Category中国
南京の1泊2日観光コース!反日感情が強くて危険?南京大虐殺記念館に突撃レポ!
南京と聞いて何を思い浮かべますか?南京大虐殺があり、日本人にとってはちょっと行きにくいエリアです。反日感情が強くて危険との噂もあります。本当なのか、実際に南京大虐殺記念館に行って参りました。また、ファンも多い孫文の記念館もあり、意外に見るとこ多い。上海から近いので、中国に観光予定のある方も要チェック◎
この記事に登場する専門家
中国在住ライター
はなまる
中国の南京はどんな都市?
ニーハオ!中国在住ライターのはなまるです。
今回は中国の大都市・南京の観光スポットを紹介したいと思います。
中国はとっても広く、北方と南方、西方と東方では、雰囲気も話す言葉も違います。
南京は、江蘇省の省都で、人口800万人の大都市です。
歴史的にも重要な都市であり、明代の首都が設置されたり、中華民国の総統府が設置されたりと、どの時代も中国南方における主要都市として栄えてきました。
また、日中戦争の際には南京大虐殺が行われた都市としても有名かと思います。
南京は、その立地の利便性等の観点から歴史的に重要な都市であり続けたため、各時代の歴史的建造物がたくさんあります。
観光地をたくさん紹介することも可能ですが、それでは「結局どこに行けばいいのか分からない!」「中国の色んな都市を回りたいから時間がない!」といった人も多いかと思います。
そこで、今回は数ある観光スポットの中から、南京を2日間で巡るならどこに行く?というテーマでおすすめの観光スポットをベースにモデルコースを組んでみましたので、ぜひご参考にして貰えればと思います!
では早速見て行きましょう!
旅行を始める前に。南京の基礎情報をチェック
南京の位置&行き方
南京は中国の東方に位置する都市になります。
上海に近く、上海から長江を約300km上った地点にあります。高速鉄道を使うと、3時間弱で行くことができるので、高速鉄道を使うのが便利かと思います。
南京の治安
南京は、中国の中でも大都市の部類に入ります。北京・上海に比べるとまだまだですが、かなり水準の高いレベルで発展しています。
交通機関も発展しており、地下鉄が便利で不自由することはないかと思います。
ただ、スリなどの軽犯罪には最低限気をつける必要があります。
また、歴史的背景から反日感情が比較的強い都市になります。特に、侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館の近くでは、むやみやたらに日本人であることをアピールすることは控えた方が良いです。
南京市公式観光サイト
長江の畔にある「博愛」の都。南京は金陵とも呼ばれ、長江下流の沿岸にあり、長江口から約300キロ離れている。江蘇省の省都で、総面積は約6582平方キロメートル、11区を管轄し、常住人口は約816万。北京の歴史的地位がみんなに知られているが南京は北京の前に中国の首都としていた。南京は2500年余の都市の歴史と500年余の都としての歴史を持ち、歴史上長期にわたって中国南部の政治文化センターだった。中国四代古都の一つで、「六朝古都」、「十朝都会」の美名も残る。
www.nanjingkankou.com
南京旅行のベストシーズン
日本の九州南部と同じ緯度にあるので、そのイメージで旅行されるのが良いかと思います。
南京は大陸性気流の影響もあり、東京に比べて寒暖の差が激しく、夏は暑さが厳しく、冬はかなり冷えるので、春(3月~6月)、秋(9月~11月)が良いかと思います。
特に春は降水量が少なく、晴れの日が多いのでお勧めです。
ゴールデンウイークのお休みを利用して、上海・蘇州・杭州と合わせて旅行するのもよいかと思います!
では、基本情報を抑えたところで、さっそくモデルコースを見て行きましょう!
1日目AM:まずは【侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館】に行こう
まずは南京大虐殺記念館「侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館」をご紹介します。
ちょっといきなり重いスポットだなと思った方もいらっしゃると思いますが、個人的には南京でここは先に行っておくべきかなと思います。
虐殺を描いた彫刻やパネル図が展示されており、かなり見るに堪えないものもありますが、
日本人として、歴史を知る意味でも、一度は訪れてみてもらいたいと思います。
この記念館は年間800万人が訪れており、中国共産党により、第1次愛国主義教育模範基地に指定されている施設でもあり、数字の根拠等については正しい目をもって見て行かなといけない記念館にはなります。
総じて、南京は反日色の強い都市になりますので、この近くで日本人であることをむやみやたらにアピールすることは避けましょう。
詳細情報をチェック
名称:侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館
住所:江蘇省南京市建邺区水西门418
1日目PM: 次に行きたいのは【明孝陵】
中国の明朝の太祖である朱元璋と彼の皇后の陵墓がある明孝陵は、世界遺産にも登録されている南京の代表的な観光スポットです。
陵墓も迫力があってよいのですが、敷地全体が綺麗な公園になっており、2月には梅が咲き誇るなど、ピクニックで訪れる人も多いスポットになっています。
方城の北にある宝頂(宝城)の地下に朱元璋と馬皇后が眠る地下宮殿「玄宮」があり、両方見ることができます。
地下宮殿は未発掘のために多くの謎が残されているとされています。
また、この周辺には霊谷寺等もあるので、時間が余った方はぜひ行ってみてください。
詳細情報をチェック
1日目夜:【南京長江大橋】は夜のライトアップがおすすめ
その名の通り、長江にかかった橋になります。中国の大河と言えば、黄河と長江が有名ですよね。そのうちの一つ、雄大な長江を見られるのがこのスポットになります。
近くに資料館があるので、そこもぜひ訪れてみてください!
私が訪れたときはPM2.5のせいもあってか、景色は良くなったのですが、夕焼けのタイミングで行くと、インスタ映え間違いなしの写真が撮れると思います!
詳細情報をチェック
名称:南京長江大橋
住所:江蘇省南京市下関区南京長江大橋
2日目AM:個人的にオススメ【中山陵】は必見
中国には、”中山”と名の付く公園や建物、道路がたくさんあります。それは、中華民国建国の父、孫文からきており、ここ南京には、その孫文の墓である中山陵があります。
とにかく広く、暑い時期に行くとたどり着くまでがなかなか大変な観光スポットになりますが、その見ごたえは一見の価値あり!
頂上からの見晴らしはとてもきれいなので、是非踏破してください!およそ400段の階段を上ることになるので、歩きやすい靴と水分をお忘れなく!
詳細情報をチェック
名称:中山陵
住所:江蘇省南京市鐘山風景区
入場料:無料
2日目PM:【南京総統府】ここは見逃せない!
南京は、孫文によって建国された中華民国の総統府が設置された場所になります。
この総統府は中々見応えがあるので、個人的にはとても気に入ったスポットです。
明の皇族の庭園や清の地方行政の施設があり、中国の歴史の移り変わりを感じられるスポットです。
南京は江南地域に属するのですが、その江南地域特有の、水と石をベースとした庭園の良さを感じることができるのです。
観光客も多いこのスポットですが、一見の価値ありなのでぜひ訪れておきましょう。
詳細情報をチェック
名称:南京総統府
住所:江蘇省南京市玄武区長江路292号
サイトURL:http://www.njztf.cn/flash.html
入場料:40元
2日目夜:南京の締めくくりはココ!【南京夫子庙休闲街】
最後は、南京のホットスポット・南京夫子庙休闲街に行きましょう!
夜水路沿いにレストランが軒並を連ねており、食べ歩きにももってこいの場所です。
この地域は上海料理のような甘い料理や、小籠包のような日本人の口に合う料理がたくさんありますので、色々食べ比べしてみましょう!
また、川沿いには遊覧船もあるので、興味のある人はどうぞ。
皆さん大好きな小籠包もあります。
詳細情報をチェック
名称:南京夫子庙休闲街
住所:中国南京来燕路
秦淮夜色 - 南京市南京夫子庙休闲街的图片 - TripAdvisor
南京市南京夫子庙休闲街图片:秦淮夜色 - 快来看看TripAdvisor会员拍摄的 13,860 张/部南京夫子庙休闲街真实照片和影片
cn.tripadvisor.com
南京から行ける近隣の観光スポットは?
せっかく中国に旅行にきて、南京のみを観光して帰国する、という方はかなり少数派と思います。近くには、言わずと知れた上海や世界遺産都市の蘇州、湖がとても美しい杭州に紹興酒で有名な紹興など、数多くの観光スポットがあります。
そこで、周辺のオススメ観光都市を纏めてみましたので、下記を読んでみてください!
東洋のベニスは本当に美しかった!世界遺産都市:蘇州に行こう!
蘇州は、高速鉄道を使って、南京から2時間弱で行ける都市です。上海にも近く、車でも行けちゃう距離です。
その特徴は何と言っても典型的な中国東方の都市をしており、運河・橋・庭園等が至るとこにあり、街全体が美しいことです。
「東洋のベニス」と言われているだけあって街全体が綺麗であり、運河の近くを散歩するだけでも、絵になります。
庭園はたくさんありますが、オススメは拙政園です。自然との融和がとても素晴らしい庭園です。
旅行予約はJTB!│安心と信頼の旅行ツアーほか海外・国内の総合旅行予約サイト
旅行予約はJTB!安心と信頼の海外ツアー「ルックJTB」や、高級旅館・ホテルから格安プランまで揃った国内ツアー「エースJTB」のほか、格安航空券やオプショナルツアー、レストラン予約まで。旅を楽しくする多彩なラインナップが満載!
www.jtb.co.jp
下記に蘇州についても書いていますのでぜひチェックしてみてください!
中国のおすすめ観光都市を紹介!地域別に観光・グルメ・交通・治安情報をぎゅっと凝縮!
中国はとっても広い。地域ごとに文化・風習・グルメの特色はかなり異なってきます。上海・北京以外にも魅力的な都市はたくさんあります。そこで、今回は中国在住で中国各地に旅行をした経験から、観光スポット・グルメ・アクセス方法・治安などをお伝えします。中国に観光予定のある方はチェック◎
trip-partner.jp
世界で最も華やかな都市を訪れて:杭州に行こう!
杭州は浙江省の省都で、蘇州のお隣にあります。
杭州西湖は中国屈指の観光地で、中国人にとっても人気の観光都市です。私の友人も一度は杭州西湖を訪れたい!とよく話しています。
西湖は世界遺産にも登録されており、中国の上海付近の観光スポットの中では私の一番のお気に入りです。
また、龍井茶の茶畑も有名で、中国茶の製法を学んだりもできます。私も杭州を訪れてから中国茶の奥深さに気づいてしまい、美味しい中国茶を入れたい!いろんな中国茶を知りたい!と思い勉強を始めました。ぜひ皆さんも一度杭州を訪れて中国茶の楽しさを知ってもらいたいと思います!
南京をたくさん楽しもう!<振り返り>
いかがでしたでしょうか?今回は中国の江蘇省・南京の観光情報として、
南京の基礎情報
侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館
明孝陵
南京長江大橋
中山陵
南京総統府
南京夫子庙休闲街
を見てきました。南京は、その都市だけで観光に行く人は少ないと思いますが、ぜひ上海旅行を考えている人は、2日ほど追加して南京を訪れることを検討してみてください!
1つ1つのスポットはとても見どころがあり、ぜひ訪れてほしいところばかりです。
また、中国には他にも魅力的な都市がたくさんあるので、下記の記事も参考にしてみてください!
中国の都市を徹底解説!北京・上海から行けるおすすめ都市10選を地域別にご紹介!
中国はとっても広い。地域ごとに文化・風習・グルメの特色はかなり異なってきます。上海・北京以外にも魅力的な都市はたくさんあります。そこで、今回は中国在住で中国各地に旅行をした経験から、北京・上海から行ける中国の都市情報を徹底解説しちゃいます!中国に観光予定のある方はチェック◎
trip-partner.jp
中国のおすすめ観光都市を紹介!地域別に観光・グルメ・交通・治安情報をぎゅっと凝縮!
中国はとっても広い。地域ごとに文化・風習・グルメの特色はかなり異なってきます。上海・北京以外にも魅力的な都市はたくさんあります。そこで、今回は中国在住で中国各地に旅行をした経験から、観光スポット・グルメ・アクセス方法・治安などをお伝えします。中国に観光予定のある方はチェック◎
trip-partner.jp
それでは、夏休みや冬休みなどの長期休みに向けて、ぜひぜひ中国に旅行して頂ければ嬉しいです!
個の記事が、中国旅行の計画づくりの参考になれば幸いです!
以上、はなまるがお伝えしました◎