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ポルトガルの地域別ベストシーズンを経験者が解説!月別の気候と服装・マナーにも注意しよう!
リスボンやポルトの中世的な街並みやグルメが魅力の国ポルトガル。気温や湿度の変化は緩やかで冬でも暖かく、気候面でのベストシーズンを知っていればより楽しく観光できます。今回はポルトガル訪問経験のある筆者が、年間の気候と時期毎の過ごし方、服装などをご紹介します。
この記事に登場する専門家
医療健康旅行ライター
西村のぶ
ポルトガルの旅行ベストシーズンはいつ?その気候や気温を知って準備しよう!
こんにちは!
医療系旅行ライターの西村のぶです。
ヨーロッパ最西端に位置する国ポルトガル。
日本と同じような季節変化で四季がありますが、冬は他の季節と比べて雨が多くなるものの日本より温暖な気候です。
ポルトガルは地域で気候に違いがありますが、四季の特徴や服装などの対策を抑えておけばどの季節でもベストシーズンになります。
ポルトガル旅行を最大限に楽しむためにも、事前にしっかり情報収集していきましょう!
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ポルトガルにも四季がある!時期毎の気候変化を知って快適に観光しよう!
ポルトガルの四季は春(3~5月)夏(6~8月)秋(9~11月)冬(12~2月)に分かれます。
日本に四季と比べると気候変化は穏やかで過ごしやすく、年間通して旅行しやすいのが特徴です。
冬から春は雨が多めになりますが、日本の梅雨や台風時のような降り方ではなく湿度も高くなりません。
旅行ベストシーズンは春から夏になりますが、個人的には日本からの旅費を考えると冬も充分狙い目になると思います。
まずは季節ごとの特徴からチェックしていきましょう!
春(3~5月)は気候が不安定なので羽織物や雨対策を!
この時期の平均最高気温は18℃前後、平均最低気温は12℃前後、1ヶ月の降水量は70~40mmとなります。
天気の変動が大きく、朝晩と日中で気温差が大きくなることもあるので注意してください。
他の季節と比べて雨も多くなりますが、日本のような降り方ではないので安心してください。
ちなみに筆者はこの時期に2週間ほど滞在しましたが、雨は全く降りませんでした。
気候はとても快適で抜けるような青空に恵まれて最高に楽しめたことを覚えています。
個人的にはこの時期もおすすめです!
夏(6~8月)は雨が少なく日も長い観光ベストシーズン!
この時期の平均最高気温は26℃前後、平均最低気温は16℃前後、1ヶ月の降水量は10mm前後となります。
気温が上がる日もありますが、湿度が低く乾燥しているのでとても過ごしやすいです。
雨もほとんど降らないため、気候面で見るとベストシーズンとなります。日も長いのでじっくり観光したい人にはおすすめです。
ただし観光客はとても多くなり、日本からのフライトも高額になることは知っておいてください。
秋(9~11月)は気温変化に注意!重ね着で対策を!
この時期の平均最高気温は20℃前後、平均最低気温は13℃前後、1ヶ月の降水量は30~100mmとなります。
日中と朝晩の気温差が大きくなり、秋が深まるにつれて気温はどんどん下がってきます。
重ね着で調整してください。
また、他の時期より雨が降りやすくなります。
冬(12~2月)は雨季だが雨量は日本より少なく暖かい!
この時期の平均最高気温は13℃前後、平均最低気温は8℃前後、1ヶ月の降水量は100~90mmとなります。
日本の冬よりは暖かいのですが、この時期ポルトガルは雨季に入ります。
ただし日本の梅雨のような降り方ではなくて湿度も低く、晴れ間が見えることもあります。
冬は日暮れも早くなるためベストシーズンとは言えません。
でも日本からのフライトも安くなるため、費用面では旅行しやすい時期だと思います。
ポルトガルの気候は地域差がある!それぞれの気候をチェックしておこう!
ポルトガルの気候は地中海性気候に区分され、気候は年間通して温暖です。
南北に長いポルトガルには南部に「リスボン」、北部に「ポルト」が位置しており、地域によって多少気候が違ってきます。
ポルトガル旅行はリスボンやポルトを中心に周ることも多いので、エリアごとの気候はしっかり抑えておきましょう!
ポルトガルの気候~北部~
ポルトなどがあるポルトガル北部の気候帯は、温暖夏季地中海性気候となります。
夏は南部より涼しくて過ごしやすく、冬は冷たい風の影響を受けて寒くなりますが他のヨーロッパ地域と比べると温暖です。
降水量は北に行くほど多くなり、ポルトの年間降水量は1200mm前後となっています。
ポルトガルの気候~南部~
リスボン、シントラ、ロカ岬やファロ、ラゴスなどがあるポルトガル南部の気候帯は、高温夏季地中海性気候となります。
気温は北部よりも高くなることが多く、夏は暑いですが湿度が低くて過ごしやすく冬は温暖で雨も多少降ります。
降水量は年間通して北部より少なめで、ファロでは500mm前後となります。
ファロ
ファロは海に面した都市でビーチもあり、ポルトガル内では人気のエリアです。
また鳥の休憩地としても有名です。
筆者が行った時は少しシーズンから外れていたので人はまばらでしたが、鳥の巣をいくつか見つけました。
コウノトリの巣です!
筆者がポルトガルと合わせて訪問した春は、スペインでもよく見掛けました。
かなり大きい巣なので見応えありです!
コウノトリ以外にも海沿いにはたくさんの鳥が飛んでいました。
ラゴス
ラゴスはファロの西にある街です。
ファロと同様に、ラゴスも夏のリゾート地です。
観光客の他、移住者も多いとのことみたいです。
ポルトガルらしい白を基調とした建物が並びます。
筆者はここにも1泊しましたが、微妙にハイシーズンから外れていたためそこまで混雑していませんでした。
海がものすごく綺麗で、犬も大はしゃぎしてました。
空と海の青が絶妙です。
海好きなら夏のシーズンに訪れましょう!
絶対楽しめると思います!
シントラ
シントラは世界遺産の街として有名です。
筆者はロカ岬に行く途中に立ち寄っただけですが、街並みはとても綺麗なので時間があるならじっくり観光するのもありだと思います。
シントラも観光客だけでなく移住者に人気の街のようです。
リスボンからシントラまではバスを利用しましたが、シントラのバス停は中心地から少し離れていたので歩いて街へ向かいます。
道端には車がたくさん停まっていて、さすが世界遺産だけあって観光客で混み合っていました。
街は山沿いにあるので坂が多いですが、建物の色や造りがポルトガルらしくて夢中になって歩いてしまいました。
街並みも可愛らしくて特に女性は好きになれるかもしれません。
少し歩くだけでも楽しいので、ぜひ立ち寄ってみてください!
ロカ岬
バスを利用してリスボンからシントラ経由でロカ岬にも行きました。
ロカ岬もリスボンと同じ気候帯です。
筆者が5月に訪問した時はたくさんの花が咲いてました。
海の青色によく映える!
ポルトガルは空と海が一番の見所かもしれません!
路線バスでのんびり旅行しましたが、青い空と青い海が本当に綺麗でした。
ユーラシア大陸最西端の場所として有名なので、リスボンへ旅行するならぜひ行ってほしい!
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ポルトガル旅行の気候別・シーン別の服装は?
筆者が5月にポルトガルを旅行した時は、気候が穏やかで薄手の上着で快適に過ごすことができました。
ポルトガルは年間通して暖かいですが、日中と朝晩で気温差が出ることも多いです。
天候の対策は重ね着が便利ですが、服装にはそれ以外でも知っておいてほしいマナーがあります。
旅行前に以下の点をチェックしておいてください!
服装パターン①気候ごとの服装をチェック!
春(3~5月)は重ね着で気候変化に対応!
長袖シャツ、ジャケットやパーカーなどの羽織物(防水防寒用でもOK)がおすすめです。
ポルトガルは温暖な気候ですが、この時期は気候が不安定で雨が降ることもあります。
3月、4月は朝晩や降雨後は気温が10℃前後まで下がることもあるので、防水防寒用の羽織物や折り畳み傘があると便利です。
5月になると最高気温は20℃近くまで上がり、人によっては紫外線対策の必要も出てきます。
この時期は朝晩や雨の影響で気温が下がるするので、脱ぎやすく着やすい服装で対応しましょう。
夏(6~8月)は半袖シャツと羽織物、紫外線対策も忘れずに!
半袖シャツ、長袖シャツ、羽織物、サングラスや帽子がおすすめです。
この時期、雨はほとんど降りません。
気温も25~30℃まで上がりますが、湿度が低いため不快感もありません。
服装は半袖シャツと羽織物があれば充分です。
日差しが強くなることがあるのでサングラスや帽子、日焼け止めなどの紫外線対策も必須です。
秋(9~11月)は徐々に気温が低下!重ね着で対策!
半袖シャツまたは長袖シャツ、パーカーなどの羽織物(防水防寒が便利)の重ね着おすすめです。紫外線対策も忘れずに。
9月は最低気温15℃前後、最高気温25℃前後、11月は最低気温10℃、最高気温18℃程度まで下がってきます。
この時期になると気温が下がり始め、朝晩と日中の気温差が大きくなります。
暑さと寒さに対応できるような服装で観光しましょう。紫外線対策も忘れずに。
また夏よりは降水量が多いので、防水防寒の羽織物や折り畳み傘があると安心です。
冬(12~2月)は意外と寒くない!でも雨の日は気を付けて!
長袖シャツ、パーカー、セーターなどの重ね着がおすすめで、防水防寒用の羽織物も便利です。
最低気温10℃前後、最高気温15℃前後で日本の冬と比べると暖かいです。
雨も降るため湿度も日本よりは高めになります。
ただしこの時期は雨が降ると、実際の気温よりも寒く感じることもありので注意してください。
また朝晩も少し冷えるのでしっかり対策してください。
服装パターン②ポルトガルの服装マナー
ポルトガルはカトリック教徒が多く、数ヶ所に教会があります。
もし教会内を観光するなら肌の露出が多いノースリーブやショートパンツなどの服装は避けるようにしてください。
またカジノや高級レストランに入る時もフォーマルな服装が求められます。
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ポルトガルの気候を知ってベストシーズン以外でも快適に旅行しよう!
ポルトガルは年間を通して気候が温暖なので、旅行は基本的にいつでも問題ありません。
気候や気温、服装などを知っていれば、どの季節でも最大限楽しめます。
その中でもベストシーズンは6~8月で、雨も少なく湿度も低いので快適に観光できます。
この時期は日本では夏休みと重なります。
ポルトガルは少し遠いですが、思い切って出掛けてみませんか?
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のぶログ
東南アジア旅の記録。観光地への行き方やホテルレビュー、食べ物がメインのブログです。
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