【レズビアンが語る】フェムネコって何!?ジェンダーって何!?レズ用語を解説！

こんにちは！人生舐め太郎です！

今回はタイトルにもあるように“セクマイ用語徹底解説”をしていこうと思います！

まずセクマイとは『セクシュアルマイノリティ(性的少数者)』の略のこと。

LGBTQや同性愛、同性婚、トランスジェンダーなんてワードを近年よく耳にしますよね。

「セクシュアルマイノリティに理解を！！」

なんて言われても当事者たちが理解していないと…！

ということでセクマイ界隈でよく使うセクマイ用語をセクマイ当事者の私と一緒にお勉強していきましょう！

もちろんノーマルな方もこれを機に理解を深めていってくださいね！

当たり前のように“セクシュアリティ”という言葉を使っている私たちですが、きちんとした意味を知っていますか？

セクシュアリティとは広い意味では、『人間性のあり方』を意味します。

狭い意味では、恋愛や性的な興味の対象がどこに向くか、自分自身がどのような性別だと思うのかを意味します。

広い意味はすんなりと理解できるかと思います。

狭い意味でのセクシュアリティはこれだけ言われるとちょっと難しくてわかりづらいですよね…？

次で詳しく見ていきましょう！

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セクシュアリティには細かく分けて4つの要素があります。

1つずつ詳しく解説していきます！

性自認(心の性)とは、

『自分自身が自身の性をどのように認識しているか。』

ということです。

例えば、「自分は女だ」と思っている方の性自認は『女性』、「自分は男だ」と思っている方の性自認は『男性』です。

他者から見られる身体的性別とは別に、『自分がどう思っているか』に重きを置いています。

性自認の中には、男女だけでなく様々な自認があります。

トランスジェンダー＝他者から見られる身体的性別と自身の性自認が異なっている性。

クエスチョニング・クィア＝自身の性自認をはっきりと定義していない状態。

中性＝女性と男性の間と自認している。

両性＝男性かつ女性(女性かつ男性)だと自認している。

不定性＝ある時は男性、ある時は女性として流動的な性自認を自認している。

無性＝男性でも女性でもないと自認している。

※トランスジェンダーはLGBTQの『T』の部分に当てはまります。

※クエスチョニング・クィアはLGBTQの『Q』の部分に当てはまります。

このように例を挙げるだけでも10個近くの性自認が出てきます。

世の中にいろんな性の人がいる理由がわかりますね！

この“性自認”は流動的で変化することもあります！

生物学的性別(体の性)とは、『身体構造における性、生まれてきたときの外性器によって判断される性』のことを指します。

一般的には生まれ持った体で性別が決められますが、性染色体や内性器、性ホルモンなども身体構造に含まれます。

なので、生まれたときは男性と判断されたが、内性器として卵巣がある場合などが少なからず存在しています。

そう考えると、一概に『男』と『女』と二分化することはできませんね！

性的指向(好きになる性)とは、『どんな性を好きになるか、どんな性に性愛感情を抱くか』ということを指します。

「自分は男性が好き」という人は性的指向が男性に向いていると言えます。

「自分は女性が好き」という人は性的指向が女性に向いていると言えます。

必ずしも異性に性的指向が向くわけではなく、「自分は女性だけど女性が好き」という人もいますし、「自分は男性だけど男性が好き」という人もいますよね？

性自認に関係なく男性・女性どちらにも性的指向が向いている人(バイセクシュアル)もいれば、好きになるにあたってそもそも相手の性別を条件としない人(パンセクシュアル)もいます。

ちなみに私は、人を好きになるにあたって相手の性別を条件としていない“パンセクシュアル”に当てはまります！

好きになる対象に性別を加味しておらず、人間性を好きになります。

言ってみれば、『好きになった人が好き』というちょっと都合のいいタイプですね(笑)

この“性的指向”は常に流動的であり、大人になって変わることもよくあることです。

社会的性別役割(ジェンダー・性表現)とは、『自分のありたい性をどのように表現するか』ということになります。

これは服装や言葉遣い、立ち振る舞いなどに関係してきます。

生物学的性別(体の性)に関係なく、自分のしたい服装や立ち振る舞いをします。

体の性が男性でも自分のありたい性は「女性」なので女性らしい服装をする。

体の性が女性でも自分のありたい性は「男性」なので男性らしい服装をする。

といったように見た目や立ち振る舞いで自分のありたい性を表現します。

『ジェンダーレス』という言葉を耳にするようになったかと思いますが、これは男性・女性にこだわらないことを提唱する考え方です！

男女の境界線がないファッションや男らしさ、女らしさの価値観を越えていく考え方で近年注目されていますね♡

この“社会的性別役割(ジェンダー・性表現)”も流動的で変化することもあります！

ジェンダーについてわかりやすくレズビアンで例えてみましょう！

まずレズビアンなので性自認も性的指向も女性です。

その中でも、「私は男っぽくいたい。」や「私は女性らしくいたい。」など自身のありたい性というものがありますよね。

レズビアンで男っぽくいたい人のことを『ボーイッシュ(ボイ)』

レズビアンで女性らしくいたい人のことを『フェミニン(フェム)』

と呼びます。

ボーイッシュな人は短髪でパンツスタイルやメンズライクな服装を好みます。

フェミニンな人はストレートな女性と同じで女性らしい服装や格好を好みます。

また、レズビアンもセックスをします。

その時に、「私は攻めたい。」や「私は攻められたい」などの立ち振る舞いや役割もありますよね。

攻めたい人(能動的)のことを『タチ』

攻められたい人(受動的)のことを『ネコ』

と呼びます。

そしてタチ、ネコの他に、『リバ』というものも存在します。

リバは「リバーシブル」の略で攻めも受けもどちらもいける人のことを指します。

このように社会的性別役割(ジェンダー・性表現)は多数に分かれていて、レズビアンたちはこのような用語を組み合わせて自分のセクシュアリティを名乗るのです！

ストレートな人たちは初対面の人に自己紹介するときに、「私はフェミニンな恰好でセックスのときは攻めたいの！」とは言いませんよね？

しかしレズビアンはみんな女の子が好きで女の子同士でセックスするのです。

いざ情事の時に、タチとタチ、ネコとネコだとセックスがなかなかうまく成り立ちません(笑)

そうならないためのリスク回避で、初対面の自己紹介から、「私はフェムネコです！」、「私はボイタチです！」と伝えるのです！

フェムネコ、ボイタチは一例で、フェムタチ、ボイネコ、フェムリバ、ボイリバなどいろいろな組み合わせがあります。

ボイとフェムは見た目に関することなので見ればわかるので省略して、「タチです」、「ネコです」だけ言う場合もあります！

そしてややこしいのが、「ネコ寄りのリバ」や「タチ寄りのリバ」です。

ネコ寄りのリバ＝基本的にはネコ(受け)だけどタチ(攻め)も大丈夫だよ！

タチ寄りのリバ＝基本的にはタチ(攻め)だけどネコ(受け)も大丈夫だよ！

ということになります。

また、「リバタチ」、「リバネコ」といったように、タチしかできない(したくない)、ネコしかできない(したくない)といった表現もあります。

みなさん、ついてこられていますか…？(笑)

上記で長々と書いてしまったので、もっとわかりやすく、私とパートナーでお話していきます！

【私(人生舐め太郎)の場合】

性自認：女

生物学的性別：女

性的指向：女(正しくはパンセクシャル)

社会的性別役割：女(セックスの時はネコ寄りリバ)

となるので、私は『レズビアン(パンセクシャル)のフェムネコ(リバ)』です！

【パートナーの場合】

性自認：女

生物学的性別：女

性的指向：女

社会的性別役割：男(セックスの時はタチ寄りリバ)

となるので、パートナーは『レズビアンのボイタチ(リバ)』です！

このように4つの要素を1つずつ当てはめて考えていくと、自分のセクシュアリティが何になるのかわかりやすいのではないでしょうか♡？

4つの要素のうち3つが流動的なため、様々な変遷をたどって『今の自分』があると言えます！

私は、元々は性的指向は男性でした。

なので男性としかお付き合いしたことがありませんでした。

ですが成人後に変化して、今のセクシュアリティになっています！

パートナーは、元々は社会的性別役割が女性でした。なので髪の毛もロングで女の子らしい身なりをしていました。今は変化して、髪の毛はベリーショート(刈り上げ)、服装もメンズライクで着る服もほとんどメンズ物です！

2人ともこれからまたセクシュアリティが変化する可能性は十分にありますね！

今回は様々なレズビアン用語やセクシュアリティについてお話してきました。

セクシュアルマイノリティはまだまだすべてが受け入れられているわけではなく、生きにくい思いをしている方もたくさんいらっしゃると思います。

また、自分のセクシュアリティに悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

セクシュアリティは流動的で変化するものであり、変化して良いものなのです！

10人いれば10通りの、100人いれば100通りのセクシュアリティがあって良いのです！

大事なのは『今の自分を恥じずに生きること。』！

全てのセクシュアリティの方が生きやすく理解のある世界になりますように…♡

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