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プーケットの目的別ビーチを紹介!たくさん中でも穴場で美しい海と周辺情報も!
アンダマン海の真珠と呼ばれるプーケット島はタイ最大の島。南北に長く、ビーチはアンダマン海に面した西海岸に集中しています。プーケット島は山がいきなり海に落ちこむような険しい地形で、海に突き出た岬によって分断されたビーチは山と海が作った美しい海岸です。
この記事に登場する専門家
一人旅が得意な Travel & Rail Photowriter
Matsuzawa Nobuo
プーケットビーチの人気上位3つはパトン、カロン、カタ!
こんにちは、ノンビリ一人旅が好きな 松澤 暢夫 です。
プーケット島の西岸に並ぶ美しいビーチ、どのビーチに行っても端の方を眺めると低い山が海に向かって伸び、岬になっています。山の裾に岩壁が露出していたり、大きな岩がごろごろとしていたり、山と海が織りなす美しい光景が見られます。そんな中で特に人気度が高いビーチは南の方に集中しています。パトンビーチ、カロンビーチ、カタビーチはプーケットビーチの中で人気度上位3ビーチと言われているビーチです。
まず最初にプーケットビーチでご注意いただきたいこと
海に入ると、波打ち際から離れるにつれ思いのほかどんどん深くなっていく所が有ります。大人の背が立たないくらいの深さになるのはあっという間です。これはプーケットのビーチでは普通のことで、特にカロンビーチは注意が必要です。上の写真の奥側の人は立っている状態です、こちら側に立つ人と5メートルと離れていません。(カロンビーチ)。
もう一つ注意事項を。
地形の関係で Rip Current(リップカレント:離岸流)が発生しやすいのだそうで、海に入る時にはこのことにも注意が必要です。
ビーチにこんな看板が立っているところが有ります。離岸流が起こる状況の図解と簡単な注意が書かれています。()内は筆者注。
*離岸流には逆らわないこと(離岸流に逆らい岸に向かって泳いでもムダ)
*流れに直角に泳いで抜け出そう
*抜けられなかったらウキとか水を強く蹴ろう(強くけって離岸流の横に出ること)
*助けが必要な時は救助人を呼ぼう(これは陸にいる人の役目)
などと書かれています。
(離岸流について詳しくはこちら)。
①賑やかな所がお好きな方には【パトンビーチ】がお勧め!
プーケットビーチで最高の人気を誇るのはパトンビーチで他のビーチを大きく引き離して賑わっています。空港からバスでもタクシーでも40~50分ほどかかります。
湾の奥行きががやや深めと言う地形のせいか、他のビーチに比べ波が多少穏やかですが水の透明度はちょっと落ちるようです。日本人は他のビーチに比べ断然多いです。
ビーチはあまり長くないが、とにかく人が多い!
ビーチの長さは全体でも3キロ程度。弓型にちょっと丸みを帯びたビーチです。最高人気のビーチだけに右を向いても左を向いても人・人・人。ビーチを歩く人、海に入る人、主に南寄りの方がにぎわっているようです。
マリンスポーツも楽しめる
ビーチの北のはずれ辺りではマリンスポーツが楽しめます。パラセイリング、水上バイクなどが楽しめます。
ただこのビーチでは客が多いのでかなり待つことも覚悟しましょう。
小さなカニがいっぱい!
パトンに限った話ではありませんがプーケットビーチには小さなカニがたくさん住んでいます。
と言っても、見えるのは砂浜に明いた小さな穴だけ。カニは穴から出てきても、体がほとんど透明に近いのと非常に素早く動くのでじっくり見ることがなかなかできないくらいです。
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【パトンビーチ】の繁華街は海寄り2本の大通りの間に集中!
お店やレストランなどの多くはビーチ沿いの北方向行き一方通行の道路(ビーチロード)とちょっと山側に入っている南方向行き一方通行の道路(ソーンロイピーロード:200年通り)の間に集中しています。南方向行きの道路より更に山側に入るとお店などはかなり少なくなります。もちろんいきなり無くなるわけではありませんが、気が付くとずいぶん閑散になったと感じます。この2本の道路は一方通行になるくらいですからかなり多くの車が走っています。時には道路の半分くらいを絞って交通規制をしたりします。
信号も横断歩道も非常に少ないです。横断するときは十分な注意が必要です。バイクはどんな狭い所でも通り抜けようとします。横断している人の後ろを通った方が走りやすいのにも関わらず、歩いている人の前を通り抜けようとします。自動車に乗っている人も同じなのですが、通れないと思ったらすんなりと待ってくれます。車の動きをよく見ながら、ゆっくり且つさっさと前に出ましょう。車は停まってくれてもバイクは停まらないを常に念頭に。早い決断が勝負を分けます。コツをつかむと難無く横断できるようになります。
一番にぎわっている中心街はバングラー通り周辺
賑わいの中心はビーチロードとソーンロイピー通りをつなぐバングラ通りです。ビーチ通りを歩いていると海側に建物が無い部分と建物が連なっている部分の変わり目があります。その部分に山側に入る一方通行路が有ります。入り口には頭上に大きな看板が出ているのですぐに分かります。写真はソーンロイピー通り側の看板で電線がたくさん通っていて見苦しいですが、電線が無計画にたくさん張られるのはタイでは当たり前の光景です。ビーチロード寄りの看板はすっきりときれいです。その後看板のデザインは変わりましたがイメージは同じようなものです。
2本の大通りをつなぐ道路は他にも有るには有りますがこのバングラ通りが中心で店も観光客も一番多い所です。人だけでなく車もバイクも非常に多く、路肩が駐車場になってしまっていたり、バイクの逆走も有るので気を付けましょう。
バングラ通りには両替店、薬局、ビーチ用品、串焼き、コーヒーショップ、バー、食堂、入れ墨店、衣料品店など何でもあります。一番たくさんありそうに見えるのはバーとかクラブ、いわゆる呑み屋で、今にも飛び掛かって来そうな虎の造形が並べられていたり、本場パリのお店をコピーしたようなムーランルージュまでも有ります。食事のお店は横道にそれた部分にかなり有ります。
食事やショッピングはジャンセイロンショッピングセンターがお勧め!
バングラ通りを通り抜けたら横断歩道を渡りソーンロイピー通りを少し右に進むとジャンセイロンと言う大きなショッピングセンターが山側の道路との間に広がっています。どちら側の入口にも円筒状の建物がいくつか建っているので見つけやすいです。大手のロビンソンデパートと大手スーパーBig Cが店を構えています。高価な品やブランド品などはロビンソンで、ばらまき土産はBig Cでの購入が無難でしょう。ファストフード、寿司スタンド、和定食店なども有ります。タイ料理店も有りますが観光客向けに洋風化しているものが多いので、タイらしいタイ料理はここではなく、街の冷房の無いような雑然とした食堂がお勧めです。
②落ち着いた静かなビーチなら広々とした【カロンビーチ】がベスト!
パトンビーチから岬一つ隔てた南側はカロンビーチ。ビーチはパトンビーチより少し長いおよそ3.5キロくらいですが、円弧状にカーブしているパトンビーチに比べるとほぼまっすぐに伸びた形をしている上に人が少ないことも有り、見た目にはかなり長めに感じます。
パトンの方からやって来た道路はビーチの北の端から1キロあまり南下したあたりに有るロータリーでビーチ沿いと山麓を走る道路に分かれます。
街区はここから南に向けて開けています。ビーチもまたこのあたりから南寄りを楽しむのが普通です。
ロータリーから始まるビーチ通りが観光のメイン!
山側に向かう道路は古い感じの商店街
街区はパトンとはかなり違い、お店などが有るのは道路沿いだけで奥行きはあまり有りません。
ロータリーから山側に向かう道路は、ビーチロードより古くから拓けた道路のようで、両側に小さなお店がぎっしりと並び煩雑なイメージです。この道を歩く観光客はそれほど多くはなく、3~400メートルも進むとだんだんお店が少なくなりさびれた感じになってきます。この地域にはロシア人が多く来るようで店先にはロシア語が多く見られます。
ビーチ沿いの道路はすっきりとしたイメージの建物が並びます
ビーチ沿いの道路は海側には建物が無いので明るくオープンな感じです。1階が小ぎれいなレストランやコーヒーショップなどになっている小さなホテルが何軒か見られます。
100メートル過ぎるか過ぎないうちに大手のリゾートホテルなどが連なる地域になり、お店などは無くなりますが、更に進むと Bazar Karon(バザーカロン)と言うカロンの中心地ともいえるショッピング地域が有ります。そこにはいろいろなお店も集まり、大きなシーフードレストランが何軒も有ったりします。
この辺りのビーチにとぐろを巻いたナーガ(竜の神様)の大きな像が有り、目印になります。これを過ぎると大手リゾートホテルが並び、レストランやお店などはほとんど無くなります。
マリンスポーツなどを十分に楽しもう
眼をビーチに戻します。パトンビーチと同様北寄りのビーチではマリンスポーツを楽しむことが出来ます。内容的にはパトンビーチと変わりませんが、人が少ない分待ち時間は少なく、たっぷり楽しめるでしょう。
パラセーリングもさかんに飛んでいます。利用者は水上オートバイより多いかもしれません。
ビーチは奥行きが広くどのビーチでもそうですが、ビーチパラソルとデッキチェアが並べられて、2脚で一日200バーツ(約700円)ほどで使うことが出来ます。以前は奥行き深い砂浜にぎっしりと並べられていたのですが、ビーチ美化の規制ができたためその数はぐっと少なくなりました。
カロンの浜は好漁場?
カロンの浜では地元の人(漁師?)が魚を取っているのが良く見られます。沖に漕ぎ出すことなど無く、岸からほんの数メートル海の中に歩いて入って網を張るだけでこんなに取れるのです。釣り針を付けた糸と餌を用意すれば簡単に釣れそうに思われます。
魚は短時間でたくさん掛かります。波打ち際ギリギリの所ですから大きな魚は無く小さな魚ばかりです。獲れたのはイワシのようでした。イワシはあまり食べられていないようで、ナンプラーの原料になるのでしょう。
カロンビーチではリゾートホテルに泊まるのがお勧め!
カロンの海に入る時は注意が必要です。パトンは幾分奥まった湾の奥に有りますが、カロンはアンダマン海に直接開いています。波が大きく寄せ引きがかなり強いです。特に引く波は非常に強く、離岸流の可能性も大きめのようです。波打ち際からかなり急激に深さが増していくので気が付いたら思ったより深い所まで来ていることも可能性が高いです。海に入るのは特にお子様や泳ぎが上手でない方は避けた方が無難です。プールの無い小さなホテルより庭が広くプールの有るリゾートホテルに泊まることをお勧めします。
夕日を楽しもう
アンダマン海、すなはちインド洋に面しているプーケット島の西海岸からは、大洋を望むことが出来ます。晴れた日は夕日がとてもきれいです。特にカロンビーチは道路と砂浜の間に緑地帯が有る部分が有ります。ビーチロードから、この緑地のヤシの木越しに沈む夕日は見事です。パラセイリングを楽しむ人がうまいタイミングで前を通ってくれるとなかなかいい光景が見られます。
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山側の道路にカロン地元民の繁華街!
リゾートホテルが建ち並ぶ辺りを通り過ぎてさらに南の方に進むと山側の道路につながる唯一の道路が有ります。ビーチ添いのお店は完全に観光客目当てですが、この道路に入ると地味なお店が多くなります。地元客が多く観光客はあまりたくさんは来ないので、魚などを焼くコンロなども小さいものしか用意してありません。
300メートルほどで山側の大通りに出ます。山側の道路に入ると一帯にはお土産店などは無くなり、地元民の繁華街で「タイ」らしさを味わいたい観光客にも人気が有る一角です。この辺まで行くとビーチ沿いのお店ではあまり売っていないようなフルーツを売っていたりします。下の地図ではGrill Restaurant Karon と言うお店を中心に表示させて有りますが目的はそのお店と言うわけではなく周辺の他のお店がターゲットです。
③リゾートホテルに宿泊するのがお勧めの【カタビーチ】
カロンビーチの南隣はカタビーチ、岬を挟んでカタヤイとカタノイ(ヤイは大きい、ノイは小さいという意味)と言う二つのビーチが並んでいます。北側のカタヤイビーチは弓状にカーブしたビーチで全長はせいぜい1キロちょっと程度、一旦自動車道路に出て南下して小さな岬に続く丘を越えた南側につながるカタノイビーチは直線に近いですが全長は6~700メートルほどしかない小さなビーチです。どちらのビーチもカロンビーチと同様直接アンダマン海に対してオープンなのに、波が小さく海面は穏やかなようです。
ビーチの一番北側あたりには木造のボートがたくさん停泊していました。貨物船でも漁船でもなく、かと言って人は10人も乗れないような船で何かいろんなものが設置されています。もしかしてパラセーリングの曳き船でしょうか、誰もいなかったので確認できませんでした。
ビーチロード沿いはクラブメッドが!
ビーチ沿いに道路が有りますが山側はほぼ全長に亘りクラブメッドが占めています。ビーチ側にはお店が出せるような余地は有りません。お店は入り口に近い辺りに風に飛ばされそうなバラックが有るだけです。お店のある道路まで出るにはクラブメッドの山側まで行かなければなりません。南の端からだと100メートル余り、北の端からだと300メートル余り歩かなければならないので不便です。ホテルはその道路の山側にしかありません。お店の数も少ないです。と言うわけで、設備が整ったクラブメッドに宿泊することがお勧めです。
カタノイビーチは水がきれいでダイビングもOK!
水が一番きれいなのはダイビングもできるカタノイビーチと言われています。遠浅の部分も有るようです。このビーチもカタタニプーケットリゾートと言う大きなリゾートホテルが有りビーチはほぼプライベートビーチみたいな感じになっているイメージです。ビーチから遠い一般のホテルに宿泊するよりビーチ沿いのカタタニリゾートに宿泊するのがお勧めです。聞くところによると、賑わいはカロンよりは多いようですが、私が見た感じではカロンの方が人が多かったように思いました。
と言うわけでどこに行く?
お土産店やレストランなどがたくさん有り賑やかな所ならパトンビーチ、ゆっくりと落ち着くことが出来、食事など不便を感じない所ならカロンビーチ、お土産も食事もビーチからは遠いけれど海が穏やかでのんびりと楽しむことが出来る所が良ければカタビ-チになりそうです。いずれにしろプーケットビーチは海水浴より砂浜を楽しんだり街を楽しんだりするのに向いているように思います。空港からの交通機関について殆ど書きませんでしたが空港からカタビーチよりもっと南のラワイビーチまで行くバスが有るようです。
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