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アメリカのクリスマスは日本と比べてどう違う?本当に素敵なクリスマス文化・楽しみ方・プレゼントまとめ!
冬の一大イベント、クリスマス。寒い冬もクリスマスのおかげで楽しく華やかに乗り越えられますよね。日本でも大きなイベントの一つですが、アメリカ国民にとっても非常に大切なイベントなのです。今日は、日本との違いにも着目しながらアメリカのクリスマス事情を紹介しちゃいます!
この記事に登場する専門家
元アメリカ駐在妻ライター
mg
はじめに…クリスマスって一体何の日?
こんにちは!主人と二人の子供たちと一緒にアメリカに5年間駐在していました、ママライターのmgです。今日は私がアメリカで過ごした中で一番大好きなイベント、クリスマスについて日本との違いにも着目しながら紹介していきたいと思います。
そもそも、皆さんはクリスマスって何の日かご存じですか?”Christmas”という言葉は”Christ”(キリスト)+”Mass”(ミサ)の造語で、12月25日のキリストの誕生日をお祝いする日です。キリスト教徒の方にとってはもとろん一大イベントですが、近年ではアメリカでも宗教に関係なく老若男女問わず皆が楽しみにしているイベントです。
アメリカではクリスマスを長く楽しむ
ハロウィンが終わると一気にクリスマスモード
日本ではクリスマスの装飾は12月に入ってからぼちぼち…といった感じですが、アメリカでは10月末のハロウィンが終わると一気に街はクリスマスモードに早変わりです。
雑貨屋さんにはクリスマスの装飾や様々なグッズが並びます。
飲食店にも期間限定商品が現れます。
ださ可愛いアグリーセーター。
アメリカでは、一般の家庭も結構な数のお家がイルミネーションを飾り付けます。中には、ちょっとやりすぎでは?!という規模の派手派手なお宅もあります。アメリカのお家は大きいですし、敷地も広いので迫力がありますね!
さかんな地域では、一般宅のイルミネーションを見て回るツアーが組まれていたり、イルミネーションの大会が開かれている地域もあります。
ツリーは1月も飾っている
日本ではクリスマスが終わると翌日から一気にお正月モードで、クリスマスツリーはさっさと片付けてしまいますよね。アメリカでは、お正月や年越しはそこまで大きなイベントではなく、クリスマスツリーを急いで片付けて新年を祝うようなことはありません。だいたいどこも1月中くらいはクリスマスツリーが出ています。
ちなみに、アメリカではクリスマスツリーは本物のもみの木を使う家庭も多いです。クリスマスが近づくと各地で販売されます。1月も終わりになってくると、ツリーも乾燥してきてしまいますのでそれも1つの目安なのでしょう
アメリカではクリスマスは誰と過ごす?
日本ではクリスマス=恋人同士の日といった認識が強いですが、アメリカでは家族で過ごす日です。24日は親戚中集まってパーティーをし、お店が休みの25日は家族でゆっくり過ごすことが多いです。友達同士のパーティーは前倒しでやることが多いようです。
アメリカでクリスマスに食べる料理は?
日本でクリスマスに食べる料理と言ったらチキンとケーキといったイメージですが、実はアメリカではそのどちらも食べません。アメリカではこれといって決まった料理は食べませんが、ビーフやハムといったお肉料理がメインにあるのが普通です。
こちらはアメリカ人の友人宅で開催されたクリスマスパーティーのお料理です。タコス、マカロニチーズ、パスタ、ビーンズペーストなど…普段のパーティーの料理とさほど変わりないメニューです。
さらに、アメリカでクリスマスのスイーツと言えばケーキではなくクッキーです。こんなアメリカらしい色のクッキーもお店にはたくさん並びます。
こちらの固いステッキの形のキャンディケーンはクリスマスの時期になると色んな場所で売られています。ペパーミントやシナモンの味です。クリスマスツリーの飾り付けにも使われます。
アメリカ版年賀状⁉クリスマスカード
1年に1度のご挨拶
アメリカでは年賀状といった文化はなく、代わりに1年に1度のご挨拶にはクリスマスカードを送り合います。売り場には可愛いデザインのカードがたくさん売っています。家族を大切にするアメリカでは、家族全員でこのための撮影に行きオリジナルのカードを作ったりなんかもします。そして、届いたカードはクリスマスツリーに飾ったり、部屋に飾ったりして家族みんなで見て楽しみます。
期間限定切手も可愛い
毎年クリスマスカードの時期になると、期間限定の切手が発売されます。毎年可愛いデザインが多いので毎年楽しみでした。
アメリカではクリスマスは祝日!
アメリカでは12月25日は祝日にあたります。この前後で有給休暇を使って長期休暇を取って、里帰りをする人が多いです。12月20日前後から1月2日まではどこの企業でも人が少なくなっているのが一般的です。
また、アメリカでは祝日にお店がクローズになることも多いのですが、クリスマスは1年の中でも1番お店がお休みになる確率が高い日ではないでしょうか。ほとんどのお店がお休みになるので、街は静まり返り道路に車も非常に少ないです。みんな出かけることなくお家で家族団欒を楽しむのです。
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子供達大喜び!アメリカのクリスマスプレゼント事情
見てください!このプレゼントの山!アメリカの家庭ではごく一般的な量なのです。アメリカの子供たちはクリスマスにとてもたくさんのプレゼントをもらいます。
親戚中が、1つではなく2つ3つとプレゼントをくれるからです。クリスマスツリーの下に並べておいて、25日の朝に開けます。びりびりと豪快に破って開けるのが、このプレゼントをもらって嬉しい!という気持ちの表現方法の1つとなっています。
アメリカには11月のサンクスギビング(感謝祭)の金曜にブラックフライデーという1年に1度の安売りセール(日本でいうところの初売りのような感じで、どのお店も安くなります。)がありますので、毎年この日はどこもクリスマス商戦にかなり気合が入ります!
子供一人あたりに2~3個用意するため、カートに乗りきらないほどのたくさんのプレゼントを購入する姿も珍しくありません。
また、アメリカにはプレゼントを贈り合う際にとても合理的なシステムがあります。『ギフトレシート』というもので、いただいたプレゼントがかぶってしまったり好みでなかった場合、プレゼントに同封されているこのレシートを持ってお店に行けば好きなものと交換ができるのです。
プレゼントを買う際、お店でギフトレシートを付けてくださいと言えば発行してもらえます。アメリカのこの合理的なところが住んでみるととても心地よく感じたものです。
アメリカではサンタさんをこうして待つ!
アドベントカレンダー
アメリカではクリスマスの前になると、いろいろなところでアドベントカレンダーが販売されます。子供のいる家庭では特に、クリスマスまでのカウントダウンに使用することが多いです。わくわくが高まりますね!
アドベントカレンダー (Advent calendar) は、クリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーである。待降節の期間(イエス・キリストの降誕を待ち望む期間)に窓を毎日ひとつずつ開けていくカレンダーである。すべての窓を開け終わるとクリスマスを迎えたことになる。 但し毎年変化するアドベントの期間に関わらず、実際には12月1日から開始し24個の「窓」がある場合が多い。アドベントカレンダーは、窓を開くと写真やイラスト、詩や物語の一編、チョコレートなどのお菓子、小さな贈り物等が入っていることが多い。宗教色の強いものもあれば、単に娯楽用のものもある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BCアドベントカレンダーのWikipediaです。
こんな感じで、市販の物にはいろいろなデザインがあります。手作りする家庭もあります。値段も非常に手ごろで、3ドルくらいから買うことができます。
サンタさんへおもてなし
そして、いよいよ当日。たくさんの家庭にプレゼントを配るサンタさんにクッキーやミルクを置いて、メッセージを書いて眠ります。翌日クッキーがなくなっていれば、サンタさんが食べてくれた!ということです。(もちろんパパママがこっそり食べています)
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アメリカのいろいろなクリスマスイベント
アメリカ国民はイベントが大好き。寒い冬だろうと様々なイベントでクリスマスをお祝いします。筆者が見てきた、クリスマス限定のイベントを紹介します!
ズー・ライツ
冬は動物も少なくあまり人気のない動物園ですが、クリスマスシーズンには多くの動物園がイルミネーションパークに変身します。
こちらは有名銀行主催のズーライツ。(動物園冬期限定イルミネーション)
園内には温かい食べ物のワゴンが来ていたり、光るグッズが販売されていたりと賑やかです。
中には無料のものもあったりしますが、無料だからと言って一切手抜きされていないクオリティー。さすがアメリカです。
真冬の馬車乗車体験
こちらは、夜にイルミネーシで飾られた馬車に乗車してお散歩できるイベント。
かなり寒かったですが、馬車街の行列ができていました。家族総出で来ている方も。
ただ、ご覧のようにほとんど照明はなく、暗い道をひたすら歩く感じでした(笑)その回によって乗っている時間も結構まちまちでゆる~いイベントでした。
車内から楽しむイルミネーションツアー
こちらは、長いトンネルがイルミネーションパークに大変身!車に乗ったままイルミネーションを楽しめるツアーです。
寒くないので子連れでイルミネーションを楽しみたい方にはかなり楽です!素敵なBGMもかかっておりテンションが上がります!
どんどん進んでゆっくりたっぷり30分以上はあります。車内でゆっくりテイクアウトしたものを飲食しながら見ました。
これは日本でも人気が出そうだと思うのですがいかがでしょう?
街中あちこちでサンタさんに会える
クリスマスの時期になると、街中にたくさんサンタクロースが現れます!当たり前ですが扮するのはアメリカ人なので、本物感がすごいです。息子はいつも抱かれて号泣していました(笑)
ショッピングモールの特設会場に現れることも多く、記念撮影ができて写真を買うことも可能です。そこで撮った写真をクリスマスカードに使っている方も多いです。
まとめ:日本とは違う、しかし素敵なアメリカのクリスマス
いかがでしたでしょうか?日本とアメリカのクリスマスではずいぶん違いがありますよね。筆者はアメリカのクリスマス前後のホリデーシーズンの雰囲気が大好きで毎年とっても楽しみでした!機会があれば、是非アメリカのクリスマスを体験してみてくださいね。きっと、日本とはまた違った素敵なお祝いが気に入っていただけると思います!
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