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Categoryドイツ

ドイツ在住経験者が厳選!ドイツの名物グルメ10選をご紹介!

ドイツを旅行するなら、現地の名物グルメをぜひ味わっておきたいもの。この記事では、ドイツ在住経験のあるライターが厳選した、ドイツで食べたい名物10選を紹介します。ソーセージとビールだけじゃない、ドイツグルメの魅力をお伝えしますよ!

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旅ライター

松本マユ

ドイツ在住経験のあるフリーライター。ドイツ滞在と世界15ヶ国以上を旅した経験を活かして、ワクワクする海外情報をお届けします。 旅先はヨーロッパや南の島が多め。旅行と犬とドイツビールが何よりも好き。

旅行でぜひ食べたいドイツ名物をご紹介!

こんにちは、旅ライターの松本マユです。

どこの国にも存在する名物グルメ。イタリアと言えばピッツァやパスタ、スペインと言えばパエリア……というのはすぐに思いつきますが、「ドイツ料理と聞いてもピンと来ない」という方は少なくないかもしれません。

ここではドイツ旅行でぜひ食べてほしい名物グルメ10選をご紹介します!

ドイツ名物グルメ①ヴルスト(Wurst)

ドイツのグルメと言えば、ソーセージを連想する方も多いのではないでしょうか。

ドイツ語ではソーセージのことを「ヴルスト」といいます。ヴルストの種類は実にさまざまで、ボイルして食べる「ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)」や、小ぶりなサイズの「ニュルンベルガー」、変わったものだと「ブルートヴルスト(血入りのソーセージ)」などもあるのです。

街を歩くと、「インビス」とよばれる軽食スタンドでヴルストを焼いているのを見かけるはず。インビスはその都市のマルクト(広場)の近くに集まっていることが多いので、観光のついでに気軽に味わえるでしょう。もちろんレストランでも食べられますよ!

ドイツのヴルストはプリッとした食感。一口噛むとジューシーな肉汁がじゅわっとあふれ出て、ハーブやスパイスの香りが肉の旨みを引き立ててくれます。

私はドイツに住むまでソーセージがあまり好きではありませんでしたが、ドイツでひとたびヴルストを食べて以来、「日本のものと全然違う!」と虜になりました。

おすすめ度(3段階)

★★★

ヴルストはここで食べられる!

ドイツ全土のレストラン、インビス、クリスマスマーケットなど

おすすめの食べ方

インビスの焼きヴルストはパンに挟んで出されることが多いです。ケチャップとマスタードをたっぷりかけ、ホットドッグのようにして食べるのが最高です!

ドイツ名物グルメ②シュニッツェル(Schnitzel)

ヴルストと並ぶくらい王道のドイツ名物・シュニッツェルは、「ドイツ風カツレツ」と言われることが多いです。

シュニッツェルは豚肉や鶏肉・子牛の肉にパン粉をまぶし揚げたものです。日本のカツと似ているように感じますが、違いはその薄さ。シュニッツェルは肉を叩いて薄く延ばし、平たくしてから衣を付けるのが特徴的。さらにパン粉も細かいため、日本のカツのようにザクザクした食感ではなく、カラッとした口当たりです。

シュニッツェルの皿には大量のフライドポテトが付いてくることも多く、かなりボリューミー。

種類も色々とありますが、子牛を使った「ヴィーナー・シュニッツェル(Wiener Schnitzel)」や、キノコのクリームをかけた「イェーガーシュニッツェル(Jägerschnitzel)」が定番です。

おすすめ度(3段階)

★★★

シュニッツェルはここで食べられる!

ドイツ全土のレストラン

おすすめの食べ方

付け合わせのレモンを絞って食べると、さっぱりした味になりおすすめ!

ドイツ名物グルメ③シュヴァイネハクセ(Schweinshaxe)

ミュンヘンがあるバイエルン州の名物料理、シュヴァイネハクセ。豚のすね肉を骨付きのままこんがりとローストし、ソースをかけてお皿にそのまま盛りつけた豪快なグルメです。

じっくり焼かれているので、表面は香ばしく皮はパリパリです。ジューシーな肉がほろっと崩れ、ドイツビールにもぴったり。

シンプルですが、素材の味を重視するドイツらしいグルメです。

キャベツの塩漬けである「ザワークラウト」や、じゃがいもで作った団子の「クヌーデル」などと一緒に出されることが多く、ボリュームたっぷりですよ!

おすすめ度(3段階)

★★★

シュヴァイネハクセはここで食べられる!

シュヴァイネハクセはバイエルン州の名物なので、バイエルンのレストランに行けば確実です。しかしバイエルン以外のレストランでも食べられる場合もあるので、探してみる価値はあるはず!

ドイツ名物グルメ④シュヴァイネブラーテン(Schweinebraten)

シュヴァイネブラーテンは「ドイツ風ローストポーク」と言われる名物料理。豚の塊肉をローストし、ソースをたっぷり絡めて食べるものです。

同じ豚のローストでも、先ほど紹介したシュヴァイネハクセは骨付きの肉をローストしてそのまま盛りつけますが、シュヴァイネブラーテンは切り分けて出されることが多いです。

特筆すべきはソース。特にバイエルン風シュヴァイネブラーテンのソースには、なんと黒ビールが使われています。ソースにまでビールを入れるなんて「さすがビール大国ドイツ」と驚いてしまいますが、それによってさっぱりした味わいになるのです!

おすすめ度(3段階)

★★☆

シュヴァイネブラーテンはここで食べられる!

ドイツ全土のレストラン

ドイツ名物グルメ⑤アイスバイン(Eisbein)

アイスバインはもともとベルリンの家庭料理でした。塩漬けした豚肉を骨付きのままじっくり煮込む料理で、ほろほろ崩れるほど柔らかいお肉がたまらないおいしさです。

豚の角煮のようなトロッとした食感ですが、長時間煮込むことで余分な脂が溶けるため、意外とこってりしすぎていません。日本人がイメージする角煮よりもさらにあっさりした味でしょう。

ちなみにドイツ語で「アイス」は氷、「バイン」は脚を意味します。「なぜ氷?」と思ってしまいますが、これは氷のような岩塩で塩漬けにしていることに由来するそう。

おすすめ度(3段階)

★★☆

アイスバインはここで食べられる!

ドイツ全土のレストラン

おすすめの食べ方

付け合わせのマスタードとの相性は抜群!さっぱりした味になりますよ。

ドイツ名物グルメ⑥グラーシュ(Gulasch)

ここまですべて肉料理を紹介してきましたが、さすがに肉料理ばかりでは飽きてしまいますよね。そんなときはグラーシュがおすすめ。

グラーシュはビーフシチューのような名物料理で、パプリカや玉ねぎ、牛肉などを長時間煮込んで作ります。牛肉の旨みがぎゅっと詰まったトロトロのシチューと、じっくり煮込んだ柔らかな具材はホッとする味です。

グラーシュの起源はハンガリー料理ですが、ドイツで独自の発展を遂げ、今やドイツの名物グルメとして知られるようになりました。

家庭で作られることも多く、スーパーにはグラーシュの素も売られています。

おすすめ度(3段階)

★★☆

グラーシュはここで食べられる!

ドイツ全土のレストラン。スーパーで売っているグラーシュの素はお土産にも◎

おすすめの食べ方

切り分けたパンが一緒に出されることも多いので、つけて食べると格別です!

ドイツ名物グルメ⑦カリーヴルスト(Currywurst)

「ドイツのソウルフード」と呼ばれるカリーヴルストは、こんがり焼いたヴルストにケチャップとカレー粉をたっぷりかけたもの。シンプルですが、ジューシーなヴルストにケチャップとカレー粉の濃い味が非常にマッチし、多くのドイツ人を虜にしています。

カリーヴルストのインビスはドイツのあちこちにあり、観光がてら手軽に食べることができます。安くておいしく、まさにB級グルメのような存在です。

ちなみにカリーヴルスト発祥の地はベルリン。ベルリンには有名なカリーヴルストのインビスも複数あり、行列ができるほどの人気を集めています。なんと「カリーヴルスト博物館」まであるので、気になった方はのぞいてみてくださいね!

おすすめ度(3段階)

★★★

カリーヴルストはここで食べられる!

ドイツ全土のインビス(特にベルリンが有名)、クリスマスマーケット

おすすめの食べ方

インビスにもよりますが、ヴルストは皮あり・皮なしが選べる他、「フライドポテトも付ける?」「マヨネーズも付ける?」などと聞かれることが多いです。

個人的には、ヴルストはパリッとした皮ありの方が好み。マヨネーズをのせるとさらにこってりした味になり、ジャンクさが増しますがとてもおいしいですよ。

ドイツ名物グルメ⑧ケバブサンド(Döner Kebab)

もう1つ、ドイツのB級グルメとして知られるのがケバブサンド。

ケバブサンドはこんがり焼いた肉を薄くスライスし、たっぷりの野菜やソースとともにパンに挟んで食べる名物グルメです。

ケバブの肉自体はトルコ発祥ですが、ケバブをパンに挟んだ「ケバブサンド」は、実はベルリン発祥です。そのためベルリンには行列のできる有名店も多く、市内にはおよそ1,000店ものケバブ屋があるのだとか!

日本でもケバブサンドが食べられる場所はありますが、ドイツのケバブサンドはより肉や野菜のボリュームが多く、サワークリームなどのソースがたっぷり入っています。

ケバブサンドはドイツ語で「ドゥーナーケバブ(Döner Kebab)」と発音します。ぜひ頼んでみてくださいね!

おすすめ度(3段階)

★★☆

ケバブサンドはここで食べられる!

ドイツ全土のインビス(特にベルリンが有名)、クリスマスマーケット

おすすめの食べ方

インビスでケバブサンドを注文すると、全部の具を入れるかどうかを尋ねられることが多いです。もし苦手な具材がある場合は、この段階で抜いてもらうのがおすすめ。

「辛い香辛料やソースも入れる?」と聞かれるので、辛いのが苦手な方は断りましょう。

ドイツ名物グルメ⑨シュペッツレ(Spätzle)

シュペッツレは、シュトゥットガルトなどがあるドイツ南西部のバーデン=ヴュルテンベルク州の名物料理。

「ドイツ風パスタ」と言われることもありますが、一般的なパスタとは異なり、小麦粉や卵で作った液状の生地を沸騰した湯に落として作ります。

シュペッツレは短く不揃いな形だからこそ、ソースがしっかりと絡みます。もっちりした食感でつるっと食べられるので、メインディッシュとしても付け合わせとしてもおすすめ。

私は特にチーズをかけた「ケーゼシュペッツレ(Käsespätzle)」が大好きです。

写真はクリスマスマーケットで食べたシュペッツレ。レストランだけでなく、屋台でも手軽に味わえます!

おすすめ度(3段階)

★★☆

シュペッツレはここで食べられる!

ドイツ全土のレストラン、クリスマスマーケット

ドイツ名物グルメ⑩プレッツェル(Brezel)

ドイツはパンが有名。中でもプレッツェルは、パン好きな方にぜひ食べてほしい名物です。

プレッツェルはハートのような結び目がある形が一般的。こんがり焼けた表面はカリッと、中はふんわり柔らかいのが特徴です。岩塩がまぶしてあるので、ビールのおつまみにもおすすめ。

プレッツェルにはさまざまなバリエーションがあります。一番おすすめなのは、生地の中にバターが入った「バタープレッツェル(Butterbrezel)」。一口かじるとトロリとあふれてくるバターが、こってりまろやかでパン生地ととても合います。

ちなみにドイツ語では、プレッツェルではなく「ブレーツェル」と発音しますよ!

おすすめ度(3段階)

★★☆

プレッツェルはここで食べられる!

ドイツ全土のベーカリーショップ、インビス

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B級グルメは街歩きのお供に!その他はレストランで◎

ケバブサンドやカリーヴルストはインビスで手軽に食べられるので、ランチや間食に向いています。ディナーにはシュニッツェルやアイスバインなど、レストランでドイツ名物を食べてみるのがおすすめ。

レストランで食事すると、ウェイターさんに「グーテン・アペティート(Guten Appetit!)」と言われます。これは「どうぞ召し上がれ」という意味。ぜひ「ダンケ(Danke)」と返し、ドイツの味を楽しんでくださいね。

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