オーガズムで産み分けできるって本当!?子供の性別が変わるの!?

みなさんこんにちは。

世の中にあるさまざまな産み分け方法を試してみたい、カトレア姐さんです。

女性がオーガズムを感じるかどうかで、生まれてくる子供の性別が変わると言われています。

男児ばかりの3兄弟や、女児ばかりの3姉妹のご家庭も、結構多いですよね。

ところで私の外国人の友人の中に、7人の子持ちがいるのですが、7人とも全員女の子です。

しかも、全員お父さんが違います。

今回は、まことしやかに言われている男女産み分け方法のひとつ、女性のオーガズムの有無での産み分けについて解説していきます。

記事最後には、オーガズムについての関連記事もご紹介していますよ。

最後までぜひ楽しんで下さいね。

本題に入る前に、まずは妊娠の仕組みについてのお勉強です。

また、子供の性別を決定する、男性の精子の役割についてもおさらいしてみましょう。

保健体育の基礎編、そして学校では教えてくれない、オーガズムの時に女性の身体の中で起こる変化について解説していきます。

セックスをする年齢の方はご存知でしょうが、女性の膣内に射精された精液の中に含まれる精子が、女性の卵管から排出される卵子と出会って受精します。

その受精卵が子宮までたどり着き、子宮内膜に着床すると、妊娠が成立します。

精子の寿命は人にもよりますが、一般的に女性の膣内に射精されてから3日ほどと言われています。

反対に卵子の寿命はとても短く、排卵後おおよそ数時間から24時間以内とされています。

また、一度に射精される精子の数は多くて3億個ですが、卵子の数は通常1個。

さまざまな障害を乗り越えて、卵子のもとにたどり着ける精子の数は300個くらいしかありません。

そのうちのたったひとつの精子が卵子の中に入り込むと、卵子はバリアを張って他の精子が中に入ってこられないようにします。

受精はとてつもなく低い確率なので、妊娠が成立するまでは、まさに奇跡の物語と言えますね。

愛撫やキスなどで脳や性器周辺に刺激を感じると、女性の膣からは膣分泌液、つまり愛液が分泌されます。

愛液は膣壁から分泌される汗のようなもので、血漿が主成分です。

愛液は、性的興奮だけでなく、物理的な刺激によっても分泌されます。

男性器を挿入した時に潤滑剤の役割を果たすための防御だったり、濡れることによって精液が膣内を泳いでいくのを助けたりする役割があります。

オーガズムは気持ちが良い、と言うことは誰でも知っていますね。

女性がオーガズムを感じた時に、女性の身体ではどのような事が起こっているのでしょうか。

オーガズムはいわば、筋肉の収縮。

セックス中や自慰行為中に感じる、脳の性的興奮と膣やクリトリスの筋肉の収縮の相互作用が、女性のオーガズムの理屈と言えます。

実はオーガズムを感じる時、女性の愛液には化学変化が起こっています。

クンニなどで女性器を舐めたことがある人は知っていると思いますが、女性の膣内は細菌感染や雑菌繁殖から守るために、酸性に保たれています。

女性の膣内のpH値は、健康な女性の場合は通常3.5〜4.5です。

ほんのりと酸味を感じるくらいの値で、赤ワインやスポーツドリンクくらいです。

腟内がアルカリ性に近づき、膣内のpH値のバランスが崩れると、カンジダ膣炎や静菌性膣炎に罹りやすくなります。

pH値の中性値は7で、味を殆ど感じない純粋な水のpHが中性です。

酢やクエン酸など酸味を感じる酸性の値は2、アルカリ性の石鹸は9〜11くらいの値になります。

女性がオーガズムを感じると、通常酸性の愛液はアルカリ性に傾いていきます。

そのため愛液の味も、酸味を感じるものから、しょっぱかったり苦かったりする味に変わるのです。

また、女性の膣内はの排卵日前には酸性ですが、排卵を起こすと膣内のpH値がアルカリ性に近づく事が分かっています。

子供の性別を決定するのは、染色体です。

染色体には、X染色体とY染色体があります。

性別を決める染色体にはXとYがあり、女性の染色体はXXで男性の染色体はXYです。

卵子の持っている生殖体は、X染色体1本のみ。

男性の精子の中には、X染色体を1本持っているものと、Y染色体を1本持っているものの2種類があります。

精子と卵子が出会って受精した時に、精子の中からX染色体を持つものが受精した時、受精卵の染色体はXXになり、女児になります。

反対に、受精した時に精子の中からY染色体を持ったものと受精した場合、受精卵の染色体はXYになり、男児になるのです。

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実は精液のpHは7.2〜8程度の弱アルカリ性です。

つまり精子は、通常酸性の膣内では運動性が失われて長く生きる事ができません。

そのため、男性は性的興奮を得ると男性器のさきっぽから弱アルカリ性のカウパー腺液

を出し、女性の膣内をアルカリ性に傾けようとします。

また、女性の膣内も愛液の分泌によって、オーガズムを得るとアルカリ性に変化します。

アルカリ性の膣内で精子は愛液の助けも借り、卵子に向けて膣内を泳ぎ続けます。

しかしこの間にも約99パーセントの精子は死に絶えてしまいます。

X染色体とY染色体にはそれぞれ特徴や性質があります。

実はX染色体には、人間の生命維持のために必要な情報のほとんどが詰め込まれているのです。

1000個以上の重要な遺伝情報が乗っているX染色体は、染色体自体が大きく、比重も重くなっています。

また、Y染色体と比べると酸性の環境にも強く、寿命も長めと言われます。

女性はこのX染色体を2本持っています（XX)。

この2本の染色体に乗っている情報は、互いに相互補助をしており、一方に異常な遺伝情報が乗っていたとしてももう一方の染色体が補うため、重篤な病気が発生しにくい仕組みとなっています。

女性の寿命の長さも、X染色体が2本あることによって引き起こされると考えられています。

また、免疫に関する遺伝子もX染色体上に乗っています。

女の子の方が、強くて育てやすいと言われているのはそのためです。

一方、Y染色体に乗っている遺伝情報は約80個で、生命維持に必要な遺伝子は乗っていません。

遺伝子の組み換えなども起こらず、安定している染色体と言われていますが、それゆえに先祖の男系の遺伝をそのまま強く受けやすいとも言われます。

また、X染色体に比べて小さくて比重が軽いのも特徴です。

男性（XY)にははYとX染色体が各1本ずつしかありません。

男性により多く発生しやすい癌や筋ジストロフィーなどの病気は、そのためです。

片方の染色体に異常があったとしても、それを補うための機能が備わっていないのです。

また、男児が病気になりやすかったり、弱いと言われたりするのは同様の理由です。

そもそも、X染色体に比べて軽いY染色体のほうが、泳ぐのが早く卵子に到達しやすいと言われています。

受精の時点で、XYの受精卵とXXの受精卵の比は、1.2対1となっており、もともと受精卵の段階では男児の方が多いのです。

しかし、XYの受精卵は分裂の段階で止まってしまったり、遺伝的特徴から出生前の流産や死産も多く、出生時には男女比の差は殆どなくなってしまいます。

また、Y染色体を持つ精子のほうが膣内の酸に弱く、卵子にたどり着くまでに死滅してしまう割合も高いと言われています。

そのうえ、Y染色体を持つ精子の寿命は短いので、卵子と出会うタイミングによっては受精ができないのです。

女性がオーガズムを感じると、腟内がアルカリ性に傾向するために、男児が生まれやすいという説は本当でしょうか。

実際にどの国のどの年代を見ても、男性の方が女性に比べて平均寿命が短いのは確かです。

それどころか、出生前の受精卵の段階でもXY染色体を持つ受精卵の方が弱いと言えます。

日本では、出生の男女比は男性の方が僅かに多いのが実情です。

また、紛争地などで男性が死ぬ可能性の高い国では、男性の出生率が高くなっています。

北ヨーロッパ地区など、女性の地位や権利の高い国では、女性の出生率のほうが高くなります。

そもそも、女性がオーガズムを感じる感じないに関わらず、精液のpHはアルカリ性です。

膣内のpHを決めるのは女性のオーガズムだけではなく、精液の量や精液のpH値によっても変わると言えます。

これに準じて話をすすめると、例えば男性の外だしでの妊娠では、ほとんどの精液が膣内に射精されていません。

カウパー腺液内に含まれる、僅かな精子で妊娠した場合には、膣内が十分にアルカリ性にならないため、どちらかと言えば女児が生まれる可能性が高くなると言えるのではないでしょうか。

もっとも、膣内の環境や精液に含まれる精子の運動能力、精液の量、染色体の比率など全てにおいて個人差があります。

中には、膣内分泌液と精液の相性が悪く、強すぎる酸性と弱すぎる運動能力や、少なすぎる精子数などが原因となり、受精卵ができにくい問題などもあります。

男女の産み分けは、女性のオーガズムの問題だけではなく、さまざまの要因の総合的な作用が複雑に組み合わさっていると言うことができるでしょう。

男女の産み分けには諸説あります。

オーガズムで腟内をアルカリ性に傾かせる方法以外に、併用することで産み分け確率が高まる可能性のある方法をいくつかご紹介します。

男女の産み分けをするための、市販のゼリー薬があります。

注射器型で膣内に注入することによって、膣内のpH値をコントロールするために使用します。

ネット販売などで簡単に手に入りますが、あくまでpH値を欲しい性別に合わせてコントロールするための潤滑剤なので、産み分けの確実性は不明です。

パーコール法は、X染色体とY染色体の比重の差を考慮し、遠心分離機にかける方法です。

パーコール法は、不妊治療を行っている病院で用いられる方法になります。

精液をコロイドシリカゲル液に入れて遠心分離機にかけると、比重の重いX染色体を持つ精子のほうが底に沈んで分かれます。

底に沈んだ精子を体内に戻すことで、女の子が生まれやすくなるというわけです。

ただし100パーセントの産み分け方法ではありません。

女性の膣内のpH値は、排卵日の前と後でpH値が変わります。

そのため、排卵日を確実に知ることによって産み分けがしやすくなると言えます。

方法はまず排卵日を確実にチェック。

精子の寿命は卵子より長いので、女の子が欲しい場合には、排卵日の2日前にセックスをして、排卵で卵が出てくるタイミングで既に精子が待っている状態にしておきます。

X染色体を持つ精子はY染色体を持つ精子より寿命が長めと言われているので、卵子を待っている間にY染色体を持つ精子は死滅し、女の子が生まれやすくなるというわけです。

反対に、男の子を望む場合には、膣内がアルカリ性に傾く排卵日にセックスをし、X染色体を持つ精子よりも泳ぎの速いY染色体の運動能力を利用するというわけです。

いずれも、100パーセントを保証する確実性はありません。

オーガズムを得て男の子を授かるという産み分け方法には、医学的に説明のつく根拠自体はありましたが、確実性はないということが解りました。

どちらかと言えば、女性にオーガズムを感じさせる事に意識を集中しすぎている男性の妄想が生んだ、都市伝説的な意図を感じる結果となりましたね。

また、現実的には現代、男の子よりも女の子を欲しいと考えるカップルが増えているので、女性にオーガズムを感じさせて男の子を産んで貰おうという考えも、少々時代錯誤感が否めません。

だからと言って、女性にオーガズムを感じさせない雑なセックスやあっさりとしたセックスをしてもいい、と言う訳ではもちろんありません。

ただし、男女の産み分けに関して言えば、それぞれに異なる特徴はあれど、どちらの性別の子供がより良いというわけでもないでしょう。

どちらの性別の子供が生まれても、子供自体の持っている素晴らしや、その子なりの個性を大切にしてあげたいですね。

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