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パリをミュージアムパスで観光しよう!買うべきパスの種類とおすすめの名所も紹介!
フランスのパリ観光では必需品とも言えるミュージアムパス。パリ旅行経験者が値段や購入方法、買うべきパスの種類などを解説します。それに加えて経験者目線で、ミュージアムパスで入れるおすすめ美術館や必見の名所を厳選したので、旅行前にご確認ください。
この記事に登場する専門家
ラスベガス在住ライター兼翻訳家
mm2445
パリのミュージアムパスとは?
こんにちは!これまでに世界50カ国を旅行した経験があるフリーライターのmm2445です。今回はフランスのパリ旅行で強い味方となるミュージアムパスについて、旅行経験者が詳しく解説したいです。
ミュージアムパスはフランスのパリ旅行では、持っておきたいアイテムです。パリやその近郊にある主要スポット60ヶ所に入場できるフリーパスであり、美術館だけでなく教会やお城のような歴史的建造物まで網羅しています。さらにパスを持っていれば切符売場に並ぶ必要もないため、時間の節約にもなります。
パリのミュージアムパスの種類
ミュージアムパスは連続した2日、4日、6日の3種類から選択します。私は4日を選びました。正直2日だけではまわりきれないし、かといってモンサンミッシェルとかフランスのパリ以外の観光名所にも時間を使いたかったので、4日ぐらいがちょうどいいと思います。
パリのミュージアムパスの値段は?
値段は2日間を買うと48ユーロ、4日間を買うと62ユーロ、6日間を買うと74ユーロです。施設一ヶ所につき入場料が10ユーロから20ユーロぐらいの値段なので、2日のパスでも1日あたり2ヶ所以上行けば元が取れる計算ですね。どれぐらい得するのかという点に関しては、あとでまた詳しく述べたいと思います。
パリのミュージアムパスの使い方
ミュージアムパスは現地で買う以外にも、オンラインで事前に購入することも可能です。
オンラインで事前に購入する場合
日本語のサイトなので安心して購入できますよ。
現地で購入する場合
現地の場合にはツーリストセンター以外にも、ミュージアムパスの対象であるルーブル美術館やベルサイユ宮殿などで買うことが可能です。それ以外にもパリ=シャルル・ド・ゴール空港でも購入できます。
ミュージアムパスが使える観光地①パリ市内の美術館
それではミュージアムパスが使える観光名所の中から、私も実際に行っておすすめする場所をいくつか紹介していきます。ミュージアムパスを買ったなら、パリ市内にある美術館は複数巡りたいですよね。
ルーブル美術館
パリの美術館と言ったら、ルーブル美術館は必見ですよね。世界最大級の美術館で、世界でも最多入場者数を誇る美術館です。私は半日ぐらいいましたが、全く全部見切れる雰囲気ではありませんでした。モナリザやミロのヴィーナスなど、絶対に見ておきたいものをまず見ておいて、あとは時間が許す限りさらっと次々進んでいくと良いでしょう。
入場料:15ユーロ
定休日:火曜日
住所:Rue de Rivoli, 75001 Paris, フランス
ルーブル美術館
ルーブル美術館の場所
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オルセー美術館
ルーブル美術館も有名ですが、パリではオルセー美術館も見逃せません。ルーブル美術館と同様にパリ市内を流れるセーヌ川沿いに位置し、アクセスもしやすい場所でした。ルーブル美術館と比べるとフランス印象派の作品がかなり充実していて、個人的には親しみやしミュージアムでした。
入場料:12ユーロ
定休日:月曜日
住所:1 Rue de la Légion d'Honneur, 75007 Paris, フランス
オルセー美術館
オルセー美術館の場所
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オランジュリー美術館
オランジュリー美術館もフランス印象派のコレクションが多いですが、一番の見所はクロード・モネの睡蓮です。ルーブル美術館やオルセー美術館に比べると館内は小さかったですが、モネの睡蓮の絵に360度囲まれた部屋ではゆっくり鑑賞できました。
入場料:9ユーロ
定休日:火曜日
住所:Jardin Tuileries, 75001 Paris, フランス
オランジュリー美術館
オランジュリー美術館の場所
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ミュージアムパスが使える観光地②パリ市内の建造物
ミュージアムパスはミュージアムだけでなく、パリ市内にある歴史的な建造物への入場チケットにもなります。その中でもおすすめする観光名所を厳選しました。
凱旋門
パリと言ったら美術館を巡るのもいいですが、歴史的な建造物も見たいですね。なんとあの有名なエトワール凱旋門に、ミュージアムパスがあれば登ることも可能です。まっすぐ伸びるシャンゼリゼ通りを含む、凱旋門から放射状に伸びている12本の道路を眺めることができました。
入場料:12ユーロ
定休日:なし
住所:Place Charles de Gaulle, 75008 Paris, フランス
凱旋門
凱旋門の場所
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ノートルダム大聖堂の塔とクリプト
セーヌ川の中州であるシテ島内だけでも、複数の観光地にミュージアムパスが使用できますよ。その一つがこちらのノートルダム大聖堂です。大聖堂内へは無料で入場できますが、有料である大聖堂の塔にミュージアムパスを使って入ることが可能です。塔からパリの綺麗な街並みを一望できました。
入場料:10ユーロ
定休日:なし
住所:6 Parvis Notre-Dame - Pl. Jean-Paul II, 75004 Paris, フランス
ノートルダム大聖堂
ノートルダム大聖堂の場所
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サント・シャペル教会
ノートルダム大聖堂と同じく、シテ島にあるサント・シャペル教会。この教会の一番のハイライトは、大きくて美しすぎるステンドグラスです。サント・シャペル内には装飾や絵画など見所が多いのですが、どうしてもステンドグラスに目を奪われてしまいます。
入場料:10ユーロ
定休日:なし
住所:8 Boulevard du Palais, 75001 Paris, フランス
サント・シャペル教会
サント・シャペル教会の場所
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コンシェルジュリー
コンシェルジュリーは、サント・シャペル教会のすぐそばにある牢獄です。このコンシェルジュリーも同じくシテ島にあり、フランス国王ルイ16世の王妃であるマリー・アントワネットが投獄されていたことでも有名です。ここではマリー・アントワネットの独房などを見ることができ、歴史的な出来事を身近に感じられる場所でした。
入場料:9ユーロ
定休日:なし
住所:2 Boulevard du Palais, 75001 Paris, フランス
コンシェルジュリー
コンシェルジュリーの場所
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パンテオン
パリ市内に突如現れる、古代ギリシア風の荘厳な建物であるパンテオン。フランスの偉人たちが眠っている場所で、すばらしい絵画や彫刻を眺めることができました。
入場料:9ユーロ
定休日:なし
住所:Place du Panthéon, 75005 Paris, フランス
パンテオン
パンテオンの場所
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ミュージアムパスが使える観光地③パリ郊外の観光名所
なんとパリのミュージアムパスは、パリの郊外にある20もの観光名所にも使えます。お城や博物館など、挙げると切りがありません。もうパリとかミュージアムとか、パスの名前にとらわれないところがすごいですね。それではミュージアムパスを使用できる、パリ郊外の必見スポットを一つだけ代表で紹介します。
ベルサイユ宮殿とトリアノン
パリに旅行したら、みんなベルサイユまで足を運びますよね。実はベルサイユ宮殿にもミュージアムパスが使用できますよ。ちょっと驚きですよね。もちろん無数のシャンデリアが美しい、あの有名な鏡の間も入れます。
さらにミュージアムパスはベルサイユ宮殿に加えて、トリアノン宮殿やマリー・アントワネットの離宮にも入場できます。ただし広大で見事な庭園は、ミュージアムパスには含まれていません。私は庭園もどうしても見たかったので、追加の値段を払いました。宮殿だけで帰るのはここまで来ておいてあまりにもったいないので、絶対に庭園も隅々まで行ってみるべきですよ。
入場料:20ユーロ
定休日:月曜日
住所:Place d'Armes, 78000 Versailles, フランス
ベルサイユ宮殿
ベルサイユ宮殿の場所
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パリのミュージアムパスはどれぐらいお得か?
では具体的にミュージアムパスを買うと、どれぐらい値段の得があるのでしょうか?例えば2日の場合を考えてみましょう。パリに旅行したら有名美術館と、歴史的建造物は見たいですよね。1日目にルーブル美術館とオルセー美術館に行って、2日目にシテ島にあるノートルダム大聖堂とサント・シャペル教会、それに凱旋門に行くとします。ミュージアムパスを使わないと入場料の合計は59ユーロなので、毎回チケットを購入しなくていい上にミュージアムパスの値段の48ユーロの方が十分お得ですね。このプランなら2日間と言ってもまだ時間に余裕があると思うので、エッフェル塔やシャンゼリゼ大通りなどにも行くこともできる思います。
ミュージアムパスは4日や6日の値段の方が割安になるので、長期の方がよりお得と言えるでしょう。ミュージアムパスは60ヶ所の観光地を網羅しているので、仮に6日間でも全て行くことは無理ですよね。個人的な意見ですが、パリは見所が多いので、2日では十分行きたい観光地を全てまわれないと思うので、4日以上のパスをおすすめしたいです。
パリのミュージアムパスを使うときの注意点
日本でいつまでに申し込む必要があるか?
日本で買う場合には、土日祝日を数えない7営業日前までに申込む必要があります。事前に買っておきたい場合には、旅行の日程が決まったらすぐに購入しましょう。
施設の定休日に注意
パリの施設は月曜日や火曜日が休館の場合が多いです。観光予定の施設の休館日を、事前に確認しておきましょう。
2日券は2日間ではなく連続する48時間
例えば2日券の場合には、48時間使えることになります。よって初日の午後から使用し始めれば、翌日は丸々一日、翌々日も午前中だけ使えることになりますね。
18歳未満は入場無料
パリでは18歳未満は無料という施設が多いです。子供料金とか学生料金とかないんですね。よって18歳未満はミュージアムパスを買う必要はありません。ただしオリジナルのパスポートが必要です。
パリのミュージアムパスのまとめ
パリのミュージアムパスについて詳しく紹介しましたが、いかがだったでしょうか?この記事を読んで、ミュージアムパスを購入して観光した方がどれだけお得か、伝わったのであれば幸いです。
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