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そのまま行くと恥をかく!?フランスの文化・現地のマナー・習慣をパリっ子が教えます!
海外に行くと感じるのは、文化の違い!フランスには日本と違う文化が沢山あります。知っておくと便利な現地ならではの習慣・マナーから、驚きのオモシロ文化までを楽しくご紹介!。フランス旅行の予習にも最適ですよ♪フランスの文化を良く知って、現地に馴染んじゃいましょう!
この記事に登場する専門家
パリ在住フリーライター/喋るお仕事
YONNE
フランスの文化を知ろう
Bonjour!パリ在住フリーライターYONNEです。
皆さんはフランスというと、どのようなイメージをお持ちですか?
ワイングラス片手にシャンゼリゼ通りを歩くパリジェンヌ?
朝食に毎日クロワッサンを食べる習慣がある?
バカンス期間が長い?
道にはたくさんの〇〇が落ちている…?
……様々なイメージをお持ちだと思いますが、
フランスには日本とは異なる面白い文化や習慣がたくさんあります。
そして知っておくべきマナーもいくつかあるのです。
今回は、知っておくと役立つフランスならではの文化&マナーを、
時間の許す限りご紹介しましょう♡
フランス旅行に行かれる方は必見です!
①フランスに強く根付く【パン文化】
フランスには至る所にパン屋さんがあります。
フランス人にとって「パン」は主食。
朝昼晩とパンを食べます。日本人にとってのお米と同じですね。
中でも特に食べられているのは「バゲット」。
日本ではフランスパンと言われています。
パリの街中を歩いていても、バゲットを手に街を闊歩する人の姿を本当によく目にしますよ。
土日祝日でも、フランスでは必ずどこかのパン屋さんはOPENしており、
フランス人の毎日の食事を支えています。
又、雑誌等が発表する人気のパンランキングがあり、
クロワッサン、バゲットなど種類毎に人気のお店が発表されるので、
美味しいパンの話題は会話の中でもよく上がります。
フランスに行った際には、皆さんも自分のお気に入りのパンやブーランジェリー(パン屋さん)を見つけてみてください♪
②朝食に甘いものを食べる習慣があるフランスの【プティ・デジュネをしっかりとる文化】
プティデジュネ「Petit-déjeuner」とは朝食の意味。
フランス人は毎日パンを食べますが、
実際のところ朝食にどんなパンをいただくかは家庭毎に異なります。
でも、フランスの朝食にはある特徴があるのです。
それは、必ずと言っていいほど「甘いもの」が登場するという事。
バゲットにあまーい蜂蜜やジャムをたっぷりかけて頂いたり、
「ヌテラ」という子供にも大人気のチョコレートクリームをつけてみたり、
チョコレートたっぷりのパン・オ・ショコラやフルーツタルトを食べたり。
オレンジジュースやりんごジュースなどのフレッシュジュースも欠かせません。
勿論、各家庭それぞれ朝食メニューは異なりますが、
朝から糖分をしっかり取り、
元気に1日のスタートを切るのがフランスのスタイルなのです。
甘いものは太る…なんて我慢せず、
食べたいものはしっかりとって良く動く、そんな習慣が
ストレスフリーなフランス人の健康的な心を作り出しているのかもしれません。
③健康志向のフランス人が習慣にしている【BIOの文化】
フランス人は甘い朝食をいただく…というお話をしましたが、
その一方で意外と健康志向が強いのも特徴。
美味しいチョコレートやマカロン、ケーキにチーズに
ハイカロリーなグルメが沢山あるイメージですが、
世界の健康度ランキングでは毎年上位に入っており、
ランニング人口も非常に高いと言われています。
フランスのスーパーで目を引くのは
「BIO野菜売り場」。
BIOとは、オーガニックのことで、フランスのスーパーには大抵
普通の野菜売り場とオーガニックの基準をクリアしたBIO野菜の売り場の二つが存在するのです。
もともと農薬大国であるという背景が影響しているのですが、
今や野菜だけでなく、チョコレートやスナック菓子、蜂蜜や石鹸に至るまで、
様々なBIO商品が存在します。
日本にもオーガニック製品はありますが、
フランスほどは浸透していません。
口にするものを良く考えて、体に良い食材を選ぶ習慣がある。
「BIO商品」を当たり前のように選ぶところに健康意識の高さが伺えます。
④フランスではワインは教養の一つ【ワイン文化】
フランスといえばワイン!
そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実際のところ、ワイングラスを片手にシャンゼリゼ通りを歩く人の姿を目にしたことはありません(笑)
でも、フランス人はワインが大好き!
ランチタイムにコーヒー感覚でワインをいただく人の姿や、
ランチミーティングでワインが登場するなんて光景を日常的に目にします。
ディナーでも、その時の食事に合わせて最適なワインをチョイスできると
とてもスマートに見えます。
日常的に楽しまれているものだからこそ、
ワインの知識はフランスでは教養と見なされているのです。
TPOに合わせてベストなものをチョイスできる力も、重要なのかもしれません。
サロン・デュ・バン
毎年世界中からワイン好きが集う、ワインの祭典
Salon du vin (サロン・デュ・バン)も有名。
世界中のワインが一堂に会するワイン好きにはたまらないイベント。
例年、スーツケースや段ボール一杯に購入したワインのボトルを詰めて
持ち帰る人の姿が見られます。
⑤フランスのお酒の席での習慣&マナー【目を見てサンテ!の文化】
フランスで乾杯をするときの掛け声を覚えておきましょう。
主に使われている掛け声は2 つ。
1つは「Sante!(サンテ!) 」
もう1つは「Tin tin(チンチン!)」です。
フランス人とお酒を飲む機会があったら、ぜひ試してみてください。
乾杯の時には相手の目を見るのがマナー
フランスで乾杯をするときに知っておきたいマナーをご紹介します。
それは「相手の目を見て乾杯をすること」。
これはお酒の席での大切なマナーで、中世の歴史に由来します。
中世において、食事の時間は相手の飲み物に毒を入れて殺すチャンスでもあったそう。
そんな中でお互いが「飲み物に毒を盛っていない」ことを証明する為に、
同じワインを目を見合わせて少量ずつ飲むという習慣があったのだそうです。
そこから、現代でも乾杯の際には必ず目を見るという習慣が続いています。
ちなみに、参加者の多い飲み会において、
全員と乾杯をかわす為にテーブル上で手がクロスしてしまう事があります。
(忘年会などでよく目にしますよね)
実は、これもフランスではNG。誰かの手や腕の上で乾杯をする、
というのはマナー違反です。
⑥フランスでコミュニケーションはマナー!いつでも誰にでも【元気にBonjourの文化】
「Bonjour!(ボンジュール)」誰もが知るこの言葉。
フランス人が毎日何度も口にする言葉です。
会社で同僚に会った時、学校で友人に会った時はもちろん、
ご近所さんとすれ違った時、
レストランやスーパーなどのお店に入った時、
例え相手のことを知らずとも、明るくBonjourというのがマナーとなっています。
見ず知らずの人に突然Bonjour!と声をかけられ、そこから世間話が始まることも。
最初は、コミュニケーションを積極的に取るフランスの文化に戸惑うかもしれませんが、
慣れてくると人との繋がりを感じる事ができて悪くないもの。
フランス旅行に来たら、恥ずかしがらず積極的にBonjour!と声をかけてみては?
相手も必ずBonjour!と返してくれますよ♪
⑦フランスでは意見交換や討論は当たり前【ディベート文化】
フランス人は議論を交わすのが大好き。
カフェタイムでも飲み会でも、テーマを問わず活発な意見交換が行われます。
自分の意見をしっかり持ち、それを相手に伝え、相手の意見もよく聞く。
議論を深めていくことで人間関係も深まっていきます。
議論のテーマとしては様々なものが上がりますが、
フランスに行くと日本人は「日本」ついてよく尋ねられます。
自分の国にも関わらず意外と知らないことは多いので、
会話を楽しむためにも自国のことをよく知っておくと良いかも。
円滑なコミュニケーションにもつながりますよ。
⑧フランスでは会話中、日本人の相槌はNG?【頷かない文化】
日本では相手の話を聞いている最中、同意の意味を込めて
顔を縦に動かして頷く動作をしますよね?
でも、フランスでは会話中に何度も頷くことはしません。
話を聞く時は、顔を動かさず、相手の目をじっと見つめるのです。
日本人のように顔を何度も動かすと、
「ちゃんと話を聞いてるの?」と思われてしまうことも。
逆にフランス人にじっと話を聞かれると、私たち日本人は
「この人ちゃんと話を理解出来ているのかしら…」と思うかもしれませんね。
頷く動作というのは日本人に染み付いたものですので、
無理してやめる必要はもちろんありませんが、
フランスにおいて話を聞く時は「頷かずじっと聞くのがマナーである」
ということを知っておいても損はないと思います。
⑨フランス人はしっかり働き、しっかり羽伸ばし【バカンス文化】
フランス人=バカンスが長い
そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
イメージ通り、フランス人はバカンス期間になると、しっかりと長期休暇を取ります。
特に8月は多くのフランス人が国外に旅行へ行ったり
ビーチなどのリゾート地で時間を過ごす為、
夏のパリには現地人の姿はなく、観光客しかいないなんて言われるほど。
一生懸命働いて、バカンス期間は思い切り羽を伸ばす。
休みの間は決して予定は詰め込まず、ひたすらのんびりダラダラ過ごす。
そんなスタイルがフランス流です。
バカンス明けの一言「焼けたねー」
バカンス明けにフランス人の友人に会ったら
「焼けたねー」と声をかけてあげるのがフランス流だそう。
フランスではバカンスを思い切り楽しんだ証=日に焼けた
というイメージがあるため、
バカンス明けにはこの言葉が飛び交います。
事実、バカンス期間中に肌を焼くフランス人はたくさんいますよ。
⑩ストライキやデモで電車も止まる【グレーブ文化】
グレーブとは、ストライキを意味するフランス語。
フランスでは信じられないほど頻繁にストライキやデモが行われます。
まさに今もパリはストライキの真っ只中。(2020年1月現在)
パリの地下鉄やバスが運行しなかったり、イベントが中止になったりと
その影響力は非常に大きいです。
せっかく観光に遊びに来たのに電車が止まっていたり、
デモ行進に合ってしまったなんてこともあるかもしれません。
又、フランスではイエローベスト運動というものが続いていますが、
街中のガラスが割られていたり、車が燃やされている場所などもあります。
活動の激しい場所にはできる限り近づかないようにしてください。
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⑪カフェやレストランで店員を呼ばないのがマナー?【のんびり文化】
フランスのカフェやレストランに入店した際、
基本的に店員さんに「すみません」と声をかけることはしません。
席に案内されたら、ウェイターがメニューを持ってくるのを、
あるいは注文を聞きに来るのを待ちます。
基本的には日本のように注文が決まったら店員さんを呼ぶという習慣はありません。
その為、とんでもない時間待たされることもしばしば…
いつまでたってもウェイターさんが来なかったり、
時間がなくてこれ以上はさすがに待てない、なんて時は、
「Excuse-moi(エクスキュゼ・モア)」と店員さんを呼びましょう。
店員が常連さんと長話をしていて聞こえていないこともあるので、
大きな声でアピールしてください笑
その他も…水道屋さんものんびりしています
「のんびりしている」という特徴は基本的にどんな時にでも当てはまるのがフランス。
ライフライン系のトラブルが起こった時でも対処が遅いと言えるでしょう。
例えば、水道が壊れた場合、
水が溢れて止まらない等、明らかに緊急性が高い場合は対処が早いのですが、
すでに水が止まっていたりと緊急性が低いとみなされると、放置されてしまうことも。
早く来て欲しい時には、その緊急性を伝えて急かすことが必要となってきます。
フランス人はのんびりしているので、
放っておくと対処されずに時間だけが過ぎていきます…
⑫気をつけて!信号が赤でも歩行者が渡っちゃう【歩行者優先文化」
フランスの歩行者はここだけの話、赤信号でも横断歩道を渡ってしまいます。
たとえ信号が赤でも左右を見て渡れそうなら渡ってしまう文化が根付いているので、
日本の交通ルールをちゃんと守ってきた私たちは驚いてしまいます。
車のドライバー達もそれをわかっているので、
たとえ歩行者の信号が赤でも、横断歩道の手前でキュッと止まってくれることが多いのですが、
危ないのできちんと信号は守りましょう。
日本同様、歩きスマホも危険。
携帯に気を取られているとスリなどの犯罪に巻き込まれることだってあります。
合わせてお気をつけくださいね。
⑬パリでカフェを頼むと「あれ?!小さい?!」【エスプレッソ文化】
パリといえばおしゃれなカフェ。
ホッと一息コーヒーが飲みたい…
そんな時にご注意ください。
フランスのカフェに入り、一番スタンダードな「カフェ」を頼むと、
小さいマグに入った、濃〜いエスプレッソが出てきます。
日本でいう普通のブラックコーヒーが飲みたいのであれば、
「カフェアロンジェ」「カフェアメリカーノ」と注文してください!
普通のコーヒーカップ一杯分のブラックコーヒーを飲みたかったのに
エスプレッソが来ちゃったなんてことはよくあります。
お気をつけくださいね♪
⑭踏まないように、下を向いて歩こう!【道に犬のフンがたくさん…文化】
最後に、みなさんに本当に気をつけていただきたいことをお伝えします。
フランスの道には犬のフンがたくさん落ちている…なんて聞いたことはありませんか?
その話、本当です。笑
特に、花の都パリには犬のフンがたくさん。
よそ見をして歩こうものなら犬のフンをうっかり踏んでしまうでしょう。
笑い話のようですがこれは事実。
美しい街の中をルンルン歩く中、踏んでしまっては旅も台無し!
みなさんもお気をつけて!
フランスの文化やマナー!いかがでしたか?
いかがでしたか?国が違えば文化も違うもの。
日本には無い面白い文化や役に立つマナーを紹介させていただきました。
これからフランス旅行へ行かれる方、
フランスでの生活がスタートするみなさんは、
頭の片隅にちょこっと入れておくといざという時に役立つかもしれません♪
皆様のフランス滞在が、安全で楽しい時間になることを祈っています♡
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