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オーストラリアでコアラを抱っこ体験!実際に抱っこした感触・注意点などご紹介!
オーストラリアを代表する生き物と言えばコアラ!コアラ抱っこは人気のアクティビティのひとつですが特定の場所に限定されています。コアラの生態や触れる時の注意点を踏まえて、抱っこが可能なケアンズ、ゴールドコースト、ブリスベン、パース、アデレードの動物園を紹介します。
この記事に登場する専門家
元アメリカ駐在妻ライター
ハル
オーストラリアでコアラを抱っこできる場所は限られている
こんにちは!元駐在妻ライターのハルです。オーストラリアの動物の代表格として人気なのは何といってもコアラ!今回はオーストラリアを旅行した際にコアラを抱っこできる場所を体験談も含めてお伝えします。
オーストラリアは独自の生態系により、他では見ることのできない珍しい動物がたくさんいます。旅番組や旅行ガイドブックでは観光客がそれらの動物たちと触れ合っている姿をよく見かけます。せっかくオーストラリアを訪れたのならコアラを抱っこしてみたいですよね?
ところが実はコアラを抱っこできる場所は限られているのです。
オーストラリアでコアラを抱っこできる州・都市
オーストラリアでは条例によってコアラを抱っこできる州が決められています。理由はコアラが非常にストレスを感じやすい動物だからです。コアラの労働基準が定められていて、抱っこができる場所でも厳しい制限があるほどです。
そんなコアラを抱っこできる貴重は場所は3州です。
クイーンズランド州…ケアンズ、ゴールドコースト、ブリスベン
南オーストラリア州…アデレード
西オーストラリア州…パース
日本からアクセスも良く、訪れやすいのはクイーンズランド州です。それぞれの都市に日本からの直行便が就航しています。ケアンズはエメラルドグリーンが美しいグレートバリアリーフに熱帯雨林の森・キュランダなど自然を十分に満喫できます。ゴールドコーストにはサーファーの聖地と呼ばれるサーファーズ・パラダイスがあります。そしてゴールドコーストから車で約1時間ほどの距離にあるブリスベンは歴史的建造物が立ち並ぶオーストラリア第3の都市です。
コアラの生態
夜行性で睡眠時間が長い
主に昼は寝ていて、活発なのは早朝か夕方です。また、1日のほとんどを木の上で寝て過ごしています。睡眠時間は20時間以上にもなります。
食べ物
コアラの主食はユーカリです。ユーカリの葉は固く、毒素が含まれているので、腸の中でその毒を解毒してから吸収します。ユーカリは栄養価が低く、毒素を分解するにもエネルギーを必要とします。コアラの活動時間が短いのはできるだけ消費エネルギーを抑えるためとも言われています。
繊細でストレスを感じやすい
非常に繊細で気が弱い生き物です。デリケートなので人間に抱かれることはコアラにとって強いストレスになります。ストレスが溜まるとクラミジアに感染し、失明や不妊といった症状が起き、最悪の場合は命を落とすこともあります。コアラの抱っこを制限する条例が定められたのは、このストレスを感じやすい性質にあります。
実は機敏に動く
木の上で寝ているかユーカリを食べるというのんびりしたイメージのコアラですが、実は素早く走ったり動いたりします。元々野生では単独で生活しており、縄張り意識も強いです。自分の縄張りに侵入者が来ると激しく威嚇し、暴力でもって追い出そうとします。また、繁殖期には雄同士はもちろん、雌雄間でも激しく争うことも珍しくありません。
コアラを抱っこするには身長や年齢制限がある
コアラを安全に抱っこできるように身長や年齢を設定している動物園が多いです。身長の目安となるのが120cm以上ですが、稀に140cm以上という場合もあります。年齢については6歳以上から参加可能で、14歳以下は保護者の付き添いが必要です。このふたつの基準から推察すると小学校低学年くらいの子供を抱っこが可能と設定しています。
身長や年齢制限で抱っこができない場合、同伴の誰かが代わりに抱っこして一緒に写真を撮ることはできます。
楽しみにしていたのに、当日抱っこができなかった…となると悲しくなってしまいますので、事前に各園のウェブサイト等で調べておくようにしましょう。
コアラを抱っこするときの注意点
1、長袖の服を用意しておく
2、大声を出さない
3、動かない
4、爪を立てられても動じない
5、抱っこ中に排便しても慌てない
コアラの手には長いカギヅメがあります。握力も強く、木にしがみついている時のように抱っこをしている人にぎゅっと抱き着いてきます。そのため、抱っこ中はコアラの爪が腕や肩に食い込んで若干痛く感じてしまうのです。コアラの爪から身を守るためにも、服装は袖のあるものを選び、長袖を用意していくことをおすすめします。動物園によっては長袖着用を義務付けているので事前に確認しておきましょう。
また、繊細なコアラを驚かせないように、コアラに接するときはなるべく静かにしなければなりません。コアラが予想外の行動を取った場合でもスタッフが必ずフォローしてくれるので、じっとしているのが一番です。
抱っこの前にスタッフが抱き方のレクチャーをしてくれるのでしっかり聞いておきましょう!
実際にコアラを抱っこしてみた感想・感触
さあ、いよいよ抱っこができる動物園に到着。ガラスの窓越しにコアラを見て気持ちも高揚してきます。抱っこ担当の係員が幼稚園の先生のごとくコアラを抱えて近づいてきます。
最初に驚いたのはコアラの抱き着く力が強いこと。小さい体で必死に抱き着いてくるので戸惑ってしまいました。事前案内で注意されていた通り、服に爪が食い込んできて若干痛かったです。そして体格の割にはずっしりと重たいので、しっかりホールドしないと危ないです。緊張して及び腰でしたが、コアラの勢いと重さにぐっと腕の力を入れ直しました。
ぬいぐるみのようにふわふわした手触りをイメージしていましたが、意外と毛が固く、動物特有の獣臭さもあります。勝手にメルヘンなイメージを抱いていたために、想像とは違う実物の感触や臭いが少なからずショックでした。
が、コアラを抱っこできた感動の方が大きかったです!
スタッフによると私が抱っこしたコアラは甘えん坊な性格のようで、その話を聞くとぎゅっとしがみついてくる姿も小さい赤ちゃんみたいでより可愛く感じました。
抱っこと記念撮影はスピーディー
前述した通り、コアラは繊細でストレスを感じやすい生き物なので、1匹のコアラが抱っこされる時間は1日30分と決まっています。そのため限られた時間でどんどん抱っこが進みます。スタッフとカメラマンも慣れたものでお決まりの動作をテンポよくこなしていきます。コアラ待ちの長い列に並んでいると、アイドルの握手会に参加したファンが少ない触れ合いの時間を楽しむ光景が自分と重なりました。
写真撮影は抱っこポイントにカメラマンがスタンバイしており、コアラを渡されると同時にパシャリ。そして手持ちのカメラでも撮影したければ、周囲のスタッフがシャッターを押してくれます。プロのカメラマンが撮影した写真は大判印刷したものを購入できます。ツアー参加だとこの写真代も含まれていることもあります。
値は張りますが、せっかくの記念撮影なので購入することをおすすめします!
オーストラリアでコアラを抱っこできる場所はどこ?
条例で抱っこが可能とされている州であっても、どの動物園でも抱っこができるという訳ではありません。また、施設によって抱っこできる時間帯が決まっていたり、事前予約が必要な場合があるので、計画を立てる際に確認しておきましょう。
オーストラリアでコアラを抱っこできる場所~クイーンズランド州ケアンズ~
日本からケアンズへは成田・関西空港からジェットスター航空の直行便が就航しています。日本航空とカンタス航空もコードシェア便になっているので、航空券を予約するならこの3社から選べます。飛行時間は7時間半です。グレート・バリア・リーフでマリンスポーツを楽しんだり、キュランダの熱帯雨林など自然を満喫できるリゾート地です。グリーン島やハミルトン島など離島で過ごすのも人気です。
リーフホテルカジノの屋上にあり、30分おきにコアラを抱っこできます。ケアンズの市街地なので短い時間でコアラを抱っこしたい方におすすめです。園内は熱帯植物園が併設されていて、アスレチック用のロープが張り巡らされています。ハイジャンプやドームクライミングなどスリルを味わえるアクティビティも人気です。
ケアンズ郊外から車で30分ほどの熱帯雨林の中、キュランダにあります。開園中はいつでもコアラを抱っこできます。コアラ以外にもクロコダイルやカンガルー、ワラビーなどに出会える動物園です。先住民族文化体験や水陸両用のアーミーダックに乗って熱帯雨林の探検もおすすめです。
キュランダ駅からバスで15分のヘリテージマーケットの中にある動物園です。コアラの抱っこは9:30amと3:30pmの2回あります。ウェブサイトから予約も可能です。またワニ、ウォンバット、トカゲなどオーストラリアで有名な動物がたくさん飼育されています。カンガルーは放し飼いにされていて、餌をあげたり、触ったりすることができます。
ケアンズから車で約45分のところにある動物園です。コアラを抱っこするには身長120cm以上であることが条件になっています。
名前の通りクロコダイルをたくさん飼育しているので、クロコダイルの餌付けを見れるクルーズも人気です。
ホワイトヘブンビーチで有名なハミルトン島のリゾートエリアにある動物園です。コアラの抱っこは9:30amと3:15pmの2回です。白いオウムがたくさんいることでも有名です。カンガルー、エミュー、ウィンバット、タスマニアデビルといったオーストラリア固有の600匹もの動物が飼育されています。
ケアンズから約1時間のポートダグラスにあり、熱帯雨林や湿地帯などを再現した園内を動物が自由に動き回っています。コアラを抱っこしての写真撮影は9:15am、10:45am、1:00pm、3:30pmの4回開催されています。また、希少なキノボリカンガルーや種類豊富な鳥も見ることができます。
ケアンズから南下したタウンズビルという街の郊外にあります。車では約4時間、飛行機では約1時間と距離があるので、長期滞在や時間をかけた周遊旅行の際に訪れるのに適しています。様々な動物の餌付けや体験プログラムが毎日行われているので、子様連れ旅行におすすめです。コアラの抱っこは11:15amと4:00pmの2回です。身長140cm以下は抱っこができないという制限を設けているので注意しましょう。
オーストラリアでコアラを抱っこできる場所~クイーンズランド州ゴールドコースト~
日本からはゴールドコーストへの直行便は成田空港からジェットスター航空と日本航空のコードシェア便が1便あります。飛行時間は9時間です。サーファーや家族連れに人気の観光地で、有名なサーファーズ・パラダイス・ビーチや土ボタルが見れる世界遺産のスプリングブルック国立公園があります。
ゴールドコーストから南へ約30分の場所にある遊園地、プール、動物園が集結した複合型テーマパークです。コアラの抱っこは10amからできますが、身長が135cm以上という制限がついてるので要注意です。
ゴールドコーストから北方向へ30分ほどの場所にあります。コアラの抱っこは8:00am-2:00pmの時間可能です。安全のためにコアラを抱っこできるのは身長140cm以上からというルールが定められています。コアラ以外の動物の餌やりや触れ合い体験が多くできます。また、セグウェイに乗って広い園内を散策するセグウェイサファリもおすすめです。
オーストラリアでコアラを抱っこできる場所~クイーンズランド州ブリスベン~
日本からブリスベンへの直行便はカンタス航空の1便のみです。飛行時間は約9時間です。高層ビルが立ち並び美術館や観劇など芸術の発展都市である一方、少し郊外に出ると自然が溢れています。砂でできたモートン島での4WDツアーや野生イルカウォッチングは人気のアクティビティです。
ブリスベンから車で20分の郊外にあります。日本からのツアー客もよく訪れる動物園で、100匹以上のコアラを飼育しています。抱っこは9:30amから閉園前まで可能です。カンガルー、カモノハシ、ウォンバット、タスマニアデビル、ディンゴなども見ることができます。
ブリスベンから南に1時間ほど移動した場所にあります。コアラの抱っこは11:00am、12:45pm、1:15pm、2:00pm、2:45pmの5つの枠が設定されています。カンガルー、タスマニアデビル、ウォンバッドなどオーストラリア種の動物以外にもキリンやトラなど一般的な動物園で見られる動物も多く飼育しています。
オーストラリアでコアラを抱っこできる場所~南オーストラリア州アデレード~
南オーストラリアの州都・アデレードは日本からの直行便はありません。シドニーやケアンズなどオーストラリア国内で乗り継ぐか、アジアを経由しての移動になります。乗継も含めた動時間は往路が約16時間、復路は約13時間になります。歴史的建造物が多く残る街にはアボリジニの美術品が多く、研究施設もあって先住民文化を深く知ることができます。またワインの産地としても有名です。
アデレードから車で20分の郊外にあります。カンガルー、ワラビー、タスマニアデビル、ウォンバッドなどたくさんのオーストラリア特有種が揃っています。コアラ抱っこは2:00-3:30pmの時間帯に可能です。これに加え、週末や祝日になると11:00am-12:00pmの時間も受け付けています。カンガルーの餌やりやウォンバッドに触れる体験もおすすめです。
アデレードから車で40分の場所にあります。コアラは1日3回、11:30am、1:30pm、3:30pmに抱っこが可能です。ただし、コアラの体調を考慮して気温が34℃を超えた場合は11:30amのみの実施になります。月末の日曜には解放時間が設けられ、代表的なオーストラリア固有種に触れることができます。
オーストラリアでコアラを抱っこできる場所~西オーストラリア州パース~
日本からパースへの直行便は成田空港から出ている全日空の1便のみです。飛行時間は往路が10時間、復路は9時間半です。その他はオーストラリア国内かアジアの国で乗継が必要です。世界の美しい街にも選出された都市で、近郊のワインバレーやビーチリゾートのロットネスト島、野生動物の宝庫・ペンギン島の観光も人気です。
パースから車で約40分の場所にあります。コアラの抱っこは10am-4:00pmの営業時間内であればいつでも大丈夫です。コアラ以外の動物も飼育しており、放し飼いで敷地内を自由に移動しているので触れることもできます。
コアラグッズのお土産もお忘れなく!
オーストラリアの動物の中でもコアラとカンガルーをモチーフにしたお土産は人気です。お馴染みのぬいぐるみ、キーホルダー、Tシャツ、チョコレートを始め、商品数も多く展開しています。
ばらまき用にはセット販売しているコアラクリップや箱入りのコアラ型チョコレートです。マグネットやステッカーも小さくて数を購入する場合におすすめです。スーパーマーケットには観光地の土産物店や空港に売っていないコアラモチーフやパッケージのお菓子が置いてあるので、こちらも要チェックです。
オーストラリアでコアラと一緒に思い出を残そう!
いかがでしたでしょうか?世界でも貴重なコアラの抱っこを経験できるのはオーストラリアだけです!
事前に情報収集してコアラとの触れ合える機会を満喫して下さいね!
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