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Category沖縄

沖縄で城めぐりはいかが?世界遺産や現地人だから知っている絶景をお届け!

沖縄にもお城があるなんて驚きですよね。 しかも世界遺産に登録されているんです。 グスクと呼ばれる琉球王国時代のお城には、絶景を始めとして沖縄ならではの隠れた沢山の魅力があります。 そんな魅力を一緒に見てみませんか。

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沖縄移住の現地リポート

YasuNao

沖縄に移住、今は週末ごとに沖縄巡りで色々な場所を訪れています。沖縄の四季折々や観光ガイドで飽き足らないような情報をお届けします。

沖縄のお城にはこんな魅力があるんです!

こんにちは。沖縄に移住して2年のYasuNaoです。

沖縄のお城はグスクといって、大小合わせて数百あります。

その一部は、関連遺産とともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産登録されています。


沖縄のグスクは内地とは全く違った築城方式がとられていたりして、歴史上からもとても興味深いものが多いです。


城めぐりをするだけでも楽しいのですが、それぞれのグスクでしか味わえない別の魅力があるんです。

1つ1つのグスクの紹介に合わせて、あまり知られていない見どころもご覧下さい。

①【首里城】沖縄随一の観光地を押えよう

首里城ってこんなところ

まず最初にこの執筆をしている最中にとても悲しい出来事がありました。

首里城の大部分が火事で焼失してしまいました。

このため現在は休園となっていることをご承知おきください。


首里城は那覇市内の丘陵上にあり、14世紀末の築城と言われています。

古くは琉球三山(北山、中山、南山)の中山の居城とされていました。


その後三山統一後、琉球王国の王家の居城となり、約450年もの間栄えました。


残念ながら沖縄戦で米軍の攻撃によって廃墟と化してしまいましたが、復元工事に取り掛かり、今年(2019年)、最後の復元工事を終えて現在の形を取り戻しました。


2000年7月には九州・沖縄サミットの夕食会場となり、同年12月には他のグスクや遺跡と共に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に指定されました。

また日本100名城にも選ばれています。

首里城、見逃せないポイントはここ!

首里城は、正殿、北殿、南殿の3つに囲まれた広場、ここが中心なのですが、

実は見逃せないのが守礼門です。

首里城・守礼門

守礼とは「礼節を守る」と言う意味で、琉球は礼節を守る国として中国から認められたところから、この名前になっています。


門のすぐそばには琉球衣装を着て写真を撮ってもらえるところもあります。

そこで記念の1枚も良し、でもご自分で撮る場合は人の出入りが激しいのでタイミングを見計らってくださいね。

首里城

もう一つ、忘れてはいけないのが絶景です。

首里城は高台上にあるので、グスクの建物群を見るだけでなく、ぜひ周りに目を向けてください。そこには那覇市内が一望で見渡せる絶景が待っています!

詳細情報

住所:〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1-2


電話番号

098-886-2020

開園時間

8時~19時30分(7月~9月は20時30分、12月~3月は18時30分)

有料地域は各30分前で閉園

※現在は一部を除いて閉園中ですのでご注意ください

入場料

大人830円、高校生630円、小中学生310円、6歳未満無料

駐車場

周辺に有料駐車場多数

所要時間の目安

最低でも2時間程度は必要


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②【今帰仁城】沖縄北端の城、見逃せない夜桜

今帰仁城ってこんなところ

三山時代の北山の居城として君臨した今帰仁(なきじん)城ですが、1416年頃中山王の尚巴志によって滅ぼされました。

中山は北部の管理のために監守をここ今帰仁城に派遣し、1609年に薩摩に攻め込まれるまで治世が続きました。

2000年に首里城などと共に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。

ここも日本100名城にも選ばれています。

今帰仁城、見逃せないポイントはここ!

今帰仁城は駐車場から売店の横を抜けて歩いて行くと、立派な城壁が見えてきます。

各所で見る城壁もとても見事です。

今帰仁城

でもここの1番の見どころは桜なんです。

沖縄の桜は内地のお花見で見るソメイヨシノとは違って、寒緋桜(かんひざくら)という桜です。

その寒緋桜の木がグスクの道の両側にびっしりと植えられています。

今帰仁城の寒緋桜

この道沿いの桜が満開の時はそれは素晴らしい景色となります。

さらに最高なのが夜桜です。

1月の後半から2月頭にかけて今帰仁グスク桜まつりが催されます。

渋滞は避けられませんが、一見の価値はありますよ。

今帰仁城の夜桜

詳細情報

住所:〒905-0428 沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101


電話番号

0980-56-4400

開園時間

8時~18時(5月~8月は19時、最終入場は各30分前)

入場料

大人400円、小中高生300円、小学生未満無料

駐車場

無料駐車場あり

所要時間の目安

最低1時間程度


③【勝連城】沖縄本島の東海岸と太平洋が一望

勝連城ってこんなところ

14世紀初頭の築城とされ、その後このグスクを収めていた茂知附(もちづき)按司を倒した阿麻和利が最後まで収めました。

阿麻和利は海外交易で力を付けていき、1458年に首里城の中山勢に滅ぼされるまで続いていました。

2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。

また続日本100名城にも選ばれています。

勝連城、見逃せないポイントはここ!

勝連城は沖縄本島の東海岸のほぼ中央、うるま市の海に突き出た勝連半島の標高100mほどの小高い丘の上にあります。

勝連城

道路を挟んだ反対側にある駐車場に車を停めて、グスクを見上げると結構な高さがあります。

登る道はまだ整備途中の所や急な石段があるので、歩きやすい格好、履物があると良いですね。

三の曲輪、二の曲輪と広間を辿って、凡そ15分程で登りついた頂上(一の曲輪)はそれほど広くありませんが、四方遮るものがないので、その絶景に見とれてしまう事請け合いです。

風がある日は、帽子が飛ばされそうになるので、ご注意下さい。

海中道路から伊計島方面

海の中を一直線に走る海中道路とその先に伊計島が見えます。

中城湾から南方

南側には中城湾とうるま市、沖縄市が臨めます。

絶景を堪能したらもう一つ、お薦めしたい物があります。

駐車場の一角に休憩所があるのですが、そこで販売している太もずくが絶品なんです。

実はうるま市は沖縄の4割のもずくを生産する日本一のモズク生産地。

勝連城の昇り降りで疲れた体を休めるとともに是非ご賞味を!

詳細情報

住所:〒904-2311 沖縄県うるま市勝連南風原3908


電話番号

098-923-2179

開園時間

9時~18時

入場料

無料

駐車場

無料駐車場あり

所要時間の目安

30分~1時間


④【座喜味城】美しい城壁から東シナ海を展望

座喜味城ってこんなところ

15世紀の初頭に、築城家として名高い護佐丸(ごさまる)によって築かれたとされています。

ここは護佐丸の作ったアーチ状の門が特徴で、沖縄最古のものです。


2000年にここも「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されています。

また続日本100名城の一つに選ばれています。

座喜味城

座喜味城、見逃せないポイントはここ!

少し細い道を進んだ先に駐車場があります。

「座喜味城跡」の碑を横目に登ること約5分、アーチ状の城門が見えてきます。

沖縄最古のアーチ門なので、写真スポットとしてお忘れなく!

座喜味城のアーチ門

このアーチ門をくぐると、正殿跡の広場に出ます。

正殿跡をぐるりと囲んだ城壁は上を歩くことが出来るので、見逃さない様に上がりましょう。

座間味城から慶良間諸島

城壁に登ると、本島・西海岸沿いならではの絶景”慶良間諸島”を一望できますよ。

詳細情報

住所:〒904-0301 読谷村字座喜味708-6


電話番号

098-958-3141(読谷村役場 文化振興課)

開園時間

特になし

入場料

無料

駐車場

無料駐車場あり

所要時間の目安

30分~1時間


⑤【中城城】沖縄本島の真ん中、かつては動物園もありました

中城城ってこんなところ

中城(なかぐすく)城は、14世紀後半頃から築城が開始され、1440年頃に護佐丸が座喜味城からこちらに移り、独自の築城技術で増築していったとされています。

グスクは標高150m程の丘の上に立ち、南東側は切り立った断崖、北西側は急斜面と天然の要害として、守りやすく攻めにくいグスクでした。


ここも2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されています。

また日本100名城の一つに選ばれています。

中城城

駐車場から程近くに受付があり、そこで入場券を購入します。

購入と共に小さな送迎バス(無料)に案内されます。グスクの入口まで坂道が続くので、無理せずバスの利用をお薦めします。


城内は結構広いので、石積みされた城壁を見ながら広い曲輪を一つ一つゆっくり見て回りましょう。


四方に開けているので、少し遠いですが、東の海、西の海の絶景を臨むことが出来ます。

中城城・アーチ門

最後にアーチ状の裏門に到着です。1周すると優に1時間はかかると思います。

中城城、見逃せないポイントはここ!

中城高原ホテル跡

送迎バスを降りると、先ず怪しげな建物が目に入ります。


これは「中城高原ホテル」の廃墟化した建物なんです。なんでも1972年5月から数か月だけの営業で終わったそうです。


残念(?)ながら解体が決定し、その後は公園として生まれ変わる予定です。

今の姿を見たい方は来年(2020年)春までに是非!


また、さらに遡って1956年頃には公園と動物園があり、ゾウやキリン、ライオン、クマもいたそうです。豆知識としていかがでしょうか。

詳細情報

住所:〒901-2402 沖縄県中頭郡中城村字泊1258



電話番号

098-935-5719

開園時間

8時30分~17時(5月~9月は18時)

入場料

大人400円、中高校生300円、小学生200円、小学生未満無料

駐車場

無料駐車場あり

所要時間の目安

1時間程度


こんな所も訪れては?

首里城以前の王城、浦添城

これまでのグスクに比べると世界遺産ではなく、知名度は劣りますが、ここ浦添城は首里が王城となるまでは中山の王城として栄華を誇りました。


浦添の小高い丘の上にあり、城壁もなかなか見ごたえがあります。

浦添城

沖縄戦ではここでも激しい攻防があったようで、至るところに爪痕が残ります。

上まで登ると、普天間飛行場や宜野湾の海が一望できます。

那覇市内からも近いので、気軽に遊びに来れますね。

浦添城から普天間飛行場

浦添城からは普天間飛行場を見ることが出来ます。

浦添城から宜野湾方面

浦添城から見た宜野湾方面

詳細情報

住所:〒901-2103 沖縄県浦添市仲間53



開園時間


ここに追加

入場料

無料

駐車場

無料駐車場あり

所要時間の目安

30分~1時間


内地のお城にはない沖縄のグスクの魅力を味わえて頂けましたか

琉球王国が栄えていた時代、数々のグスクが築城されました。

その中では三山の争いもありましたが、多くの名城が築かれてきました。

まだまだ調査が進んでいないグスクも沢山あります。


これを機会に沖縄のグスク巡りを観光のメニューに加えてみませんか。

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