のサイトに飛びます)

行くならいつ??サントリーニ島の観光ベストシーズン

サントリーニ島 ギリシャ料理レストラン「Apsithia」

ギリシャ料理レストラン「Apsithia」にて。

奥の皿はサーモンのグリル・ヨーグルトソースがけ、手前はボロネーゼ。

サントリーニ島は高級リゾート地のため、基本的にはお金がかかると思っておいたほうがいいでしょう。ただ、サントリーニで何をするか、その目的によって行くべきシーズンも異なるため、事前にチェックが必要です。

・「世界一の夕日」を絶対見たいなら→7〜8月の最も天候が安定する時期がベスト

・街の混雑と高い宿泊料金を避けつつ、シーズン中の賑やかなサントリーニを楽しみたい→5月が狙い目

・とにかく安く旅をしたいなら→1月〜3月のオフシーズンの中でも安い時期を選択

観光シーズンは4月〜10月

サントリーニ島 ティラの街の絶景カフェ

こんな絶景カフェも。ティラの街、Cathedral Church Of Candlemas Of The Lordの向かい側にて

サントリーニ島の観光シーズンは4月〜10月で、それ以外の時期はお土産屋さんやレストランはほとんどがクローズしてしまいます。ただ、4月も開いているショップと開いていないところがあったりするため、本格的なシーズンを迎えるのは5月から。

もし、サントリーニ島最大の魅力である「世界一の夕日」とうたわれる絶景を見逃したくないなら、ホテル料金は高騰しますが、降水量が最も少なく晴れの日が続く7〜8月に行くのがベストです。

混雑を避けたいなら5月が狙い目

サントリーニ島 イア 五月の街並み

5月のイアの大通りの様子。人影もまばらで快適。

この日はタンクトップで過ごせてしまうほど暑かった。

7〜8月になると、ヨーロッパ中、いや世界中の人々がサントリーニめがけて飛んでくるためどこもかしこも大混雑します。もちろん、この2ヶ月のホテル料金は最も安い1月や2月に比べて3倍以上の差が出るほど。その点、5月はまだホテル価格が抑えられており、街中の混雑も少なくゆったり観光できるので狙い目です。

ちなみに、9月〜12月はホテルにもよりますが、4月や5月ほど安くはなりません。

5月に観光する唯一のデメリットとしては、天候がまだ不安定な日が多く風も強いので、夜は半袖の上にカーディガンを羽織るだけでは寒いことも多いです。安定した気候のもと、海水浴などのバカンスを楽しみたいなら少なくとも6月以降に行きましょう。

オフシーズンでリーズナブルにリゾートホテルを楽しむという手も

リゾートホテルを楽しむ

サントリーニ島の楽しみの一つといえばリゾートホテルでの宿泊。各部屋にはアウトバス(露天風呂)を完備した施設も多く、美しいエーゲ海と遠くのカルデラを眺めながらゆったりとくつろぐ時間は格別です。そんな高級ホテルが手の届く価格になるのはオフシーズンのありがたいところ。

サントリーニ島 「Amaya Selection of Villas」

写真は宿泊した「Amaya Selection of Villas」の一部屋。

冬のサントリーニが一つリスクなのは、島付近の海峡は冬は特に荒れやすく、飛行機がよく遅延したり、最悪の場合は欠航することもあるということ。もちろん、いつも悪天候というわけではないので、運がよければ青空のサントリーニを楽しむことができます。

サントリーニ島 「Amaya Selection of Villas」

朝のエーゲ海を眺めながらバルコニーでいただく朝食はなんとも贅沢な時間。

サントリーニ島絶景観光スポット6選はこれだっ!

①サントリーニといえばブルードーム

サントリーニ島 イア ブルードーム

イアの街の中心部に佇む「Ekklisia Agios Onoufrios教会」はサントリーニらしい写真撮影スポット。手前の広場は人々の憩いの場となっており常に賑やかで、教会を振り返るとエーゲ海の絶景が広がります。

★Ekklisia Agios Onoufrios教会の場所はこちら(google mapが開きます)。

(注意:google map上では「Panagia Platsani」と表示され、別の外観の教会が出てきますが、Ekklisia Agios Onoufriosの場所はここです)

イアのバスターミナルから徒歩2分。

サントリーニ島 イア 「3連続きのブルードーム」

最もサントリーニ島らしい風景である「3連続きのブルードーム」が見られるポイントも見逃せません!写真は夜景のブルードームですが、日中の白い建物に鮮やかなブルーの屋根が映える写真はあまりにも有名です。

★場所は、こちらをご覧ください(google mapが開きます)。

★行き方

まず、先述のEkklisia Agios Onoufrios教会の前の細い通りを東に進むとまた別のブルードーム「Blue Canaves Boutique Villa」が見えます。その建物の横に細い路地がありますので、そこを下って左折したところが撮影スポットになります。

②「世界一の夕日」を見にイアの古城へ

サントリーニ島 イアの古城 夕日

サントリーニ随一のリゾート地であるイアの街。その中に佇む「イアの古城(Oia castle)」は、世界で最も美しい夕日が見えるポイントとして知られています。

私たちが旅行した日はあいにく雲が厚くて太陽光が弱かったのですが、晴れた日は、煌々と燃える太陽の光でイアの白い街がまぶしく照らし出され、夕日で赤く色づいていく様子とそのすぐ後ろに待ち受ける夜空の青さとのコントラストが見て取れ、えもいえぬ美しさになります。

写真のように、ここは多くの観光客がこの夕日見たさにだいぶ前から場所取りをしてカメラを構え、夕日が沈むのを待っています。もし、絶対に夕日が見たいなら最低でも1時間以上前にはイアの古城の頂上に登るのが吉。時間ギリギリだと人々に塞がれてせっかくの夕日が見れません。

★イアの古城の場所はこちら(google mapが開きます)。

★行き方

先述のEkklisia Agios Onoufrios教会の前の細い通りをひたすら東に進むと三叉路が見えてきますので、一番左側の海に近い道を進みます。すると今度は2つに別れる道がありますので、また左側の道を進むと古城につきます。

サントリーニ島 「カストロ イア レストラン」

他にも、イアの街には「カストロ イア レストラン」のように、夕日の見えるレストランがいくつかありますので、事前に予約しておくのもいいかもしれません。暑い時期は涼しげな夜風にあたりながらぜひテラス席からの夕焼けをお楽しみください。

③赤茶けた岩肌が美しい「レッドビーチ」

サントリーニで有名なビーチといえばこの「レッドビーチ」。名前のとおり、赤茶色の岩肌と青色の海とのコントラストが絶景です。近くに売店はありますが、更衣室もシャワーもないので、行く際はそれなりの準備が必要ですが、サントリーニに来たからには一度この自然美を見ておきたいものです。

★レッドビーチの場所はこちら(google mapが開きます)。

★行き方

ティラのバスターミナルからアクロティリ行きのバスに乗り、終点のAKROTIRIまで乗車。そこから看板の案内に従って600m歩いたところに小さなショップが見えるので、そこから岩道を約10分進めばつきます。

④断崖絶壁のティラの街からケーブルカーで絶景を堪能

サントリーニ島 ケーブルカー

ティラの街は断崖絶壁の上に建てられており、絶壁のちょうど真下には、ツアー会社の船が出航する「オールドポート」という小さなかわいらしい港があります。

太陽光の反射で水面がきらめくエーゲ海とそこに停泊する豪華客船たち。そんな眼下に広がる美しい景色をこのサントリーニ・ケーブルカー(英語のページに飛びます)に乗ってぜひご覧ください。

★サントリーニ・ケーブルカーの場所はこちら(google mapが開きます)。

★料金:大人6ユーロ(約780円)、子供3ユーロ(約390円) いずれも片道です

帰りはロープウェー以外に、サントリーニ名物・ロバ(現地ではドンキーの愛称)の背中に乗ってつづら折りの坂道を上がるという手もあります。

料金は、ケーブルカーと同じく6ユーロ。

ちなみに、ロバの“落し物”がそこら中に落ちているため、歩くのはおすすめしません。

⑤火山島ならではの迫力、カルデラ&天然温泉が湧き出る観光スポットも

サントリーニ島 ボルケーノandホットスプリングツアー

サントリーニ島一帯は火山活動が盛んな場所でもあります。そんな地球の鼓動を感じに、カルデラスポットと天然温泉を覗きに行きませんか?一番おすすめなのは「ボルケーノandホットスプリングツアー」(英語のページです)。

湾内の入り組んだところに天然の温泉が湧き出るポイントがあり、そこまで船で連れて行ってもくれますので楽々アクセス♩水着を着ての入浴後は再び船に乗り込み、今度はカルデラスポットのある山を目指します。

サントリーニ島 カルデラ

カルデラの頂上までは徒歩で20分。

写真中央に見える岩肌の白い箇所からは硫黄の煙が上がる。

たった半日のツアーで“海”と“山”の両方を楽しめること間違いなし。シーズ中は午前と午後に開催されており、カルデラだけのツアーや1日かけて色々なところを巡るツアーもあり、他の予定に合わせて組み入れるのも楽しいです。

サントリーニ島 オールドポートの海

ツアーの集合場所である「オールドポート」近くの海はこのとおり、透明度が高く思わず入りたくなってしまいそう!

ボルケーノandホットスプリングツアーの集合場所であるオールドポートはこちら(google mapが開きます)。

★先述のサントリーニ・ケーブルカーを降りてすぐ。「Dacoutros Travel」の看板が目印。

★料金:一人20ユーロ(約2600円) 火山島の入山料2.5ユーロは含んでいません

⑥豪華なフレスコ画は必見!Cathedral Church Of Candlemas Of The Lord

サントリーニ島 ティラ Cathedral Church Of Candlemas Of The Lord

ティラの街の海沿いに佇む白塗り一色の一際目立つ大きな教会、それが「Cathedral Church Of Candlemas Of The Lord」。この中にある豪華なフレスコ画は一見の価値あり。ギリシア正教独特のしっかりとした色遣いに注目です。

サントリーニ島 Cathedral Church Of Candlemas Of The Lord 教会内

中は無料で見学可能

★Cathedral Church Of Candlemas Of The Lordの場所はこちら(google mapが開きます)。

ティラのバスターミナルから徒歩1分。

番外編:歩いているだけで楽しい!小道散策

サントリーニ島 イアの小道

イアの街の道は細く迷路のようになっており、なんだか子供のように冒険心が掻き立てられます。少し横道に逸れると穴場のレストランや雰囲気のいいカフェ、オーナーのセンスが光るブティックなどがひっそりとオープンしていたり・・・皆さんも、カメラ片手にお気に入りの一軒を見つけてみては。

サントリーニ島 イアの小道

イアで最も賑わいのある通りの夕方の様子。各ショップの灯りがともり始め、夜のムードを帯びていく

雨が降ったら・・・ワイナリーへGO!サントワインで乾杯

サントリーニ島は白ワインの産地としても有名で、「Santo Wines Winery」(英語のページに飛びます)ではツアー見学も可能です。英語での説明にはなりますが、普段は見られないワインの製造工程を直に見られるチャンス。

見学の後は、充実のラインナップのお土産コーナーでショッピングを楽しんだり、素晴らしい眺望のテラス席で美味しいワインに舌鼓を。

★Santo Wines Wineryの場所はこちら(google mapが開きます)。

まだある!サントリーニ島の歴史香るアクロティリ遺跡

アトランティスのモデルとも言われるアクロティリ遺跡(英語のページに飛びます)。その昔、サントリーニ島を含むキクラデス諸島で栄華を極めたエーゲ文明の世界を少しのぞいてみませんか。石造りの朽ちた遺跡からは、古代の人々の足跡が聞こえてきそうです。

★アクロティリ遺跡博物館の場所はこちら(google mapが開きます)。

実際に行ってみた!絶景ハンターがおすすめする世界の絶景25選!のサムネイル

実際に行ってみた!絶景ハンターがおすすめする世界の絶景25選!

こんなに素晴らしい景色が世界にはあるのかと思わずため息をついてしまう絶景。ネットやSNSで検索しても多くの絶景がありどこに行くべきか迷いますよね。今回は絶景ハンターの筆者が世界遺産から秘境まで実際に行って体験した世界の絶景の中から25ヶ所厳選してご紹介。まだ有名になっていないポイントもあります!

trip-partner.jp

旅の最後に・・・サントリーニ島定番のお土産

サントリーニ島のお土産

大事な大事なお土産選び。サントリーニの定番のお土産をご紹介します。

左上:ナッツのおつまみ。スーパーでも買える手頃さが嬉しい

左下:ギリシャといえばオリーブ。女性へのお土産にオリーブ石鹸はいかが?

右:島の形をしたおしゃれなボトルのデザートワイン。ギリギリ機内持ち込み可能なサイズ

サントリーニ島 お土産 ボトルオープナー

仲のいい友達にはこんなユニークなお土産はいかが?

そう、これは男性器を模した思わずドキッとする見た目のボトルオープナー。サイズ展開も豊富で贈る側ももらう側も笑いがこみ上げてくること間違いなし。

ワクワクが止まらないサントリーニ、人生で一度は訪れる価値あり!!

サントリーニ島 イアの古城から見る夜景
夕日が水平線に沈み、人がすっかりいなくなったイアの古城から見る夜景もオツなもの。
昼間とはうって変わってロマンティックな雰囲気に。

海と空の自然が描き出す雄大な光景と人工物である白い街並みとが見事に調和した美しき島・サントリーニ。今年の夏は、そんな青と白の世界、そして夕焼けに染まるイアの街を見に一度訪れてみてはいかがでしょうか。