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Categoryドイツ

定番から穴場まで!在住経験者がおすすめするドイツの素敵な城8選!

ドイツは古城が有名。おとぎ話に出てきそうな美しい城や、宮殿や要塞のような城など、その種類は実にさまざまです。ここではドイツ大好き旅ライターがおすすめする、一度は見ておきたい定番の城から、有名ではないけれど素敵な穴場の城まで紹介します!

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旅ライター

松本マユ

ドイツ在住経験のあるフリーライター。ドイツ滞在と世界15ヶ国以上を旅した経験を活かして、ワクワクする海外情報をお届けします。 旅先はヨーロッパや南の島が多め。旅行と犬とドイツビールが何よりも好き。

ドイツの素敵な城をご紹介!

こんにちは、旅ライターの松本マユです。

私はドイツに二度留学したほどのドイツ好きですが、みなさんは「ドイツ」と聞いて何を思い浮かべますか?ビール、ソーセージ、サッカー……そしてそう、「城」ですよね。

今回は、数多くの古城を有するドイツの中でも特に有名な城と、穴場の城を一気に紹介します。ドイツを観光する際は「城巡り」をテーマにして、色々な城を回ってみるのも面白そうですね!

松本マユ/旅ライター (@matsumotomayu91) | Twitter

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ドイツの城【定番編】①ノイシュヴァンシュタイン城

まるでおとぎの城?美しすぎる外観

まずは定番中の定番、ノイシュヴァンシュタイン城。「ドイツの城」と言えば真っ先に名前が挙がる城で、「ドイツ三大名城」の筆頭のような存在でもあります。

ノイシュヴァンシュタイン城が人気の理由は、何と言ってもその見た目の美しさでしょう。アルプスの山々と森の中に浮かび上がる白亜の外観は、中世を思わせるロマンチックさ。まるでおとぎの国の城のようで、ディズニーランドの「シンデレラ城」のモデルになったとも言われています。

その外観から、中世の領主や騎士などが暮らしていそうに思えますが、ノイシュヴァンシュタイン城が建てられたのは実は19世紀。中世の騎士物語に心酔した国王が、多額の建設費をかけて建てさせた城なのです。

ノイシュヴァンシュタイン城の見どころ

国王のこだわりが詰まった城内は必見。絢爛豪華な内装に酔いしれることでしょう。

また、写真を撮るならマリエン橋に行くのがおすすめです。ポストカードなどに使われている写真はここから撮ったものが多く、ノイシュヴァンシュタイン城の美しい外観を撮影できますよ。

詳細情報・場所

ノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)

住所:Neuschwansteinstraße 20, 87645 Schwangau

営業時間:9時~18時(4月~10月15日)、10時~16時(10月16日~3月)

定休日:12月24~25日、12月31日、1月1日

入場料:大人13ユーロ(約1,590円)

アクセス:フュッセンからバスに乗りホーエンシュヴァンガウで降車し、シャトルバスで到着

城内の写真撮影:不可

公式サイト:https://neuschwanstein.de/englisch/tourist/index.htm

※1ユーロ=約122円

ドイツの城【定番編】②ホーエンツォレルン城

雲海に浮かぶ「天空の城」

ホーエンツォレルン城の別名は「天空の城」。タイミングによっては霧や雲海の中に浮かぶ姿を見ることができ、その様子は息をのむほど幻想的です。

ホーエンツォレルン城は「ドイツ三大名城」の1つで、軍事的で実用性のある城としても有名です。

城があるのは山の頂上。周りには何もない中、山の上に堂々とそびえ立つ姿は、孤高で気高い雰囲気を醸し出しています。

ホーエンツォレルン城の見どころ

外観ももちろん素敵ですが、城内の宝物庫や礼拝堂も必見。

さらに「秘密の小道」と呼ばれる地下の抜け道を通って外に出るのはワクワクするはずです。

詳細情報・場所

ホーエンツォレルン城(Burg Hohenzollern)

住所:72379 Burg Hohenzollern

営業時間:10時~17時30分(3月16日~10月31日)、10時~16時30分(11月1日~3月15日)

定休日:12月24日

入場料:城の外観見学のみ……大人7ユーロ(約850円)、城の外観見学・内部見学ツアー付き……大人12ユーロ(約1,460円)

アクセス:ヘッヒンゲン駅(Hechingen)からバスで到着

城内の写真撮影:不可

公式サイト:https://www.burg-hohenzollern.com/startpage.html

ドイツの城【定番編】③ハイデルベルク城

今は廃墟でも…その美しさは健在!

ノイシュヴァンシュタイン城やホーエンツォレルン城と並び、「ドイツ三大名城」の1つに数えられるハイデルベルク城。

城・旧市街・ネッカー川を合わせた眺めが最高に美しいことでも評判です。城自体は廃墟となっていますが、その風情は多くの人を魅了し続けています。

城主が替わるたびに改築されたため、ロマネスク様式、ルネサンス様式、ゴシック様式など、さまざまな時代の建築様式が入り交じっているのが特徴的です。

ハイデルベルク城の見どころ

ハイデルベルク城でぜひ見ておきたいのは、世界最大級のワイン樽。人の背丈の何倍もある大樽は、なんと30万本以上のワインが入るほどの大きさだそう。祝杯の際にすぐ出せるよう、王の広間の隣に建設されています。

また、ハイデルベルク城からは赤い屋根の旧市街を一望でき、撮影スポットとしても人気ですよ。

詳細情報・場所

ハイデルベルク城(Schloss Heidelberg)

住所:Schlosshof 1, 69117 Heidelberg

営業時間:8時~18時

定休日:12月25日

入場料:大人8ユーロ(約980円)

アクセス:ハイデルベルク中央駅からバスに乗りラートハウス・ベルクバーン駅(Rathaus-Bergbahn)で降車、ケーブルカーで到着

城内の写真撮影:不可

公式サイト:https://www.schloss-heidelberg.de/en/home/

ドイツの城【定番編】④ニンフェンブルク城

絢爛豪華さに圧倒される、宮殿のような城

ニンフェンブルク城は、城と言うよりは宮殿らしい外観が特徴です。

この城はバイエルンを治めていたヴィッテルスバッハ家によって、夏の離宮として使われていました。広々としたファサードと、上品な白を基調とした見た目が素敵ですが、ヴェルサイユ宮殿を手本に造ったという庭園も必見です。

また、ドイツの城は山の中に建てられることが多いですが、ニンフェンブルク城は大都市ミュンヘンにあり、アクセスしやすい立地となっています。

ニンフェンブルク城の見どころ

観光客を唸らせるのは、「石の間」を意味する「シュタイネルネザール(Steinerner Saal)」。3階まで吹き抜けになっているので天井が非常に高く、広々とした空間の中にはパステルブルーの壁、金で飾られた白い柱、美しい絵画、そしてあちこちに散りばめられた金の装飾が目を引きます。

「女王フローラに敬意を表するニンフ」と名付けられた天井画も見逃せません。

詳細情報・場所

ニンフェンブルク城(Schloss und Park Nymphenburg)

住所:Schloß Nymphenburg 1, 80638 München

営業時間:9時~18時(4月~10月15日)、10時~16時(10月16日~3月)

定休日:12月24~25日、12月31日、1月1日

入場料:大人6ユーロ(約732円)

アクセス:ミュンヘンでSバーンに乗りライム駅(Laim)で降車、バスで到着。もしくはUバーンに乗りロートクロイツプラッツ駅(Rotkreuzplatz) で降車、トラムで到着

城内の写真撮影:可

公式サイト:https://www.schloss-nymphenburg.de/englisch/tourist/index.htm

ドイツの城【定番編】⑤ヴァルトブルク城

ドイツ史における重要な場

ドイツ中部に位置する都市・アイゼナハにあるヴァルトブルク城。

ヴァルトブルク城は世界遺産でもあり、ドイツの歴史・文化において幾度も重要な場所となりました。この城は有名な音楽家・バッハが生まれた場所と言われており、宗教改革者・ルターが聖書をドイツ語に翻訳しながら生活していた場所でもあります。さらに吟遊詩人たちの歌合戦の舞台でもあり、ワーグナーのオペラ「タンホイザー」の題材になりました。

ヴァルトブルク城の見どころ

現在でもルターが暮らした部屋は保存され、当時の様子を見ることができます。最低限の家具しかない簡素な部屋からは、ルターが置かれていた厳しい境遇がわかるでしょう。

他にも豪勢な「祝宴の間」はぜひ見ておきたいもの。ルターの部屋とは対照的に、隅々まで装飾が施された様は貴族の優雅な暮らしを想像させます。

詳細情報・場所

ヴァルトブルク城(Die Wartburg)

住所:Auf der Wartburg 1, 99817 Eisenach

営業時間:8時30分~17時(4月~10月)、9時~15時30分(11月~3月)

入場料:大人10ユーロ(約1,220円)

アクセス:アイゼナハ中央駅からバスで到着

城内の写真撮影:可(2ユーロの別料金がかかる)

公式サイト:https://www.wartburg.de/en/

ドイツの城【穴場編】①コッヘム城

質実剛健な中世の城塞

穴場の城としてぜひおすすめしたいのがコッヘム城。モーゼル川沿いに位置する、人口5,000人ほどの小さな街・コッヘムにある城です。

丘の上に立つコッヘム城は12世紀前半に建てられたとされ、要塞を思わせるどっしりとした重厚な造りです。城内には「騎士の間」「狩猟の間」「武具の間」など、軍事的な要素を感じさせる部屋がいくつもあり、中世のロマンを感じることができます。

コッヘム城の見どころ

「狩猟の間」では、熊の頭や鹿のツノなど、動物のはく製が至る所に飾られています。

また「武具の間」には銃や角笛、中世の騎士の甲冑が展示されており、中でも2メートル以上はありそうな「巨人の甲冑」が特に目を引きます。

詳細情報・場所

コッヘム城(Reichsburg Cochem)

住所:Schlossstraße 36, 56812 Cochem

営業時間:9時~17時(3月9日~11月3日)、10時~15時(11月4日~11月10日)、11時~15時(11月11日~3月13日)※2019年~2020年

定休日:12月25日、2020年1月6日~2月15日は月・火・木・金曜日

入場料:大人6ユーロ(約730円)

アクセス:コッヘムのエンデルト・プラッツ(Endertplatz)からバスで到着。

城内の写真撮影:可

公式サイト:https://reichsburg-cochem.de/?lang=en

ドイツの城【穴場編】②マンハイム城

きらびやかな選帝侯宮殿

マンハイム城は、バロック建築としてはドイツで最大の建物と言われています。なんとヨーロッパでもヴェルサイユ宮殿に次ぐ大きさだそう。

マンハイム城は18世紀に築かれました。この城は別名を「選帝侯宮殿」といい、神聖ローマ帝国時代に権勢を誇っていた選帝侯の宮殿として使われていました。

現在、城の一部はマンハイム大学として活用されており、大学生が歩く姿も見かけます。

マンハイム城の見どころ

外観は重厚感がありそれほど派手ではありません。しかし内部は非常にきらびやかで、白を基調とした美しいエントランスや、いくつものシャンデリアがある大広間、息をのむほど壮麗な天井画など、見ごたえは抜群。城内は必ず見学した方がいいでしょう。

詳細情報・場所

マンハイム城(Barockschloss Mannheim)

住所:Bismarckstraße, 68161 Mannheim

営業時間:10時~17時(2020年1月までは改装工事のため営業なし)

定休日:月曜日

入場料:大人7ユーロ(約850円)

アクセス:マンハイム中央駅から徒歩約10分

城内の写真撮影:可

公式サイト:https://www.schloss-mannheim.de/en/home/

ドイツの城【穴場編】③ヴェルニゲローデ城

風格ただよう「ラプンツェルの城」

魔女伝説で知られるブロッケン山のふもとにある、ハルツ地方の小さな街・ヴェルニゲローデ。その小高い丘の上にどっしりとそびえ立つのがヴェルニゲローデ城です。

日本ではあまり知られていませんが、ヴェルニゲローデ城は「第2のノイシュヴァンシュタイン城」と呼ばれるほど美しい、風格ある城です。また、ディズニー映画に出てくるラプンツェルが過ごした城のモデルとも言われています。

ヴェルニゲローデ城の見どころ

特に美しいと言われる「祝宴の間」は必見。壁には大きな絵画がズラリと並び、燭台の立つテーブル、繊細な木の彫刻、そして輝くシャンデリアがひときわ目を引きます。

城のテラスからは山々に囲まれたヴェルニゲローデの街を眺めることができ、絶好の撮影スポットとなっています。

詳細情報・場所

ヴェルニゲローデ城(Schloss Wernigerode)

住所:Am Schloß 1, 38855 Wernigerode

営業時間:10時~18時(4月19日~11月3日)※2019年

入場料:大人7ユーロ(約850円)

アクセス:ヴェルニゲローデ中心部から観光列車シュロスバーン(Schloßbahn)もしくはビンメルバーン(Bimmelbahn)で到着

城内の写真撮影:可

公式サイト:https://www.schloss-wernigerode.de/en/

ドイツの情報を見る

ドイツの城を見に行こう!

ひとくちに「ドイツの城」と言っても、ノイシュヴァンシュタイン城のように贅を尽くした城から、ホーエンツォレルン城のように軍事的要素を持つ城まで、さまざまなタイプがありました。

ちなみに、私が一番好きなのはコッヘム城。華やかな城とは異なりますが、城塞らしいどっしりした外観に惚れ惚れします。

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