Category香港
香港のおすすめビーチ10選!そんな楽しみ方もあったのか!なんてものも紹介します!
地上何十階という高層ビルにスモッグがかかったどんより空。香港ってあまり晴天とかビーチのイメージがないですよね。でも海に囲まれているので、高層ビル街を一歩離れると、実はとても自然豊かなのです。ここではまったりできる香港のおすすめビーチをご紹介します。
この記事に登場する専門家
香港好きライター
zuenmei
香港でビーチを楽しむって、意外?
こんにちは!ビーチは好きだけど泳ぎは苦手な香港好きライターのzuenmeiです。
香港というと、写真のような高層ビル、摩天楼が頭に浮かんできて、香港でビーチに行くとと聞くと「えっ?香港で海水浴が楽しめるの?」って不思議に思いますよね。
実は香港の摩天楼があるのは中環や銅鑼湾、尖沙咀などを中心にいくつかのエリアだけで、あとは緑あふれるところが多いんです。
それに香港は海に囲まれていますので、ビーチもあります。また、ビーチ=海水浴と思うのは、アジアでは日本人だけみたいですね。香港人はビーチではあまり泳がず、ビーチ=BBQとかサーフィンって思うらしいです。
ここではそんな香港のビーチについてご紹介します!
実はこんなにある!香港の自然
今回ご紹介する中でも、香港にはユネスコの世界ジオパークに認定されている西貢などが含まれており、ジオトレイルなどが整備されているところもあります。
摩天楼がひしめいている中環や尖沙咀では見られないような自然あふれる香港をぜひ体験してみてください!
リゾート気分でおすすめ!香港のビーチ10選
それでは香港のビーチでまったりするための厳選10ビーチをご紹介します!
おすすめビーチ①古いハリウッド映画の舞台にもなった【ルパルスベイ】
1955年、まだ終戦の混乱期でイギリス統治下の香港で撮影されたハリウッド映画「慕情」。そのテーマソング”Love is many splended thing"を聞くと、聞き覚えのある音楽だと思う人も多いことでしょう。
香港の中でもこの慕情はこの「ルパルスベイ」でのロケが行なわれました。その頃にはアフタヌーンティーが楽しめる風水マンション「ザ・ルパルスベイ」もなく、コロニアルなルパルスベイ・ホテルが建っていました。
ここルパルスベイは、犬をつれて散歩する在住の欧米人がちらほら見えてセレブな雰囲気がする一方で、各国から来たツアー客でも賑わう観光地ですが、水平線に向かってずーっと左に歩き、ライフセーバーの4番監視台のあたりまで来ると、うそのように人がいなくなります。
ところどころビーチには木が植わっていたりしていますが、夏の昼間でも意外と空いていますので、「セミ・プライベートビーチ」感覚が味わえます。ザ・ルパルスベイの前あたりの喧騒を考えると信じられないですが。。
人が泳いでいないビーチで泳ぐのは少し恥ずかしいとしても、マットを敷いてゆっくりするにはぴったりです!
ルパルスベイへの行き方は中環のバス乗り場から赤柱(スタンレー)行き快速260番で所要時間15分。料金は8.4HKドル(約120円)です。なお、現地ではルパルスベイは遠浅のため、淺水湾(チンソイワン)と呼ばれています。
【ルパルスベイ】の詳細情報
おすすめビーチ②露天でのショッピングも楽しい【スタンレービーチ】
昔の香港ツアーではほぼ100%、コースに組み込まれていたスタンレー。現地では赤柱(チェッチュー)と呼ばれています。
位置としては香港島の南側の端にあり、一大露天マーケットがあるところでも知られています。雑貨や洋服が所狭しと売られており、付近はしゃれたパブやレストランもあります。中国人だけでなく、欧米人観光客も多く、ヨーロピアンな雰囲気もするリゾートです。
特にコロニアルな雰囲気の「マレーハウス」にはドイツやスペイン、ベトナム料理など多国籍なレストランも並び、雰囲気がいいところです。
ここスタンレーのビーチはというと、きれいで弧を描く砂浜が広がっています。ビーチで泳ぐ人はあまりいないので、休日の昼間でも割に空いています。
ビーチでまったりして帰りにマレーハウスでちょっと一杯か軽食というのもいいでしょう。
タクシーは観光地のためすぐにつかまりますが、運転手の交代時間にあたる4時から5時くらいの間はあまりつかまらなくなりますので要注意です!
バスですと尖沙咀からシティバス973、香港島・銅鑼湾から銅鑼湾登龍街ミニバス乗り場40番の緑色ミニバス「赤柱市集」行き、シティバス63,65,14など色々出ていて便利です。
【スタンレービーチ】の詳細情報
おすすめビーチ③海鮮料理も楽しめて一石二鳥【ラマ島・洪聖爺湾泳灘】
ラマ島の洪聖爺(ハンシンイェ)ビーチは中環の4番ピアからフェリーで30分、2つあるラマ島(南Y島)行きのうち榕樹湾(ヤンシュウワン)行きに乗り込みます。
ビーチは南北に長いラマ島の北西あたりに位置しています。
榕樹湾埠頭からはラマ島のもうひとつの港、索罟湾(ソックーワン)まで整備された遊歩道が延びており、ここを歩くこと30分。12月でもジャケットを着ていると汗ばむくらい、アップダウンがある箇所もありますので、ジャケットは脱ぎ着できて、たためるものがいいでしょう。
緑が溢れていて日本では見ないような南国の植物が生い茂り、ちょっとしたアドベンチャー気分を味わえます。
ところどころ岩が飛び出た部分もありますが、きれいな砂浜のビーチではあまり泳ぐ人はいません。隣にはやはり9基のバーベキュー場があります。トイレや更衣室もあり。
【ラマ島・洪聖爺(ハンシンイェ)ビーチ】の詳細情報
おすすめビーチ④オリンピックメダリストがウィンドサーフィンの練習をする【東灣ビーチ】
東灣ビーチは長州島にあります。長州は「まんじゅう祭り」でも知られているところで、南Y島よりも西、ランタオ島に寄ったところにあります。
中環からは5番乗り場のフェリーで約1時間です。大人片道21.3HKドル(約290円)
1996年アトランタオリンピックにて香港初の金メダルをもたらした「シャンシャン」の愛称で親しまれる選手が練習をしていたところとして知られ、世界を夢見る若者もそれにあやかって練習をしているのがよく見かけられます。
外海に面しているので波は荒目、さすがオリンピックメダリストが練習するところです。海の色もターコイズブルーできれい!
隣の観音(クンヤム)ビーチにはウィンドサーフィンをはじめ、サーフィン、カヌーのレンタルもできる施設もあります。
また、周辺には奇岩やミニ万里の長城もあって写真スポットとしても楽しめます。
【東灣】の詳細情報
おすすめビーチ⑤穴場BBQスポット【舂坎角ビーチ】
香港にこんなきれいなビーチがあったのか!と驚くのが舂坎角ビーチです。
ビーチのある場所はバスが通っていないので、銅鑼湾のそごうあたりからタクシーで30分。100HKドル(約1500円)で到着です。
なんと無料の公営バーベキュー設備も完備していて、仲間を連れて仲間を連れてきてわいわいやりたい気分になります。
香港のビーチの中でもここ舂坎角ビーチは、満潮時の水の透明度は一番のビーチだと言われています。まるで香港のモルディブです!
【舂坎角】の詳細情報
営業時間:9:00-18:00、夏場週末は8:00-19:00(BBQ)
定休日:4月-10月無休
URL:舂坎角ビーチ
おすすめビーチ⑥【梅窩・シルバーマインベイビーチ】
空港があるランタオ島の南東に位置する梅窩。梅窩(ムイウォー)のシルバーマインベイビーチ(銀鉱湾)は、かつて明の時代に銀の採掘がされていたことからつけられました。きれいな砂浜が広がる静かなビーチです。
桟橋やバスターミナルの近くには市場もあり、中華料理をはじめ各国料理や屋台なども楽しめます。
梅窩へは中環の6番埠頭からフェリーに乗ります。高速船では35-40分、普通船では約1時間です。埠頭から徒歩15分でシルバーマインビーチに到着します。
天壇大仏と宝蓮寺(ポーリン寺)、大澳(タイオー)の水上家屋への観光の出発点ともして知られていますので、ついでに足を伸ばしてみてもいいでしょう。
【シルバーマインビーチ】の詳細情報
営業時間:9:00-18:00、夏場週末は8:00-19:00(BBQ)
定休日:4月-10月無休
URL:シルバーマインビーチ
おすすめビーチ⑦ジモティに愛されるビーチ【釣魚灣泳灘】
釣魚灣(Anglers’ Beach)は、新界にあるジモティに愛されるビーチです。釣魚翁と書いてある場合もあります。
中環からは6番埠頭から深井(サムチェン)行きフェリーに乗ります。梅窩(ムイウォー)と同じ乗り場なので注意が必要です。
坪州の深井埠頭に到着。遠くにチンマー大橋も望め、黒目の砂浜が広がっています。泳ぐという雰囲気ではないですが、東洋一の橋の風景を眺めてまったりするのがいいかと思います。
また深井はミルクティーやローストグースでも有名で、ネギクラッカーで有名なガーデンの工場もあるので、帰りに寄ってみたいところです。
【釣魚灣泳灘】の詳細情報
9:00-18:00、夏場週末は8:00-19:00(BBQ)
定休日:4月-10月無休
URL:釣魚灣泳灘
香港のおいしい朝食リストを香港通がお届け!ランチグルメやディナーレストランにもおすすめ!
香港旅行では、ついつい「朝食つき」のホテルを頼んでいませんか?3泊4日だとしたら、1日くらいはホテルの朝食を食べるけど、あとの2日は「どこで食べたらいいかわからない」ってこともありますよね。ここでは主要なホテルや空港周辺の美味しい朝食をご紹介します。ディープな現地レストランもあるのでオーダーの仕方もお教えしますよ!
trip-partner.jp
おすすめビーチ⑧香港サーファーの憧れ【石澳・大浪灣】
香港に行く人で「石澳」(セックオー)まで行く人は、たいていが海鮮目当てかと思いますが、かなり「通」なグルメかと思われます。
大浪灣は、香港島の東のはずれ、石澳のもっと奥にあり、英語ではビッグウェーブ・ビーチと呼ばれています。一年通じて波が平均ではないのですが、波を求めて香港中から若者が集まってきます。
法定古蹟として保護されている有史以前の香港人が描いた岩面彫刻や、龍脊(ドラゴンズバック)というハイキングトレイルも近くにあります。
ここはバーベキュースポットとしても設備が充実しており、20基のBBQピット、コンビニやトイレ、更衣室もあります。4月-10月は泳げるため、ライフガードサービスもあります。
「石澳」へのアクセスはトラムやMTRで香港島の東の端から3番目、筲箕灣(シャウケイワン)まで行き、そこから「石澳」行きバスに乗り換えます。所要時間は40分というところ。
地元のウィンドサーファーで割に賑わいますが、シーズンオフに行くと、きれいな砂浜が楽しめるのでまったりするにもいいところです。
【大浪灣】の詳細情報
おすすめビーチ⑨小舟に乗ってしか行けない?!香港の秘境ビーチ【西貢大灣】
新界エリア西貢(サイクン)の近くにあり、上級サーファーも集まってくるビーチで、地元では「シークレットビーチ」と呼ばれているビーチです。
西貢東郊野公園の中にあるビーチでここまでくると香港の高層ビルがひとつも見えません。
レアなのはそのアクセスの仕方です。香港島の東の端にあるのですが、まずはMTR鑽石山(Diamond Hill)駅の出口C2から92番バスで終点の西貢バスターミナルで下車します。
西貢の埠頭でビーチパラソルをたてているチケット売り場でスピードボートのチケットを買います。10人乗ればいっぱいになってしまうような小さなボートです。
西灣には埠頭がないため、波打ち際に降ります。まるで香港映画で離島に逃げた犯人の一味です。おまけに1人150HKドル(約2000円)と高額です。付近にはコンビニもないので飲料水や軽食は必携です。
でもリスクを多少おかして来ただけはあります。まるでハワイのような景観。香港にいることを忘れてしまいそうな雰囲気に浸ることができます。
【西貢大灣】の詳細情報
おすすめビーチ⑩空港の反対側!野生の水牛もいる香港人のリゾートスポット【下長沙ビーチ】
長沙(チャンサ)は香港国際空港のあるランタオ島の反対側の端。なんとランタオ島にもサーフスポットがあるとは驚きです。ランタオ島の南から、ラマ島の西側にかけては高波が立つエリアなので、香港中から波を求めてサーファーがやってくるそう。それに運が良ければ、野生の水牛さんも見ることができるそう。
アクセスはバス、電車、高速船とありますが、高速船では中環から30分ほどで到着しますのでおすすめ。
梅窩(ムイウォー)埠頭までは、高速船でも月~土曜日はHK$28.5 、日・祝日はHK42.9と、いずれも片道約400~600円です。
埠頭からビーチまでは車で15分ほど。なんとビーチには野生の水牛がいる場合もあります。ここ下長沙ビーチは、香港人の日帰りまたは1泊リゾート地なのだとか。
日本の一昔前の「海の家」があった頃のビーチを思い出します。高層ビルに疲れたらこうした香港を体験するのもいいのではないでしょうか?
【下長沙ビーチ】の詳細情報
異国情緒を感じられる香港ビーチ・もっと体験型香港を楽しもう!
ここでは香港の厳選ビーチをご紹介しました。
香港ではビーチでは泳ぐものではなく、BBQをするところ、と思っている人が多いようで、ほとんどのビーチにBBQ設備があります。
中にはルパルスベイやスタンレーのような観光客も来るヨーロピアンリゾートのようなビーチや、地元の人に愛される憩いのビーチもありますので、いつもと違う香港を感じることができます。時間をとって行って見られてはいかがでしょうか?
また中にはあまり人気(ひとけ)がないビーチもありますが、ライフセーバーがいない時などは泳いではいけないというサインですので、泳がないようにしましょう!
ビーチのお供にはアイス!香港のアイスの記事はこちら!
香港通が紹介するスイーツ11選!インスタ映えする伝統的な香港のスイーツに新旋風が!
香港スイーツというとマンゴープリンやエッグタルト、健康によさそうなドリンクなどが思い浮かびますよね。でも近年、香港のスイーツにも「進化系」が登場したようです。日本未上陸のアイスが上陸したり、伝統的スイーツにも変化が?香港スイーツの最新情報をご紹介します。
trip-partner.jp
ビーチに行くにはバスが便利!香港のバスを乗りこなそう。
香港のバスには種類がある?乗り方や料金・注意点を詳しく解説!
香港に行っても、バスで移動するという方は、結構香港に慣れた人かと思います。どうもバスは乗りにくくてやはり地下鉄になっちゃう、という方が多いのではないでしょうか?ここでは、簡単に乗れる香港でのバスの乗り方や注意点についてご紹介します。
trip-partner.jp