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インドネシアの生活事情!インドネシアの気候・物価・治安を在住者が解説します!
インドネシアと聞くとみなさんどんなイメージをお持ちですか?気候は灼熱で、治安はテロとか聞くけど大丈夫?と不安な印象ばかり。また生活する上で物価も気になりますよね。インドネシア在住の著者が、気候は本当に暑いのか、治安は大丈夫なのか、現地の生の声をお届けします。
この記事に登場する専門家
ジャカルタ近郊在住ブロガー
maple bozu
インドネシアの生活は快適?
インドネシアというと赤道直下の発展途上国という事で、暑くて、治安も危ない国というネガティブなイメージがつきまとってしまいます。
しかし、実際には気候は1年中一定で、物価もとても安いので実はすごしやすいのです。
治安もポイントをしっかり抑えておけば、安心して生活できます。
実際に項目別にどんな特徴があるのか、みていきたいと思います。
インドネシアの気候
インドネシアの気候は、1年を通して気温はほぼ一定です。
昼間は30℃を超えて暑いですが、朝晩は、涼しくなり意外と快適に過ごせます。
雨季と乾季の2シーズン
季節は12月から5月くらいまでが雨季、6月から11月くらいまでの乾季の2シーズンです。
雨季は、基本的には夕方位にスコールで激しい雨が降り、雷雨が伴うことも多いです。
一日中雨が降っている日もありますが、そういう日は、あまり多くありません。
雨季中は、洪水が起きてしまい、道路が機能しなくなってしまうこともあるので、注意が必要です。
乾季はほとんど雨が降らず、1ヶ月以上降らない日が続くことも珍しくありません。
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インドネシアのベストシーズン
インドネシアのベストシーズンは、乾季の6月~10月くらいまでです。
雨もほとんど降らず、湿気もないので、昼間は暑くても、日陰はそれなりに涼しいです。
また日が沈むと気温も下がってすごしやすくなります。
今では、日本の夏の方がかなり暑く感じます。
インドネシアの生活事情!物価を項目ごとに比べてみよう
気候の次は、インドネシアの物価についてみていきましょう。
東南アジアは、日本と比べて物価が安い国が多いですが、インドネシアも基本的には物価が安いです。
ただし、生活する上では、日本製品を手に入れようとしたり、日本と同じような生活を送ろうとすると、生活費は高くなります。
外食費
現地のローカルレストランは安いです。
ミーアヤムという鶏スープのラーメンやミーゴレンという焼きそば、ナシゴレン(チャーハン)は、それぞれ1杯20,000(160円)ルピア程度で食べられます。
ファーストフードだとマックのハンバーガーセットが、60,000ルピア(480円)程度なので、日本とさほど変わらず、他の物価基準を考えるとやや割高になります。
日本風ラーメンをラーメン屋さんで食べると100,000ルピア(800円)程度でこちらも日本と同じくらいで食べられます。現地の物価基準で考えると高いですが、日本と変わらない値段でラーメンが食べられると思うと、決して高くないですね。
食材費
主にスーパーで市販されている食品をリストアップしてみると以下の通りになります。
- 缶ビール20,000ルピア(160円)
- キャベツ1玉20,000ルピア(160円)
- コカ・コーラ350ml6,000ルピア(48円)
- お米(インドネシア産現地米)5㎏50,000ルピア(400円)~
- お米(インドネシア産日本米)5㎏200,000ルピア(1,600円)~
スーパーで食品を購入すると、だいたい日本とあまり変わりません。
お米は、インドネシア人が買うお米は、かなり安いですが、正直日本人の口にはあまり合いません。
日本人の口にも合うお米を選ぶと、日本でのお米販売価格よりも更に高くなってしまいます。
市場だと食材は激安!?
野菜やお肉もスーパーよりも市場にいくとビックリするくらい安く買えたりしますが、値段が表示されておらず、場合によっては、買う量により交渉になったりするので、インドネシア語を話せて、尚且つ市場での買い物に慣れてないと、難易度は高いです。
場合によっては外国人ということで高い値段にされてしまう可能性もあります。
また、衛生環境が決していいとは言えず、匂いや雰囲気には慣れが必要です。ただ、食材自体は取れたてが多く、肉類もその場で捌いていますので、鮮度はかなりいいです。
交通費
インドネシアでは、鉄道はまだまだ普及しているとは言えません。タクシーやバス、バイクタクシー、アンコッと呼ばれる乗り合いミニバスが一般的です。
タクシー
タクシーは一番安全と言われているメーター制のブルーバードタクシーで初乗り6,500ルピア(52円)と、日本と比べると破格の安さです。そんなに遠くに行かなければ50,000ルピア(400円)程度で目的地まで行けます。
また、今では配車アプリのグラブタクシーも一般的です。料金はその時によって変わってきますが、事前に料金が表示され、それ以上請求されることはありません。
一般的にはタクシーよりも安く利用できることが多いです。
バス
ジャカルタではトランスジャカルタというバス専用レーンを走る路線バスが走っています。
乗車料金はどこまで行っても一律3,500ルピア(28円)です。
但し、乗車にはe-moneyカードが必要で初めて乗る時に、カード代20,000ルピア(160円)がかかります。
バイクタクシー
自動車タクシーと同じく配車アプリが一般的です。主にグラブとゴジェックの2社が有名です。
近場なら10,000ルピア(80円)程度で利用できます。
渋滞知らずですり抜けていけて、配車数もかなりの数がありますので、大抵はどこでもすぐに捕まえられます。
生活用品
インドネシアでは、水道水は飲むことができないので、家庭ではディスペンサーを使うのが一般的です。5ガロン(19L)のボトルで20,000ルピア(160円)で買えます。ミネラルウォーターが19Lも入って、この値段ですから日本と比べるとかなり安いですね。
コンビニで買う500mlのミネラルウォーターは5,000ルピア(40円)程度で買うことができます。
トイレットペーパーは10ロールで50,000ルピア(400円)程度です。たまにbuy1get1をやっていて、1つ買うとおまけでもう一つ、つまり20ロールを50,000ルピアで買えることもあります。
インドネシアでは、雑貨や食品でよくこの、一つ買うともう一つおまけをやっています。
インドネシアで節約するには
インドネシアで節約するポイントは3つです。
- 屋台などのローカルレストランで食事する
- ovoなどの電子マネーを利用する事
- buy1get1などの特売を上手く利用する事
1.日本食レストランや日本食スーパーは高いので、ローカル向け飲食店や、市場を利用すると生活費はかなり安くなります。
2.インドネシアでは、現在電子マネーサービスが広がって、各会社で販促合戦を広げており、電子マネーを使うと20%オフなどになりお得です。
3.スーパーなどではbuy1get1を不定期に不定期のアイテムで行っておりますので、消耗品や食品はそのタイミングを狙って買い物をすると同じ値段で倍手に入れられますから。節約して買い物ができます。
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インドネシアの治安
インドネシアは度々テロ事件が起きるので、危ない国というイメージがついてしまっています。
しかし、実際には気を付けて生活すれば、あまり危険な思いをすることもなく快適にすごすことができます。
インドネシアの危険エリア
インドネシアでは現在、パプア地方のみ警戒レベル2「不要不急の渡航は止めて下さい」に設定されています。
他地域は、ジャカルタ、バリも含めレベル1「十分注意して下さい」になっています。
警察官や教会を狙ったテロがこれまでにあった為、警戒レベル1に設定されています。
テロで狙われやすい場所は、警察官詰め所や教会などが度々ターゲットにされています。
インドネシアでの日常生活で気をつけるべきこと
インドネシアは決して治安が良いとは言えず、自分の身は常に自分で守る必要があります。
ですが、そんなに身構える必要もなく、最低限気をつけていれば問題はありません。
街中で気をつけること
インドネシアでは歩道があまり整備されておらず、歩くときは注意が必要です。
車やバイクの交通マナーは決してよくないので、車道を歩くときは気をつけましょう。
また、歩きスマホなどは、注意散漫になるだけでなく、スマホそのものを狙われる原因となりますので、厳禁です。
歩道橋
スリや強盗被害で一番多いのは、歩道橋上です。
理由は、前後から挟まれると逃げ場がない為です。
トランスジャカルタに乗る際はどうしても利用しなければならないのですが、他に渡ってる人が誰もいない時などは、極力避けて、人が何人も行き来しているタイミングでなるべく利用するようにしましょう。
また、前後に不審な人物(集団)がいないか目を見張って渡りましょう。
お店で気をつけること
お店では、スリや置き引きも多発しています。
混雑したローカル系のお店も注意が必要ですが、高級ショッピングモールや日本食レストランなどもつい安心してしまいがちですが、お金持ちが集まるところ程、狙われているということも頭に入れておいて下さい。
日本食レストランなら大丈夫だろうと、カバンを置いておいたら盗まれてしまったという事は、よくある話です。
交通機関・移動中で気をつけること
交通機関でも、スリは多発しています。カバンは前に持ち、周りの状況に気をつけるようにしましょう。スマホなどに夢中になってしまうと危ないです。
タクシー乗車で気をつけること
タクシーはブルーバード以外の交渉制のタクシーは、トラブルの素になりますのでなるべく乗らない方が安全です。
ブルーバードやグラブタクシーは、比較的安全ですが、中には劣悪なドライバーもいるので気をつけた方がいいでしょう。
もし、トラブルになりそうになったら、相手に分かるようにナンバーを控える、名前を確認する等、本社にクレームを入れますという行動をあからさまに取るのがおすすめ。
そうすると、クビにされるのが一番嫌なので、態度が軟化することが多いです。
また、夜間の女性一人の乗車は危険なので、なるべく複数人で乗るようにしましょう。
夜道で気をつけること
夜道は男性、女性関わらず危険ですから止めましょう。
特に深夜帯は、インドネシア人ですら夜道は歩きません。
バイク強盗が怖いので、深夜はバイクすら乗らないという人も多いです。
クラブやバーなどで気をつけること
インドネシアのクラブなどでは、ドラッグが蔓延しています。
自分は絶対にやらないと思っても、思わぬ濡れ衣を着せられたり、どんな被害に会うか分からないので、クラブに行く際は、怪しい雰囲気の方へは絶対に近づかない方がいいです。
警察官や出入国審査も注意
インドネシアで気をつけることは、警察だからと信用してはいけないということです。
警察官や出入国審査員も言い方が悪いですが、お金のもらえるところを探している人たちがいっぱいいます。
特に外国人はお金を持っているというイメージがありますから、何もしてないのに、何かと理由をつけてお金をとろうとするケースがあります。
ただし、一番気をつけなければならないのは、何も悪い事してないからと、正義を振りかざして主張する事が一番危険です。
彼らはプライドが高い人達なので、自分の行動を批判されて侮辱されたと思うと何をするか分かりません。
日本人には抵抗がありますが、お金で解決できるなら一番安心。その位の柔軟な気持ちを持っていた方が安全だと思います。
工夫して注意をしていればインドネシア生活は快適・安全!
インドネシアの生活についてまとめましたが、治安の面から不安に思う方も多いかもしれません。ですが、最低限の事を気をつけていれば、命の危険になるようなことはほぼないので、安全に生活できます。
そこまで暑すぎない常夏の国で、物価が安く、人も穏やかで優しく、いろいろと楽しめるインドネシアで素敵な旅行、滞在をしてみてはいかがでしょうか。
筆者のブログはこちら!
ジャカルタ在住の筆者が綴ったジャカルタのお店、生活情報のブログもぜひ参考にしていください。
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