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香港の治安を現地から発信!デモは旅行者にどんな影響が?女子が渡航しても大丈夫?
デモに加えて新型コロナウイルスまで入ってきてしまった香港。ますます香港に行けなくなるぅ~~!と思っているのは私だけではないはず!ここでは外務省渡航情報で「危険度1」の香港の治安はどうなのか?香港への渡航はどのような点に気をつければ大丈夫なのでしょうか?
この記事に登場する専門家
香港好きライター
zuenmei
香港に行きたい!でも行って大丈夫?
香港行き航空券の申込みをしたいのですが、心のどこかで思いとどまってしまっている香港好きライターのzuenmeiです。「デモの場所に行かなければ大丈夫」という自分と「催涙ガスで街中の汚染がひどいことになってるって言うよ」という友人の言葉も気になる2人の自分がいる状態です。
いまだデモの沈静化が見えない状況に加え、中国から新型コロナウイルスが入ってきたと報道されている香港。ここままでは2003年のSARS時同様、長らく香港に行けない状況になりそうです。
しかし、万が一の心配をしてこのまま香港に行けないのはツライ!多分、同じ思いをされている人も多いかと思います。
外務省の報道では香港は夏頃から「危険レベル1」のまま止まっており、更新されていないのですが、果たして香港に行っても大丈夫なのでしょうか?
ここではデモを含む香港の治安について考えてみたいと思います。
通常の状態の香港の治安は?
まず、通常の状態の香港の治安、危険度はどうなのでしょうか?一説によると「香港は日本より安全」と書かれているサイトもありますが、これをうのみにするのは危険です。日本よりも多国籍な人種がひしめいていて、日本では考えられない事件が起こることもあるのです。
香港は、比較的治安はいいと言われていますが、香港映画さながらの殺人事件や観光客を騙しての窃盗事件なども日本ではあまり報道されないだけで、日常茶飯事に起きています。
香港も欧米諸国と同じように外国だということを肝に銘じて行動しましょう。
現在の香港の危険レベルは?
外務省の安全情報によると、香港は2019年8月頃からずっと「危険度1(4段階中)」をキープしています。その後の治安はというと、危険度は上がっていないようです。そのことから、デモはずっと膠着状態だということを意味しています。
治安はいいとされる香港ですが、渡航されるときは、念の為外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録しておきましょう。
また具体的な渡航予定がなくても最初に基本情報だけでも登録しておきましょう。
特に3か月以上滞在する方は,在香港日本国総領事館が緊急時の連絡先を確認できるように必ず在留届を提出しておくことがおすすめです。
比較的治安がいいと言われる香港で良くあるトラブル
比較的治安はいいとされる香港ですが、香港の日常的なトラブルにはどんなものがあるのでしょうか?
トラブル①パスポート盗難事件
治安がいいはずの香港では日本人がパスポートを盗まれる事件も起きています。日本のパスポートは世界最強。ビザなしで入国できる国が多いので、とても人気なのだとか。
もし運悪く香港でパスポートをなくしたら、まずは警察署に行って、紛失・盗難証明書(Loss Memo)をもらいます。
その後、日本領事館でのパスポート発給には3日かかるのですが、事情によっては「帰国のための渡航書」をすぐ発給してもらえる場合もあります。領事館は土日祝は休み。開館時間は月~金 9:15~12:00 13:30~16:45です。
その際、警察の証明書類(Loss Memo)や紛失届出書、発給申請書なども4.5×3.5cm サイズの写真2枚が必要になります。指差し会話用の広東語は次のとおりです。
我唔見咗個護照(私はパスポートをなくしました)
香港は日本のようにインスタント写真のブースが少なく、すぐに写真が手に入らないことから手間取ってしまうケースも多いです。
パスポートと同じ写真が理想的ですので、予備の写真を2枚ほど持参することがおすすめです。
また外国に行くからと置いてきてしまうケースが多いのですが、運転免許証のような写真付きの身分証明書も必要です。
トラブル②押し売り、勧誘
治安は比較的いい香港ですが、トラブルでは押し売りや勧誘も多いです。
一時は重慶大厦の前あたりで、日本人に日本語で声をかけ、偽物の時計などを売りつける人も見かけられましたが、一時期ほど多くないとは言え、現在もまだ存在します。
海外旅行にあまり慣れていない人がつかまるケースが多いですが、このように声をかけてくる人は無視するのが一番です。
治安はいいとされる香港ですが、盗難事件は起きます。
特に九広鉄路やフェリーターミナルで盗難事件が多発しています。その手口は、見知らぬ人に声を掛けられている間に財布などを盗難されるケースが多いのです。
声をかけておいて、注意をそらしているすきに盗む手口なので、犯人は一人ではなく、複数犯の場合が多いと言えるでしょう。
トラブル③クレジットカードのトラブル
これは実際に自身が体験したトラブルです。
香港のホテルでクレジットカードで支払いをしたのですが、支払いは1回払いで終わるはずが、宿泊してから数ヶ月に渡って、毎月少額ずつ引き落としているケースが有りました。少額なので、アプリの代金かなにかなのだろうと思って、注意深く調べなかったのが悪かったのですが、ある日何の代金だろう?と思ってカード会社に聞いてみて、香港のホテルだと発覚したのでした。
なぜこんなことになったのか、詳しいことはわからずじまいですが、海外でカードを使うときは、あとの請求にも十分注意しましょう。
治安はいいとされる香港ですが、クレジットカードなどのサイバー系犯罪も結構起きているようです。
デモ中の治安は?香港で気をつけること
それではデモ中の香港で気をつけることをまとめてみました。
注意点①黒い服を着ない
デモ隊はたいてい黒い服を着て、黒いマスクをしている場合が多いです。そのため、間違えて連行されないためにも黒い服や黒いマスクは避けたほうがいいでしょう。
注意点②デモの現場に近づかない
香港のデモはどのように行われているのかに興味があるのは山々ですが、デモの現場に近づくことは本当に危険です。
警察が放つ催涙スプレーのせいで香港の街中は有害物質が飛び交っているとまで言われております。でも現地の人は普通に外に出ているわけなので、風評被害に過ぎないのかも知れません。
今日の抗議活動。金曜日はやっぱり多め。 13:00 新蒲崗、黃竹坑、長荔にてランチデモ 16:00 北區醫院にて医師看護師による集会 18:00 大埔にて中学生の集会※許可あり 19:00 油麻地にて集会 19:00 石蔭にて集会 19:00 沙田にて集会 21:00 紅磡にてジョギングデモ#香港デモ#香港旅行 pic.twitter.com/ZaY7TesbuK
— AYA (@ayanohk) January 16, 2020
香港在住のAYAさんがほぼ毎日、デモ情報を更新してくれています。こうしてみると毎日、香港内のどこかでデモは行われていますね。特に金曜日は13:00頃からのランチデモがあるので要注意です。
金曜日に限らず、たいていデモは午後からの場合が多いようです。
注意点③デモの写真を撮らない
デモ隊に近づくことに加えて、デモの写真を撮ることはさらに危険な行為です。特に中国に入国するときは、香港のデモの写真があるかどうか調べられるケースが多いので注意が必要です。
注意点④いつでも情報収集できるようにしておく(wifi、SIMカードを事前に用意)
今の時期の香港に行くことは、とにかくデモなどの情報をつねにキャッチできる状態にしておくことが肝心です。
Wi-Fiやsimカードは空港で入手すればいいと思っている人が多いかと思いますが、空港が突然閉鎖されることも考えられますので、できれば出国前に日本で入手するほうがおすすめと言えます。
香港で女子が気をつけるべきこと
それでは、香港で女子が気をつけるべきことをまとめてみました。
女子の注意点①空調に気をつける
香港では冬でも弱い冷房がかかっています。香港は年間の平均気温が20度前後で湿度が高いので、そのままだと家の中にカビが生えやすいというのも影響しており、ホテルなどの場合は冷房をかけることが「おもてなし」と考えられているからです。
そのため、部屋に入った瞬間、冷蔵庫のように感じることもあります。
また、電車やバス内、ショッピングセンターなどでも冷房が強く、寒く感じることもありますので、カットソー1枚にカーディガンや大判のストールなど羽織えるものを持参しましょう。
女子の注意点②マッサージ店でのセクハラ
香港のマッサージ店では、足マッサージは大人数が入る部屋で行われますが、体のマッサージは、日本のようにカーテンで仕切る個室ではなく、完全に独立した小さな部屋で行われることが多いです。
そのため、マッサージをする以外に体を触られたりということもあるようです。マッサージ店を選ぶときは口コミサイトなどの評判を見て、ある程度知名度があり良心的なところを選びましょう。
ちなみに私のおすすめは下記Maya Massageです。ロケーションも尖沙咀にあり予約も不要です。(予約も可)料金はボディーのチャイニーズマッサージで60分400HKドル(約5600)円です。
【Maya Massage】の詳細情報
女子の注意点③人気の少ない場所に行かない
香港では一般的に繁華街の大通りには人が一杯いますが、少し細い横道にそれたりすると、夜間などには全く人通りがない道もあります。
私はある程度香港に慣れてきた頃、近道だと思って暗い細い道を通ったことがありますが、なんとも言えない恐怖を感じたことがあります。幸いその時は何事も起こりませんでしたが、それ以来夜間にはできるだけ1人では出歩かないようにしています。
女子の夜間の1人歩きは止む終えない場合は大通りを通りましょう。
女子の注意点④トイレの少なさ、衛生面の違いに注意
香港では公衆トイレがあまりないです。とある衣料品店の店舗でトイレの場所を聞いた(広東語でトイレは洗手間(サイサウガン)ところ「ここにはないからマクドナルドに行って!」と言われました。
ビルにトイレはあっても貸さないところもあるようです。また貸す場合もまず鍵を借りてから(広東語で鍵は「ソウシー」)の場合も多いです。
店舗のトイレの場合はそれなりにきれいにしていますが、公衆トイレなどの場合、想像を絶する汚さの場合があります。
公衆トイレに入らなくてすむよう、レストランなどですませておくのがおすすめです。
注意点を守って楽しい香港旅行にしよう!
ここではデモ時期の香港に行っても大丈夫なのかをテーマにご紹介してきました。結論として、香港の危険度は夏以来1で変動はないのですが、デモは毎日、それも13時頃から行われていますので、Twitterなどでデモ場所をチェックして、デモの場所に近づかないのであれば大丈夫と言えるでしょう。
ただし、情報を常にゲットできるようにWi-FiやSIMカードは日本から持参しておくことがおすすめです。また、念の為に外務省の「たびレジ」(渡航3ヶ月以内)に登録するのも忘れずに!
渡航してトラブルにあってもあくまでも自己責任になるのを忘れないで下さいね。
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