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スコットランド の気候・物価・治安をまとめ!在住者が注意点を紹介します!
スコットランド、ロンドンとはまた違う観光が楽しめます。ハリーポッターファンの方は1度は行ってみたいスコットランドですね。治安は大丈夫?物価は高いのか?気になりますね。治安、物価、気候についてお伝えします。これを読んで楽しいスコットランド の旅行にしてください!
この記事に登場する専門家
イギリス在住ライター
ami
スコットランドとはどんな国?
こんにちは〜イギリス在住のamiです!スコットランド(Scotland)ってどこ?イギリスの街?なんて思う人も多いですよね。イギリスとは日本だけがいう名前であって、正式には「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」略してUKとなります。ロンドンを中心とする、イングランドとスコットランド、ウェールズ、北アイルランドから成り立つ4つの連合王国ですね。
スコットランドのグラスゴーといえば、20年ほど前はイギリスの中で1番治安の悪い街、ヨーロッパの中でも上位に入るほと危険な街だったのです。今ではギャング同士の争いも絶えませんが、改善されています。人気映画の『トレインスポッティング』(Trainspotting)』はスコットランドのエディンバラが舞台となっています。遥か昔はグラスゴーは映画の世界のように薬物、アル中が多かったのです。
スコットランドの気候は?ベストシーズンはいつごろ?
イギリスのロンドンより北に位置するスコットランドは年間を通して気温は高くはなりません。首都のエディンバラ、グラスゴーともに1日のうちに天気が変わりやすいのが特徴的です。晴れていたと思うと雨が降り出し、また晴れるなど、そしてイギリス独特なグレーの空模様が多いです。太陽が顔を出している日は公園の芝生、カフェのテラス席には人が集まり日光浴を楽しみます。
春のスコットランドの気候・服装
スコットランドの春は4月下旬頃から徐々に暖かくなり始めます。春とはいえジャケットが必要です。クロッカス、スノードロップ(まつゆきそう)が咲いてくるとやっと春が来たね〜と喜び、その頃にはイースター(復活祭)のシーズンとなり街が明るくなります。
夏のスコットランドの気候・服装
夏はここ数年は気温が25度を超える日が10日くらいはあります。たかが20度こえと思われますが、日差しが強く暑いのです。湿気はないためにカラッとしており気持ちが良いです。木陰に入ると涼しい感じです。
真夏日以外の夏は15度〜18度ほどと過ごしやすい気候です。イングリッシュガーデンが見頃なシーズン、日照時間も朝6時〜夜の10時ごろまで明るく観光のベストシーズンと言えます!
朝晩の寒暖の差があるために、夏場でも羽織りものを持参しましょう。スコットランドの夏の気候は暑いと思ったら次の日は雨で寒いということがよくありますので、フリースなどが大活躍です。
秋冬のスコットランドの気候・服装
スコットランドの秋は短く、冬が長くなります。寒い国と思われがちですが、マイナスの気温になる日はあまりなく雪もめったに降りません。室内はとても暖かいために重ね着の服装をおすすめします。
また雨の多いスコットランドではほとんどの人が(子供は必ず)ウォータープルーフのジャケットを着ています。雨対策は必要なスコットランドの気候です。
スコットランドの物価は日本と比較して高い?安い?
スコットランドの通貨・チップ
スコットランドではイングランドと同様にポンド(£)が流通しています。スコットランドではチップが必要な国となります。レストラン、タクシーではチップを払いましょう。その分、外食費など物価が高いですね。
スコットランドの物価は高い方です。ロンドンよりは多少安いですが、東京よりは高い物価ですね。まず外食費の物価が高いためにほとんどの人は自炊ですね。
スコットランドの物価・外食費
テイクアウトやチェーン店は安いファーストフードを食べることができ、5ポンド〜(約650円ほど)です。おしゃれなカフェでランチをいただくと13〜20ポンド(2000円〜)、ディナーですとチップも入りますので20〜50ポンド(2600円〜)です。アフタヌーンティーの値段は、1人当たり10〜20ポンド(約1300円〜)となっています。
スコットランドの物価・パブ
スコットランド のパブの物価は、1パイントのビールが4〜6ポンド(600円ほど)です。レストランとパブでいただく食事の値段も同じくらいですね。フィッシュ&チップス、ローストビーフなど10〜15ポンド(1500円以上)です。
スコットランドへ来たら、パブでビール、スコッチをいただきませんか。
スコットランドの物価・スーパー
スコットランドの物価でスーパーは安いです。ミネラルウォーターは80円くらいですし、野菜、フルーツ共に安いですが、日用品、ステーショナリーがとても高い物価です。食事で節約したい方はスーパーのランチミールはサンドイッチ、飲み物、クリスプ(ポテトチップス)で3ポンド(400円ほど)です。マクドナルドの物価も高くセットでは1000円超えます。スターバックスの物価はトールサイズからとなりカフェラテは4ポンド弱(500円ほど)です。
スコットランドの物価・ホテル、交通費
スコットランド の物価、ホテルなどの宿泊料金は、立地によって変わってきますが好立地のところで1万円ほどで泊まれると安い感じです。治安の悪いエリアもあるた安いホテルは気をつけましょう。ホステルもありますが4000円ほどですね。ホテルはロンドンと同じ感じの物価です。交通費も年々値上がりをしているため、電車は高いですが『オフピーク』の時間帯を選ぶと節約できます。
スコットランドの治安は日本と比較して悪い?良い?
スコットランドの治安は日本と比較して良好です。今まで実際に住んでいて怖い思いをしたことはないですが、友人の車は車上荒らしにあったり、昨日までスーパー、カフェのガラス窓がきれいだったのに、破れていたりなどよく見かける光景です。スコットランドは移民の国ともなっています。スコットランドの人たちが窃盗をしなくても、多くいる外国人たちの犯罪も目立ちます。イスラム教徒も多く住んでいますので、集会やデモを行っているときには近くに行かないようにしましょう。
外務省 海外安全ホームページ
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スコットランドの治安①酔っ払いには注意しましょう
スコットランドの治安で注意したいのは、酔っ払いの人たちです。イギリス発祥と言われるパブが街のいたるところにあり、昼間からビールを飲む人たちが多々います。イギリス、スコットランドでは、アルコールに対する時間制限が設けられています。そのためパブでは午前11時からしかお酒は飲めません。また、スーパーマーケットではアルコールを購入できる時間は午前10時〜午後10時までです。
お酒を飲む人が多いスコットランドでは、酔っ払いの人たちを毎日のように見かけます。アル中の人が何かをしてくるわけではないですが、目を合わさないように通り過ぎましょう。酔っ払いが1番多くなるのは金曜日、土曜日の週末の夜遅くです。街中には若い子たちの酔っ払い、ギャングの人たちが外で騒いだり、喧嘩をしたりします。くれぐれも相手にせずに知らない顔をして通り過ぎましょう。私も終電に乗って帰る時は、同じ駅で降りる人の流れについていき、なるべく早歩きするなど気をつけます。
スコットランドの治安②スリ・置き引きには気をつけましょう
スコットランドの治安でスリにあった人の話はあまり聞きませんが、観光客が多くなるシーズンのエディンバラのフェスティバル、年末年始、クリスマスマーケットなどでは貴重品に注意しましょう。日本ではあまり置き引きの被害はないですがスコットランドのレストラン、ホテル、パブなどではハンドバッグを置いてお手洗いへ行ったり注文する人はいません。自分の荷物はしっかりと管理しましょう。タクシーやレストランに忘れた物は日本のように返っては来ません。
ロンドンの人混み、ベルギー、バルセロナなどではあースリが怖いな!と実感をしましたがその点スコットランドのエディンバラ、グラスゴーはスリに対しての治安は大丈夫です。とはいえ油断は禁物ですが。ティーネイジャーたちによる恐喝の被害も出ています。暗い夜道、公園周辺には特に注意をしてください。
スコットランドの治安③夜の1人歩き、公園には注意しましょう
スコットランドの治安で注意したいのは、夜遅くの1人歩きです。サマータイムが終了する10月からは日が短くなるのが早くなります。冬場は夕方の3時くらいから暗くなり始めます。夕方、夜には裏道、街灯がない道は歩かないでください。決して夜の公園には行かないようにしましょう。住んでいるスコットランドの男性ですら夜の公園は近道であろうと通りません。
スコットランドの公園はとても広いです。昼間とはぜんぜん雰囲気が変わります。
性犯罪、ドラッグの取り引きなどに巻き込まれないためにも、夜の公園は行かないようにしましょう。人気がないため叫んでも助けてくれる人は誰もいないです。
スコットランドの治安・タクシー
スコットランドのパブ、レストランでお酒や食事を楽しんだ後は、徒歩ではなくタクシーで帰りましょう。正規のタクシーの、『ブラックキャブ』に乗ってください。レストラン、ホテルから呼んでもらうこともできます。スコットランドのタクシーはとても安全です。メーター制になっているためにぼったくりもありません。夜間に1人でタクシーで乗るのが怖い方は電話でタクシーを呼びましょう。呼んだタクシー会社と自分の携帯に記録が残ります。
スコットランドの治安④スポーツ観戦には注意しましょう
スコットランドの治安で注意をしたいのは、スポーツ観戦です。ラクビー、フットボール(サッカー)発祥の地イギリスではほとんどの人たちが地元のチームを応援します。スコットランド、イングランド戦のスポーツがある日は、パブやスタジアムで観戦する人が多くいます。喧嘩などに巻き込まれないためにも、チームカラーの服装は避けましょう。応援グッズを持って、試合が終わった後にパブや街中へ行かないように注意しましょう。
スコットランドのグラスゴーでは、フットボールチームの熱狂的なファンが多くいます。日本の中村俊輔選手がセルティックチームに所属していましたね。年に4回開催される有名な、『オールドファームダービー』は、セルティックとレンジャーズのファン同士が喧嘩をしたりと騒ぎになることが多く、警察官も多くスタジアムに出動しています。
セルティックは緑色、レンジャーズは青色です。試合があるときは、時間をずらして街中へ行く、パブへは行かないなど地元の人たちはしています。フットボールを観戦したら、すぐにスタジアムから離れて、着ていたユニフォームから私服へ着替えることをおすすめします。
スコットランドの治安⑤治安の悪いエリアには行かないようにする
スコットランドでももちろん治安の悪いエリアは存在します。首都のエディンバラ、グラスゴーにも明らかに雰囲気が違うエリアが存在します。そういう場所は住宅地となっており低所得者の人たちが多く住んでいます。治安の悪い場所は観光地ではないために、まず足を踏み入れることはないですが、バスなどで間違えって行ってしまったらすぐに引き返しましょう。
スコットランドで治安の悪い場所は、とにかく道が汚く、お酒の空き瓶、タバコなどが落ちています。失業者が多いために昼間からお酒を飲んだり、薬物をしたりしています。スコットランドではいまだにギャング同士の争いで殺人事件も起きています。治安の悪い場所=低所得者、失業者が多く住むエリアです。
スコットランド治安・危険エリア
スコットランドの首都エディンバラで治安が悪いのは、『LEITH(リース)』、『LOTHIAN ROAD(ロージアン ロード)』、第2の都市のグラスゴーでは、グラスゴー大学の辺りから徒歩で30分ほどの場所にある、『メアリーヒル(Maryhill)』です。
スコットランドの治安・まとめ
大都会のロンドンとは違う雰囲気が味わえるスコットランド、スコッチウィスキーにバグパイプ、セントアンドリュースなどでゴルフを楽しみたいですね。スコットランド の物価は高いですがうまく節約をすれば安くすみます。スコットランドの治安は良好で人々も優しいですが、スコットランドへ来ているという意識を常に持って、スリ、置き引きなどの犯罪にも注意しましょう。スコットランド は雨の多い国ですので、雨具の準備を忘れずにしてくださいね。
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